フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

10月26日(水) 晴れ

2016-10-27 10:25:43 | Weblog

10時、起床。とくに就寝が遅かったわけではないが(とはいっても午前1時半は普通の感覚では遅いかも知れない)、疲労感が強く、なかなか起きられなかった。今日も午後に11名のゼミ選考面接があると思うと、予期的に疲労感を覚える。

トースト、目玉焼き、サラダ(鶏のササミ)、紅茶の朝食。

二文の卒業生のY君から年末の「大久保ゼミ」のクラスコンパ(同窓会)へのお誘いのメールが届いていた。「大久保ゼミ」とあるが、2005年度の「社会・人間系基礎演習4」というのが正式の名称で、入学したばかりの1年生のための演習であった。当時の名簿を見ると、33名が登録していた。11年前のことだが、いま名簿にある彼らの名前を見ていると、けっこう顔が浮かんでくる。なかなか個性的というか、クセのある学生が多かったという印象がある。1年生特有の好奇心とやる気に満ちていて、いまと違って、年間を通した演習であったから学生同士も親しくなり、教師と学生のやりとりも踏み込んだものになっていたような気がする。そのことの端的な表れは、彼らが自分たちのクラスのことを「たかじゼミ」と呼んでいるらいしことである。

Y君には出席の返信をしておいた。アラサーになった彼らと会うのがいまから楽しみだ。

昼から大学へ。

研究室に行く前に本部キャンパスの小野記念会堂へ行って、教員組合の総会の受付で署名をする。

ゼミ選考面接を3限に3名、4限に3名、5限に5名行う。

面接の合間を見て昼食用に蒲田駅で買ってきた赤飯弁当(崎陽軒)を食べる。

シューマイ弁当よりシューマイは2個減るが、それ以上に赤飯の魅力は大きい。食べる直前に振りかけるためのごま塩がちゃんと付いている。

7時前に大学を出る。

蒲田に着いて、「有隣堂」で『ジブン手帳公式ガイドブック2017』(実務教育出版)を購入。ついでに隣の文具店に置いてあったジブン手帳のパンフレットをもらってくる。

現在の自分の手帖システムで満足しているので、ジブン手帳そのものを購入するつもりはないが、新興の人気の手帖のようなので(そうでなければガイドブックまで出版されないだろう)、どんなものか見てみたかったのである。ずいぶんとフォーマット(書き方の指示)がかっちりしているなというのが印象である。製作者の自信が感じられる。「とにかくだまされたと思ってやってみてください。そうすれば有効性がわかるはず」ということだろう。「夢」や「計画」を書くページがたくさんある。「人生でやりたい100のリスト」、「人生の夢」、「今年の夢」、「理想の一週間」、「人生設計」、「座右の銘」、「お気に入りの言葉」、「お金の計画」・・・などなど。互いに重複してくる部分がありそうな気がするが、そういうことは気にしないでいいのだろう。「可視化したものは実現率が高まる」という理論が背景にあることは間違いない。

私が制作スタッフなら、ついでに「失敗したことリスト」も加えたらという提案をするだろう。夢を語らせるのは近代社会の圧力だが、将来の「成功」を夢見るだけでなく、過去を振り返って、「失敗」に学ぶことも必要だろう。人間の性格はそうそう変わらないから、われわれは同じような「失敗」を繰り返すものである。そのことに自覚的になることは、反対の側面から「成功」の可能性を高める作用があるだろう。

8時、帰宅。

夕食はピーマンの肉詰め。

 

松本のギャラリーカフェ「ガルガ」から11月の展示会のお知らせが届いていた。

11月4日から3泊4日の信州旅行に出かける(茅野、松本、長野で各1泊)。もちろん「ガルガ」にも顔を出すつもりである。

3時、就寝。