ニヒル牛 石川あるの紹介日誌

『ニヒル牛』の店番石川あるの、作品紹介を中心にした日誌です。レンタルボックスと言われる事も多い昨今です。

「哀愁のホルモン鉄道」

2017年07月30日 | Weblog
富山の鬼才シンガー大谷氏と、ニヒル牛のプロデューサーでもある石川浩司。
おっさん二人のユニット『ホルモン鉄道』4枚目のCDです。
最初のアルバムが96年だから、20年で4枚か。
アヴァンギャルド、これはフォークかパンクかと言われていた二人も、もう50代後半。
今までずっと黄色だったCDジャケットも初めて青に変わりました。
多分、青になったら哀愁っぽさが出ると思ったんじゃないかな。
そういう所、あるんだよね。
今回のアルバムは、きちがいのまんま、死が紛れ込んでいます。
「風の便りも消えたけど」と歌いきってしまう『大晦日』
「死んだほうがましだと思った 産まれてよかったね」と身も蓋もなく歌う『ラザニア』
だけど結局、自由でくだらなくてバカでおっさんのホルモン鉄道は、幸せな景色にしか見えない。
そのまま、のたれ死んでもそのまま、意地みたいにそのままでいて欲しい。
哀愁なんて、味付け程度で充分だ。
しかし。
成人式の日に20歳で出会った二人は、30年後も自分たちが一緒にお尻出しているなんて思っていたのですかね。
ぜひ、この次の20年後にも尻を出していて欲しいもんです。


20年前。

今。なかよし。

余談。
昨日から個展が始まったしまざきみくさん。
ホルモン鉄道の『キチガイスラッガー』を聞きながら、自分を奮い立たせていたんですって。

こちらはMV。
オシャレな太陽
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