la mia dolce vita

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「神の雫/今日から使えるワイン講座」

2009-06-19 16:55:47 | vino (わいん)

先週末、戸田文化会館で開かれた
「神の雫 今日から使えるワイン講座」へ。
とだわらび青年会議所が主催のこの講座、
場所がちょっと遠くてどうしようかと思ったのだけれど、
講師がDRC斉藤と日本リカー本間氏(本間チョースケ)で
お土産にリーデルグラス&「神の雫」1&2巻が
いただける、というおいしい企画にひかれて
申込みをすることにした。

「モーニング」で告知をしたこともあって、
講座の数日前には満席御礼となっており、
やはり「神の雫」効果はまだまだ衰えていないようである。

当日、戸田駅への電車の乗り継ぎがよくわからずに
途中の駅で待たされたり、
駅から会場まで、けっこうな時間を歩いたりと
予想通り(?)かなり大変な思いをしてようやく会場へ。

講座は会館の中の宴会場を使うため、
中に入ると、丸テーブルに7-8人座れる席が配置され、
部屋の前方には2人分の講師壇がどんと置かれていて、
どことなく結婚式の披露宴の雰囲気。

参加者も、青年会議所の関係者が多いようで、
あちこちで挨拶をしている姿をみていると
同窓会に出席したような気分に。

そんな、何となくなごやかな中で始まったワイン講座。
オードブルやパンなども出てきて、お腹を満たしながら、
斉藤氏と本間氏の説明とともに、今日のワインを味わっていく。


今回のワインは次の6種類

テタンジェ/ノクターン

ルイ・ジャド/
シャブリ・セリエ・ド・ラ・サブリエール2007

ドメーヌ・マビー/リラック・ブラン2007

プピーユ/レゾー・ド・プピーユ

ピオ・チェーザレ/バローロ2001

ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スール/
エシェゾー2006


テタンジェのノクターンや、プピーユのロゼである
レゾー・ド・プピーユは以前から注目していたので
やはりこういうセレクションか、と納得。

普段は食後酒に飲んでいる甘口のノクターンを
今日ははじめに飲んでみたけれど、これはこれで
優しい味わいでスターターとしても十分においしい。

レゾー・ド・プピーユは、ロゼだけれど
あまりロゼらしくない、やはりプピーユの特徴が
良く出ている、ロゼにしては味わい深いワイン。

そしてルイ・ジャドのシャブリは、本間氏によると
「神の雫」効果で売れに売れて、ついには
空輸までして取り寄せることになってしまったと
いう話題の1本。やはりキリリとした味わいが印象的。

そして斉藤氏のオススメ、ドメーヌ・マビーの
リラック・ブランは、グルナッシュ・ブランを
はじめいくつかのぶどうがブレンドされた
南仏らしい、まろやかで口当たりの良い
これからの季節に良さそうな白。

そして今回の目玉であるピオ・チェーザレのバローロと
ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スールのエシェゾー。

バローロは、もう少し強い味わいを予想していたけれど、
若いヴィンテージということもあってか、
果実味とエレガントな香りが心地よく、
どんどん飲めてしまう軽快な1本。
熟成したバローロも良いけれど、
こんな若々しいバローロも夏には良いかも。

そして最後に回ってきたグロのエシェゾー。
参加した人も一番期待していたこのワイン、
2006は夏が暑かったので、濃くてしっかりした
ワインに仕上がっているとのことで飲んでみると、
やはりアルコールと果実味がたっぷりの
ボリューム感のあるワインで、
スパイスやミントなどの香りも感じられる
パフォーマンスの高い1本。
デイリーにするには少し高いけれど、
ちょっといいワインを飲みたい時には、
ぜひ選んでみたいワインである。

全体的に和やかな雰囲気の中、
参加者が講師に握手を求めたり、写真を撮ったりと、
何となくファンの集いのような雰囲気に・・・。

でも、よくワインセミナーにあるような
何となくフォーマルな感じではなく、
笑いながら話を聞いて、おいしいワインを
たくさん飲むことのできた、
「コストパフォーマンスの良い」セミナーであった。

講師のお2人と、主催のとだわらび青年会議所の方に
ぜひお礼を申し上げたい。