フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

6月22日(月) 晴れ

2015-06-23 16:58:02 | Weblog

7時半、起床。

トースト、カレー、サラダ(トマト、ベビーリーフ、レタス)、紅茶の朝食。

昼前に家を出て、大学へ。今日は月曜日で授業はないのだが、先週に予定していたゼミ論指導が学生の就活の関係で今日に延期されたのである。

昼食は中華料理店「奈津」で。

ランチメニューの中から肉野菜炒め定食を注文。ご飯は少なめにしてもらった。

肉野菜炒めは中華の定食の定番といってよい。栄養のバランスがいい上に、旨いのだから言うことはない。最後の方で、残っている肉野菜を汁と一緒にご飯にかけて食べるのがなんとも旨いのである。

キャンパスのスロープを上りながら「あっ!」と思った。以前(工事前)はスロープを上りきったところの校舎の壁に時計が掛かっていたが、工事後はそれがなくなっていることに気がついた。さらにいえば、中庭から事務所へ抜けるところの校舎の壁にも時計が掛かっていたが、これもなくなっている。教室には元より時計がないから、これで事務所や図書館や学食などのスペースを除いて、校舎から時計が全部撤去されたことになる。これは「時間に追われる生活からの解放」をめざしているわけではなくて、たぶん、複数の時計を一元的に(同じ時刻になるように)管理することが面倒だからではないだろうか。

3限にS君とTさんのゼミ論指導を行う。S君がもってきた麩饅頭をTさんがもってきた紅茶でいただく。二人とも麩饅頭を食べるのは初めてとのこと。夏に食べるひんやりとした和菓子である。美味しいでしょ。

麩饅頭は上品な甘さだったが、ゼミ論指導は辛口で行った。参考文献を数冊読んだ程度で、すんなり結論(問いの解)にたどり着けるようなテーマはゼミ論には不向きである。もっとああでもないこうでもないと苦しんで書かなくてはいけない。そういうプロセスを省略してはいけない。

予定していた時間を30分ほどオーバーしてゼミ論指導を終える。

大学を出て、「SKIPA」に顔を出す。前回来たのが5月17日の句会のときだから、一ヶ月ぶり(以上)である。アイスチャイとパウンドケーキを注文する。

「SKIPA」の常連客であるフリーライターのAさんとおしゃべりをした。

帰りに有隣堂でNHKの俳句講座のテキスト(7月号)を購入。 

夏の句というとまっさきに思い浮かべるのが、次の句である。

  夏の河赤き鉄鎖のはし浸る  山口誓子

鈍い色をした水面にギラギラとした夏の日差しを感じる。都市の、周辺の、無機質な夏の風景である。

次回の句会は7月12日。兼題は「時」である。まだ何も考えていないが、そろそろ意識の片隅に俳句のことが浮上してきている。

6時半、帰宅。

夕食は焼き魚(銀むつの粕漬け)。右上の皿は枝豆を春巻きの皮で巻いて揚げたもの。ビールが飲みたくなる(飲めないけど)。

デザートは小玉スイカ。

夏至の一日があっけなく終わった。