フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

9月21日(木) 晴れ

2017-09-22 03:06:52 | Weblog

8時、起床。

晴天なり。一昨日、一昨昨日の台風一過の晴天とはまた違った晴天である。カラッとした秋晴れ。

トースト、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

今日の『ひよっこ』では、みね子と見習いコックのヒデ(前田秀俊)とが自他ともに認める恋人関係になった。女子会の場でみね子が「私はヒデさんが好きです」と公言するのをヒデが立ち聞きしてしまう、しかも立ち聞きしたことをみね子を含めた女子会のメンバー全員が気づいてしまうという急展開。間接的ではあるが、みね子は自分からヒデに「好きです」と告白したことになる。一般に告白は男性から女性にするものという規範がある。告白するには勇気がいるし、断られた場合もショックも大きい。もっとも最近では、女性から男性に告白するケースも珍しくなくなってきた(バレンタインデーの習慣の広まりなどがそれを推進してきた面がある)。しかし、プロポーズとなると、あいかわらず男性から女性にするものとさている。今日の『ひよっこ』でも、自分から告白できなかったヒデが、「プロポーズするときは自分からするから」とフライング気味の事実上のプロポーズをしてしまった。スピード違反気味の急展開である。なにしろ来週で番組が終わるのであるから、スピード違反もしかたないが、みね子と元彼の島谷純一郎との古風な恋が懐かしい。

ところで、なぜプロポーズは男性からするものとされているのか。男性が能動的で、女性が受動的だからという心理学的な説明はここではしない。実際、女性が受動的というのは表層的な見方で、「結婚物件」の男性にいかにプロポーズをさせるかということに女性は能動的なのである。男性は能動的であるように操られているのである。男性の能動性は単純で、女性の能動性は複雑なのだ。男性がプロポースをして、女性がそれに対して「はい」「いいえ」を言うのは、結婚という出来事が女性の人生により不連続性を与えるものだからである。結婚をして姓が変わるのは9割方女性であるという点に、結婚が人生に与える不連続性が男性より女性にとって大きいことが端的に示されている。結婚して(あるいはそれに続く出産や夫の転勤などで)女性は仕事を辞めるか続けるかの決断を迫られることが多い。配偶者の親が介護が必要な状態になったときに、介護者の役割を担うのは、男性よりも女性が圧倒的に多い。つまり結婚は女性にとってよりリスキーな出来事なのだ。だから結婚をするかどうかの最終的な決定権は、リスキーな立場にある女性の方に与えられるわけである。もしプロポースというものを男性も女性も同じようにする時代が来たら、それは本当の男女平等が実現した社会であるといえるだろう。

今日は午後から自宅でワイヤー&ビーズの講習会がある日。普段であれば、散歩に出でるところであるが、あれこれ急ぎの仕事があって、書斎を離れられない。

スマホの画面に「データ使用量が2ギガを越えました」という警告(?)メッセージが初めて表示された。私は月3ギガという比較的小さなデータ量で契約をしており(動画もほとんど見ないし、ゲームもやらない)、使用量が3分の2(2ギガ)に達したらメッセージが表示されるようにしてある。今日は21日であるから月の3分の2である。ピッタリのペースであるわけだが、ある程度の余裕はないといけないだろう。幸い以前からの持ち越し分があり、実際は残り1ギガではなく3ギガあるので、今月に関してはまったく問題ないのだが、それにしてもなぜ今月は使用量が増えたのだろう。「設定」を見てみると、使用した2ギガのうち約4割がラインで使われていることがわかった。メッセージだけではそんなになるはずがないので、これは写真の送受信の量が多いのだと考えられる。実は、ガラケーからスマホに換えた(まだ両方使っているけれど)理由の1つが写真の受信にお金がかかることにあった。スマホで撮った写真を送ってくれる人がだんだん増えて来て、ガラケーで開こうとすると「大きすぎて開けません」とか「開くと受信料が高額になる可能性があります」というメッセージが表示される。スマホに換えたことでそういう面倒くさい状況から脱することができた、やれやれと、自分でも容量の大きな写真を気軽に送信するようになったのだが、その結果が今回の警告メッセージにつながったわけである。金持ち気分でいたら、そんなに金持ちではないことがわかった。これからはこちらから送信する場合は、大きな写真はリサイズしてから送ることにしよう。あるいはスマホを3ギガで使うということにそもそも無理があるのだろうか。

3時半頃、みなさんお帰り。本日の課題はこれ。作品名「花房」(はなぶさ)。中級レベルの作品とのこと。

近所の「蒲田屋」に遅いお昼を買いに行く。おはぎ、お稲荷さん、太巻きを2個ずつ買って来て、妻と分けて食べる。

5時になったので、予約している近所の歯科医院へ。今日で今シーズンの治療は終了。

その足で、駅の方へ買物に出る。

「有隣堂」でNHKの俳句のテキストを購入。

NHK全国俳句大会の投句締め切りが迫ってきた。どこかで丸一日、句作の日が持てるといいのだが、無理だろうな。

「ビクトリア」(スポーツ用品店)に行って普段履きの靴を買う。新学期が始まる前にすることの1つが新しい靴を買うことである。改まった場所に出ていくときの靴は別だが、普段、大学に行ったり、街を歩いたりするときの靴は靴屋ではなくスポーツ用品店で売っているウォーキングシューズ(本革製)を愛用している。その方が歩きやすいからだ。普段履きの靴は同じ一、二足の靴(黒と茶)を履き続けるので、半年で踵がすり減ってくる。

帰りに「歓迎」本店の前を通ったので、焼き餃子を二人前(600円)買って帰る。 

夕食はこれと回鍋肉。

サラダ、ジャガイモとワカメの味噌汁。 

人間科学部の池岡先生から本が送られてきた。ありがとうございます。

 藤崎宏子・池岡義孝編著『現代日本の家族社会学を問うー多様化のなかの対話ー』(ミネルバ書房)

 

3時、就寝。 

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