意味ありげな顔をしないっ

9年も店をやっていますと、以前から通ってくれている若い常連さんは、成長していきます。
私やおかやんの9年と、中学生だった男の子の9年は、もう全然、意味が違うから。
まあひらたく言えば、いつも兄弟で来ていた少年が、彼女を連れて来た訳ですね。
もう青年なのね。
そうなると、私の中の大阪のおばちゃんが出て来ようと大変です。
「可愛い子じゃないの!!」
「大きくなって」
「ほら、この甘栗でも二人で食べな」
いや、もちろん、言わないです!
言わないですけどね。
青年も、一度真っ先に私の前に来て、ちょっと照れくさそうに、だけどまっすぐこっちを見てくる訳ですよ・・。
（う、うん。そうな。）
意味ありげな顔をしない様にがんばりました。

・・・・若い子達に幸あれ!!って、どんな店番日誌だよ。

『ほっといてあげなよ』と言っているのは荒木伸子さんのタコさんコサージュ・・え、コサージュ?