9時、起床。
金目の煮付け、サラダ、味噌汁、ご飯の朝食。
今日は夕食を「パン日和あをや」で食べる予定なので、朝を和食にしたのである。
昼食は「マーボ屋」に食べに行く。
ランチメニューのエビ塩あんかけ焼きそばを注文。
今日はマスターではなく女の人がフロアーを担当していた。「マスターはお休みですか?」と尋ねたら、「お昼は不動産の方の仕事に行っているんです」とのこと。兼業なのか?
家に戻って、昨日、メグミさんからお土産にいただいた「TAKANO」ケーキを食べる。カリカリしたような外見だが、ソフトなチョコレートケーキで、中にバナナが入っている。
録り溜めしているドラマ『逃げるは恥だが役には立つ』の3話と4話を観る。巷ではずいぶんと人気のようである。来週が最終回(10話)なので、この週末で追いつこうかと思う。
山梨にブドウ狩りに行った帰りに丘の上から主要な登場人物がそれぞれの思いを叫ぶシーン(第3話)。
「おじいちゃーん、教えて!」
「イケメンのバカヤロー!」
「幸せになりた~い!」
「浸透力、半端な~い!」 彼の声が一番大きかった。
そういえば、これまでの人生で、私は一度もこの種の行為をしたことがないな。「叫んでみた~い!」
エンディングのダンスシーンも人気のようである。
ドラマの設定(契約結婚=偽装結婚)は非現実的で理解しがたいが(なんでそんな面倒なことをしなくてはならないのか)、このドラマの面白さは、ひとえに演出(土井裕泰)の妙と、新垣結衣の確信犯的な「かわいい演技」と、主役の二人が自身の行為を同時通訳的に自己分析しては悦に入ったり自己嫌悪に陥るという、現代人なら誰もがやっている「自己モニタリング」をデフォルメして見せているところにあるだろう。笑いと魅惑と共感の三位一体だ。
夕方から外出。
いつもであればゼミの時間だが、4年生はゼミ論提出直前、3年生はゼミ合宿直後ということで、今日はゼミはお休み。
これから放送大学の坂井先生と会う約束をしている。多摩川を越え、矢向へ向かう。
よく通る道だが、夜に来ることはあまりない。
「パン日和あをや」に到着。
ちょうどそのとき坂井先生も登場。神奈川大学での授業の後で、鹿島田駅から歩いて来られたようである。松本での夏カフェ以来だ。
こんばんは。
店内はクリスマス仕様である。
12月のドリンクであるホットレモネードで体を温める。
スープは薩摩芋と鶏肉のタイカレーを注文。坂井先生はもう一つの蓮根と鶏肉のトマトスープ。
坂井先生は講義の後でお腹がペコペコのようで、ホットレモネードを注文するときにクロワッサンも注文し、続いてサーモンとアボカドとチーズのサンドを注文されたが、私はまだいつもの夕食の時間よりだいぶ早いので、スープに合うパンを注文。
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ソーセージも。
スープのお替り。今度は蓮根と鶏肉のトマトスープ。
うん、パンとスープとソーセージという組み合わせはいいな。絵画でよく描かれる農民の食卓みたいだ。
坂井先生はグラスワインを飲んでいる。
デザート代わりにパンと蜂蜜を注文。
坂井先生はスフォリアテッレという貝を模した形のアーモンドクリームが中に入ったパンを注文。
コーヒーも一緒に。(坂井先生は紅茶)
今年は来年度の放送教材の作成でお忙しい1年だったようである。
そのうち再来年度の放送教材の話を始めて、「大久保先生、出演していただけませんか」というので、いや、いや、今日は仕事の話はやめておきましょうとお答えする。以前、私も放送大学の教員だったから、原稿の締め切りのきびしいことや、放送の収録の時間管理のきびしさ(放送授業は42分30秒±15秒の中に収めねばならないのだ)は身をもって知っている。あの現場から離れてもう20年で、すっかり時間的にルーズになっているから、うっかり戻るとえらいことになる。
奥様を交えて、途中からは会社から帰ってお店に出てこられたご主人も交えて、あれこれの話題でおしゃべりを楽しんだ。
そして気づくと閉店時間の8時を回ろうとしていた。店に来たのが5時だったから、3時間もいたことになる。卒業生と来て2時間くらいいることはしばしばだが、3時間というのは記録ではなかろうか。
楽しい時間は早く過ぎる。ごちそうさまでした。年内に少なくとももう一度うかがいます。
8時半、帰宅。
メグミさんからいただいたケーキは3個(なぜ3個だったのだろう?)。残った一つのケーキを妻と分けて食べる。 このことが予想されたので「パン日和あをや」でデザートを注文しなかったのである。
『逃げるは恥だが役には立つ』の第5話を観る。猛然と追い上げる。
1時半、就寝。