la mia dolce vita

おべんきょう・ワイン・パン・お菓子・旅・・・などなど

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

チーズ検定のご案内

2012-10-17 17:36:48 | formaggio (ちーず)

ちょっと遅ればせながらのご案内。

今回のチーズ検定(C.P.A.チーズ検定「コムラード・オブ・チーズ」)は、開催日が10月27日(金)-29日(月)の3日間で、申込は明日10月18日(木)が締め切り。

ただ、チーズ検定公式ホームページからの申込も受け付けているので、ご興味のある方は下記のWebで詳細をお読みいただいた上で、ご自身の情報を入力していただき、後ほど受験料を振り込んでいただければ申込は完了。

当日の流れとしては、協会に認定されたチーズ検定講師が、検定用のテキストの内容を説明し、そのあと受講者の方に検定にのぞんでいただくので、今覚えたことをすぐに検定でチェックする、というようにご理解いただければと思う。

チーズの世界とその楽しさを皆様にお伝えするこのチーズ検定。

私はじめ講師も、日々勉強して検定にのぞみたいと思っているので、皆様にもぜひ挑戦してみていただきたい。


チーズ検定公式ページ
http://www.cheesekentei.com/index.html

申込入力フォームはこちら
http://www.cheesekentei.com/application/pgdmailform.cgi

この記事をはてなブックマークに追加

コムラードオブチーズ・大収穫祭

2012-09-25 18:05:53 | formaggio (ちーず)

週末はチーズプロフェッショナル協会のイベントがあり、他のチーズ検定講師やチーズプロフェッショナルの仲間達と手伝いに。

このイベント、立ち上げ段階からこのメンバーで企画し、運営から当日の設営まで自分達でやった、正に手作りのチーズイベント。

おかげで、あいにくの大荒れの天気にもかかわらず、多くの方が会場に足を運んでくださり、ワインや日本酒を片手に、たくさんのチーズやアレンジ料理を堪能していただき、主催者としても嬉しい限り。

画像の「チーズタワー」も、野菜やどんぐりなどあちこちからかき集めてできたもの。

来月もチーズのイベントがあり、それが終わるといよいよチーズ検定なので、これからしばらくチーズに注力する日々になりそう。

この記事をはてなブックマークに追加

神戸で見つけたチーズショップ

2012-01-03 21:25:44 | formaggio (ちーず)

トアロード近辺を探していて行き当たったチーズ・生ハム専門店「カーサ・ディ・アレクリア」。

ヨーロッパ直輸入というチーズや生ハムを販売しているだけでなく、店内でワインなどといただくこともできて楽しいショップ。

この日購入したのは、イタリア・オッチェッリ社のチーズセット。

トリュフ入り、ウイスキー漬け、ペッパー入り、バローロの絞りかすで熟成させたチーズなどバラエティー豊かでお洒落なチーズたち。

ワインと一緒に少しずつ味わうのに最適。

この記事をはてなブックマークに追加

「チーズで夏祭り」 ~暑い夏をチーズで乗り切れ!~

2011-07-05 17:02:07 | formaggio (ちーず)

春に行われたチーズプロフェッショナル協会主催のチャリティーチーズ会に続いて、第2弾「チーズで夏祭り」が8月に行われることになった。

今回もさまざまなチーズ&チーズ料理が食べ放題で、収益のすべては日本赤十字社に寄付されるので、興味のある方はぜひご参加を!

日時: 8月20日(土)17:00-19:00

場所: チーズプロフェッショナル協会本部

参加費: 一般4500円 / CPA会員およびコムラード・オブ・チーズ認定者、会員同伴の一般3500円

定員: 70名(先着順)

詳しくはチーズプロフェッショナル協会のWebサイトでご確認を。


http://www.cheese-professional.com/index2.html

この記事をはてなブックマークに追加

アイルランドセミナー

2011-04-24 11:45:23 | formaggio (ちーず)

チーズプロフェッショナル協会で行われた「アイルランドセミナー」へ。

本当は3月11日に行われるはずだったのが、あの地震の影響で延期となり、このほどようやく開催されたとのこと。

はじめに「フロマー爺」こと坂本氏からアイルランドについてのミニレクチャーがあり、それに続いてギネスビールとアイルランド&その他のチーズ、および料理をいただく。

アイルランド特有のチーズといえば、黒ビールを練り込んだアイリッシュ・ポーター。チェダリングを行うため、色が大理石状に混じり合いインパクトのある外観になっている。他にもセージを練り込んだ緑色のマーブルもあるそうで、こちらも今度試してみたい。

その他に美味しかったのは、ウイスキーを練り込んだイギリスのチーズ。ウイスキー自体はほとんど飲めないのだけれと、このチーズはウイスキーがほんのりと香る感じでうま味成分とあいまってなかなかいけるお味。

そして料理も、理事の方々が腕をふるったシェパード・パイやシチューなど盛りだくさん。

アイルランドもイギリスも、今まで料理やチーズを食べてみることはほとんどなかったけれど、予想外に?美味しいものも多かったので、また自分でも挑戦してみたいと思う。

この記事をはてなブックマークに追加

CPA主催「チャリティーチーズ会」開催

2011-04-18 23:06:19 | formaggio (ちーず)

日曜日は東北太平洋沖大震災チャリティーイベント「チャリティーチーズ会」が行われた。

参加費および当日のワイン&チーズの売り上げは義援金にするということで、チーズプロフェッショナル協会(CPA)の理事に加えてチーズ検定の講師もボランティアでイベントの運営に参加。

チーズを使ったケークサレなどのフィンガーフードを作って持ち寄り、当日は会場でチーズプラトーを作ってサーブしたり、チーズを使った料理の調理を手伝ったりと、できるだけ楽しいイベントになるようにと汗を流した。

お蔭様でイベントは大盛況。100人近くの参加者を迎え、協賛いただいたさまざまなチーズや料理、ワインを楽しんでいただくことができた。

正直、前日のケーキ作り、当日の会場運営と2日続いてクタクタになったけれど、参加者もお腹いっぱいにチーズを食べ、ワインを飲んでいただいたようだし、義援金も予想以上に集まったということで、疲れも少しは和らぐ気分。

これからもCPAでは継続的にさまざまなイベントを通じて支援を続けていくということなので、出来る限りお手伝いに参加していこうと思っている。

この記事をはてなブックマークに追加

パルミジャーノ・レッジャーノのカッティング

2011-04-05 18:06:43 | formaggio (ちーず)

イタリアの食材を扱っている「PIATTI」の岡田氏が販売会を兼ねて時々行うパルミジャーノ・レッジャーノ・チーズのカッティング・イベント。

今回も40kgを越えるパルミジャーノをまるごと1個持ってきて、観客の前でチーズの「解体ショー」を行った。

使うのは画像にあるようなさまざまな形のくさび。これでチーズの外側から徐々に切り目を入れていき、最後は手で割るという伝統的な手法でチーズをカットしていく。

こうやって昔ながらの道具を使って少しずつ小さな塊にしていく方がチーズに負担がかからず、チーズの味わいや状態も良いままで保てるとのこと。

切ったものはすぐに真空パックをして、これで2ヶ月ほど保存出来るけれど、ちょっとその場でつまんだフレッシュなカッティングしたばかりのパルミジャーノも、ナッツや栗などの香りが感じられて味わいもとてもリッチ。かけらをそのまま食べるか、バルサミコなどをちょっとかけても美味しい。

日本で売られているものは小さくスライスされたものが多いけれど、もし少し大きめのものを見つけたら、ぜひパルミジャーノ専用のアーモンドナイフやフォークなどを使って、切るのではなく砕いて食べてほしいという岡田氏。他にも美味しいシチリアの食材などをたくさん扱っているので、機会があればPIATTIのWebもチェックしていただけると嬉しい。

この記事をはてなブックマークに追加

チャリティーチーズ会のお知らせ

2011-04-02 03:02:35 | formaggio (ちーず)

チーズの世界でも何か出来ることを、と今回チーズプロフェッショナル協会がチャリティーチーズの会を企画したのでそのご案内を。元々はチーズコムラード向けの告知となっているけれど、ご興味があればどなたでも是非!。

ちなみに私は料理担当でスタッフとして参加の予定。

====================

CPAチャリティーチーズ会
「集まれ!コムラード」
日時:4月17日(日) 13:00~16:00(最終入場15:30)

場所:日本ソムリエ協会ビル 3Fセミナールーム(東京都千代田区神田東松下町17-3/JR・地下鉄「神田駅」徒歩8分)
内容:国内外から20種類以上のチーズが食べ放題(立食スタイル)
定員:60名先着順
参加費:3,000円(チーズ食べ放題・ワンドリンクつき)

※収益金は日本赤十字社を通じて、被災者への義援金とします。

申し込み方法:
1)必要事項を記入し、FAXかメールで申し込んでください。
FAXの場合 →  FAX 03-5577-5738
メールの場合 →  メールアドレス info@cheesekentei.com

必要事項
・お名前(フリガナ)
・CPA会員番号(コムラード・オブ・チーズの方はCKではじまる認定番号、それ以外の方は一般とお書きください)
・TEL
・FAX(FAXでお申込みの方)
・同伴者のお名前(フリガナ)

2)人数分の参加費をお振込みください。
振込先:
三菱東京UFJ銀行
室町(ムロマチ)支店
普通 4638870
チーズプロフェッショナル協会
※振込手数料はご負担願います。

*振込み完了時点で、参加登録とします。
*4月12日(火)までにお振込みをお願いします。

主催・お問い合わせ先
チーズプロフェッショナル協会(CPA)
〒101-0042 東京都千代田区神田東松下町17-3
TEL:03-5577-5737
FAX:03-5577-5738

この記事をはてなブックマークに追加

Fromages de France テイスティングセミナー

2011-03-10 17:52:33 | formaggio (ちーず)

フランス産フロマージュ(チーズ)テイスティングセミナーのご案内をいただく。

ちょうどチーズ検定も終わり、更にチーズへの造詣を深めたいと思っていたところだったので、良い機会と思って参加することにした。

フランスの酪農経済業種間センターが主催し、フランス大使館のセミナールームで行われたこのセミナー。

今回はパリからフロマジュリー(チーズ専門店)のオーナー兼熟成士のヴィルジニー・ブラレアさんをゲストに迎え、フロマジュリーの役割や最近のチーズ消費の傾向などについてプレゼンテーションを行い、そのあとチーズのテイスティングとワイン(&日本酒)とのマリアージュ、そしてチーズを使った料理のテイスティング、チーズ・プラトーの展示紹介と盛りだくさんのプログラム。

まずヴィルジニーさんのプレゼンテーションでは、フロマジュリーとしてチーズ生産者との独自のネットワークを持ち、自らがその農家やチーズ造りの様子を見て回り、常に状態の良いチーズを造ってもらっていること、自分の店に熟成室を持ち、熟成の状態を見ながらさまざまな熟成段階のチーズを提供していること、そしてテイスティングバーも備えて訪れる客にワインとのマリアージュを楽しんでもらったり、チーズの熟成の様子を見てもらったり、と昔とは違ってかなり幅広い分野に挑戦しながらフロマジュリーを経営していることを教えてもらう。

また最近のチーズ消費の傾向としては、本格志向と健康志向、そしてチーズ・プラトーにしても従来の一般的なものだけではなく、アペリティフだけに合わせるもの、子供向け、BBQパーティーなどカジュアルな場所用など、用途に合わせてチーズの飾り方や選ぶチーズの種類を変えるなどたくさんのアイデアをいただく。

プレゼンテーションが終わるとチーズのテイスティングとマリアージュ。

アイテムはコンテ18ヶ月とジュラ地方の白ワインでブラン・サヴァニャン、ミモレットヴィエイユ(24ヶ月熟成)とシャンパンブリュット&大吟醸、フルムダンベールとホワイトポルトの3種類。チーズはどれも穏やかで、でもコクのあり深い味わいが楽しめる良い状態のもの。

マリアージュは、コンテとサヴァニャンは山の地方のチーズと地元のワインを楽しむイメージ、ミモレットとシャンパンブリュットは、ほっくりしたコンテとしっかりしたシャンパーニュのまったりした雰囲気、コンテと大吟醸とは少し甘さが感じられる春のお花見風、フルムダンベールとポルトはどっしりと厚みのあって食後に楽しみたいようなマリアージュ。どれもそれぞれ面白い組み合わせで、ぜひまたどこかで再現してみたいと思う。

そしてチーズを使った料理は「クリニカ・ガストロノミカ・エスペリア」の森シェフ考案の2種類のオードブル。白ワインには魚に包まれたカマンベールで春の装いに、ブルゴーニュの赤ワインにはエスカルゴとエポワスをボールにして揚げたものを合わせる。どちらもホームパーティーのアペリティフにぴったりの軽い食感で、ぜひ今の季節にいただきたい春の味わい。

他に桜をあしらった春らしいチーズ・プラトーを見せていただいたり、チーズ業界のさまざまな方々と話をしたりととても有意義に過ごすことができた。

これからもまた機会を見つけて、チーズの新しい動向を学んだり、チーズの新たな可能性を模索したりなどしていきたい。

この記事をはてなブックマークに追加

花びらのようなチーズを

2011-03-05 20:21:13 | formaggio (ちーず)

今回もチーズの話を。

先日の「さくら」と一緒に買ったのが、主にフランスのジュラ地方で造られる圧搾タイプのチーズ「テット・ド・モワンヌ」。

名前はフランス語で「修道士の頭」を意味している。

直径10~15cmの円柱型に造られるこの硬質チーズは、ジロールという専用のかんなにかけ、薄く花びらのように削り落とす。

さすがにホールでは買えないので、画像のように削って容器を入れたものを見つけたら、ぜひ買って味をみていただきたい。

こんなに薄くひらひらしていながら、口に入れるとミルクの香りと味わいが一杯に広がり、少しコクのある白ワインやシャンパーニュなどと合わせると、なかなかリッチなマリアージュに。

花の咲くのはこれからだけど、 白い花のイメージで一足先に楽しんでみるのも良いかも。

この記事をはてなブックマークに追加

北海道新得町・共働学舎のチーズ「さくら」

2011-03-01 17:08:32 | formaggio (ちーず)

チーズ検定も近いので、今週は少しチーズの話を。

先日、チーズ売り場で偶然見つけたのが、この季節限定のチーズ「さくら」。

熟成した白カビチーズに見えるけれど、実は表皮の白はカビではなく酵母。

熟成も2週間ぐらいと短いので、フレッシュな味わいとほろほろと崩れるような組織が特徴。

桜の葉を巻いてあるので、桜餅のような香りとしょっぱさ、チーズの酸味が合わさって

とてもデリケートで「日本的」な味わい。

山のチーズオリンピックでも数々の賞を獲得し、洞爺湖サミットでは各国首脳の集まる晩餐会に供されたというこのチーズ。

今はまだ若い雰囲気だけれど、冷蔵庫に入れておいても少しずつ熟成するということなので、時間をかけてどのように変わっていくかも楽しめそうで楽しみ。

販売数も限られていて期間も5月までなので、お花見など春のイベントにでも持っていってロゼや泡などと一緒に味わってみたい。

この記事をはてなブックマークに追加

コムラード・オブ・チーズ

2011-01-21 01:08:51 | formaggio (ちーず)
チーズプロフェッショナル協会が主催するCPAチーズ検定「コムラード・オブ・チーズ」。

これまでは、チーズプロフェッショナルという、かなり難関の試験に合格しなければならない資格のみだったので、チーズ初心者やチーズ好きの方にもっと楽しんでいただきたいと、チーズプロフェッショナル協会が数年前につくった新しい資格。

次の日程は3月5日(土)および3月6日〈日)で全国の会場で講習と試験が行われる。

かくいう私も認定講師の一人として参加することになっているので、ぜひ「コムラード・オブ・チーズ」のHPで応募要項のご確認を。

たくさんのご参加をお待ちしています。

この記事をはてなブックマークに追加

ワインとチーズの相性研究セミナー(青カビチーズ)

2010-11-24 17:18:58 | formaggio (ちーず)

チーズプロフェッショナル協会のセミナーで青カビチーズとワインのマリアージュを学ぶ。

テイスティングした青カビチーズは5種類。どれも良い状態のものでそれぞれの味わいがよく出ている。

まず左上がゴルゴンゾーラ・ドルチェ。こちらはとても柔らかいため、バゲットに載せてサーブしていただく。食感は口どけが良くてなめらか。おだやかな味わいでミルキーさが際立つ。

右上がジュラ地方で造られるブルー・ド・ジェックス。断面に細かいパセリ状の青カビがあり、弾力性がありむっちりした組織。味わいは少しワラや干し草のような山のチーズの香りが感じられ、ほろほろっと口の中でくずれる心地の良い食感。

その次の少し茶色味を帯びた青カビチーズがイギリスのブルー・スティルトン。熟成の感じられるねっとりした組織。バターのような香りと余韻の長い、コクのある濃厚な味わいがあとを引く。

左下がスペインのケソ・デ・バルデオン。カエデの葉で巻いて熟成させるため、その風味と色合いがチーズに残っている。こちらもねっとりした組織でしっかりとパセリ状に青カビが入り、塩味とわずかな酸味が感じられる複雑で濃厚な味わい。

そして左がフランス最古の青カビチーズともいわれるロックフォール。羊乳を使っているため表面が白く、大きめの穴にしっかりと青カビが入っている。口に入れるとふんわりと柔らかい舌触りで、高めの脂肪分による口どけの良さも感じられる。

この5種類の青カビチーズに合わせたのが、カリフォルニアの白、チリの赤、そしてボルドーの甘口白ワイン。

カリフォルニアの白はケンダル・ジャクソン・シャルドネ・ヴィントナーズ・リザーヴ。オバマ大統領がお気に入りということで有名になっているシャルドネ100%のワインで、MLF(マロラクティック発酵)によるバターのような香りと樽熟成によるナッツやオークの香りが強く感じられる。

チリの赤はカリテラ・トリビュート・カベルネ・ソーヴィニヨン。チリ有数のワイナリー、ヴィーニャ・エラスリスが、カベルネ・ソーヴィニヨン89%にカルメネール、シラー、プティ・ヴェルドーなどを加えて造ったワイン。黒い果実の香り以外にも、ローストやバニラ、黒こしょうや甘草などさまざまな香りが加わり、それでいて決して濃厚ではなくさらりとした飲み口が心地よい赤で、重口のみではなく軽いマリアージュも楽しむことができそう。

甘口はボルドーのサント・クロワ・デュ・モン地区で作られるシャトー・グラン・ペイローのもの。貴腐ぶどうとなるセミヨン80%にソーヴィニヨン・ブラン20%を加えることにより、酸味と甘い香りプラス味わいのバランスがうまく取れるように造られている。シナモンやムスク、ハチミツの甘い香りが魅力的で味わいの余韻も長く、ソーテルヌにもひけを取らないボルドーの上質な甘口白ワイン。


この5種類の青カビチーズと3種類のワインを合わせたマリアージュで特に美味しかったのは次の2つの組み合わせ。

何といっても一番ぴったりくるのがロックフォールと甘口白(シャトー・グラン・ペイロー)。ふくよかなチーズの味わいが甘口ワインとの組み合わせで更に濃厚さと複雑さを持って口の中に広がる最高のマリアージュ。

それと少し以外ながらもなかなか美味しかったのが、ブルー・スティルトンとカリフォルニアの白(ケンデル・ジャクソン・シャルドネ・ヴィントナーズ・リザーヴ)。どちらも少しナッティーな味わいがあり、少しシャープながらも力強い組み合わせが心地よい味わいになる。

以上、少し久しぶりのマリアージュクラスで少し感覚を取り戻すのに時間がかかったけれど、最後にはとても楽しくマリアージュを楽しむことができて、セミナーを企画していただいたチーズプロフェッショナル協会に感謝!今月末には事務所もソムリエ協会と同じビルに移転するそうなので、これからもワインとの組み合わせを研究し楽しむセミナーをたくさん行っていただきたいと切に思うところである。

この記事をはてなブックマークに追加

コンテチーズセミナー

2010-10-19 17:28:01 | formaggio (ちーず)

先週末はコンテチーズのセミナーへ。

フランスのAOP(原産地呼称保護)認定チーズで最も生産量の多いこのハードチーズ。

「コンテチーズ生産者協会」という団体も作っていて、他のチーズに比べるとかなり頻繁にセミナーやイベントを行ってその普及活動を行っている。

今回も協会の方が来日して話を聴けるということだったので、何か新しいことが学べるかも、と思って参加することにした。

セミナーの会場に入ると、室内には青草や藁のような香りが漂っている。何だろうと思って近づいてみると、スタッフの方がフランスから持ってきたという2種類の青草。コンテチーズを造る生乳を出す牛に食べさせているという草で、既に乾燥して干し草になっているものの、春の草には花やつぼみが混じり、秋に食べさせている草には少し枯れた草もある。どちらもとてもいい香りで、この草がコンテチーズの美味しさに一役買っていることは間違いないだろう。

セミナーが始まり、コンテの歴史から生産者、製法から品質管理まで詳しく話を聴く。

熟成の際、熟成庫の中に高温と低温の2つのセラーを設け、状態に応じてチーズを入れ替えながら熟成させること、品質を検査して基準に達しないものはコンテチーズとしてではなく、プロセスチーズの原料になること、熟成期間に長さの制限は特に設けられていないけれど、フランスで最も人気のあるのは8-12ヶ月熟成のものであることなど、今まで知らなかったことも覚えられてなかなか興味深い講義だった。

そして講義のあとはティスティング。

画像の左から、8ヶ月、12ヶ月、18ヶ月、そして特別な熟成士が熟成を手がけたという18ヶ月ものと4種類のコンテチーズを食べ比べ、また3種類のワインとの相性を試した。

ワインは白が2007年のコート・デュ・ジュラ・シャルドネ “フルール(ドメーヌ・ラベ)。淡い麦わら色でレモンの皮やライムなど柑橘系の香りと、あとからコンポートや蜜などの甘い香りが感じられるフレッシュなワイン。このワインは、コンテの中では少し若めでミルクやフルーツ系の香りを持つものと相性が良かった。

それから赤が2007年のピノ・ノワール(トリンバック)。アルザスの有名な造り手トリンバックが造るピノは、さすがにきれいな造りで、淡いピンクがかっていて涼やかな印象ながら、グミの香りやジャムや花の香りが心地よい。これもフレッシュな印象の8ヶ月熟成のコンテチーズといただくとフルーティーさが引き立って美味しい。

そして3番目のワインがジュラ地方で造られる辛口のヴァン・ジョンヌ(2003)。地元で取れるぶどう品種・サヴァニャンを使い、表面に酸膜酵母による膜を作って長期熟成することでナッティーな独特の香りがつくこのワイン。瓶も通常のものとは違って620mlというボトルを使用しており、かなりドライで辛口な味わいだけにそのまま飲むのはちょっと辛い感じもあるのだけれど、さすがに地元で造られるコンテチーズとの相性はとても良く、特に熟成が長めのコンテに合わせるとお互いのナッティーさがうまくバランスを取って、それぞれの美味しさが引き立つマリアージュ。

今回のコンテチーズの中では12ヶ月のものが特に味わい深く、なるほど熟成期間のみではなく、造られた時期や熟成の状態なども影響しているのかと感じた。

日本を問わず輸出されているコンテは、すべてグリーンのラベルがついた「コンテ・エキストラ」(品質検査の際に20点満点中14.5点以上を取ったもの)だけなので、それほど品質が落ちるものはないのだけれど、それでも個々のコンテを比べると味わいや旨み、コクにかなりの違いがあるようなので、これからは購入する際に少し小さめにカットしてもらって、少しずついろいろなロットを試してみるのも良い方法かもしれない。

この記事をはてなブックマークに追加

チーズ講座(日本のチーズ)

2010-09-08 17:04:31 | formaggio (ちーず)

チーズ講座も残すところあと2回。

今回のテーマは日本のチーズということで、日本におけるチーズ造りの歴史についての講義と、日本で造られているさまざまなチーズのテイスティング。

日本の歴史にはじめてチーズが登場するのは、西暦700年に著された『右官史記』に出てくる、朝廷に献上されたという「蘇(そ)」。はっきりした製法は残っていないけれど、牛乳を煮詰めて造ったのではないかとされ、乳糖が抜けていない分、少し甘みの感じられるこのタイプの「チーズ」は、その後一般に広まることはなく廃れてしまったものの、現在「飛鳥の蘇」や「甘乳蘇」などの商標名でその製法(と思われるもの)が再現されている。

日本ではじめて一般に普及したチーズは、戦後、栄養供給のために学校給食などに取り入れられたプロセスチーズ。またナチュラルチーズが広まるきっかけとなったのは1964年の東京オリンピック。

その後ナチュラルチーズの消費は拡大していき、現在はプロセスチーズよりもナチュラルチーズの消費の方が多いとのこと。

日本におけるチーズ造りといえば、やはり北海道を抜きにしては考えられない。

明治時代に酪農を中心とした近代農業が導入され、本格的なチーズ造りの始まりとなった。

現在では、大量生産を行う大手企業から独自のチーズを造る小規模生産者まで、北海道のみならず日本各地でチーズ生産者がしのぎを削っている。

このところの景気不振や円高による輸入チーズの価格下落など数々の不安材料はあるものの、生産者の意欲と努力により、さまざまなオリジナリティー豊かな「日本チーズ」が今も造り出されている。

テイスティングも、チーズ・ワインともに日本のものをセレクト。

右上からリコッタ・チーズの「プティ・ニュアージュ」。水分がかなり多めで少し黄色味がかったフレッシュタイプ。口に入れるとモロモロっと崩れる食感でミルクの風味とホエー(乳清)から造られているため甘みが感じられる。ジャムやマーマレードをかけておやつにしたり、風邪や食欲のない時の栄養補給に良さそうな優しい味わいのチーズ。

その下が白カビタイプの「笹ゆき」。少し硬めの白い外皮と濃い黄色の中身が特徴的。中身はしっかりした厚みのある食感ながら味わいや旨味はあまり強くないので、肉やメインディッシュに添えてガルニチュール代わりにいただくのも良さそう。

そして右下がシェーヴルチーズの「フロマージュ・ド・みらさか・シェーヴル」。柔らかい外皮で中身は真っ白。外皮との間の部分はとろとろで流れ出している。味わいはクリーミーさをシェーヴル独特の香りのバランスが良く、フランスで造られているシェーヴルにかなり近い。クリーミーな食感なので、パンなどにのせていただくと美味しいと思う。

左下はハードタイプの「鶴居ゴールド」。しなやかで弾力のあるむっちりした組織のチーズでかなり濃い黄色をしている。ナッツ類のコクやアミノ酸などの旨味がとても良く出ていているので、加工や調理するよりも、そのままスティックやスライスにしておやつやおつまみにするのがベスト。

その上がウォッシュタイプの「風露」。ウォッシュとしては香りはおだやかながら、外皮のオレンジも鮮やかで、中身も黄色くむっちりして脂肪分が浮き出した濃厚な外観のチーズ。口に入れると外皮にはシャリシャリした独特の食感があり、中身はミルキーで塩分はおだやか。マロワールやマンステールなどフランスのおだやかなウォッシュに味わいが似ている。料理などと一緒に少し溶けた感じを味わうのが良さそうなウォッシュチーズ。

左上はアトリエ・ド・フロマージュのブルーチーズ。脂肪分が浮いた白い組織にしっかりと薄緑色の青かびが入っていて口あたりもとてもなめらか。少し独特の味わいがあるもののおだやかなブルーなので、バゲットなどサンドイッチに仕立てるとパンや他の食材の味とのバランスが良く食べることができそう。


これらのチーズに合わせたのが、やはり日本のワイン2種類。

白は高畠ワイナリーの「2002 嘉 シャルドネ樽熟成」。かなりしっかりと樽を効かせたシャルドネで、きりっとした酸に木の皮のような香りもあって、日本料理にも良く合いそうなシャルドネ。

赤はシャトー酒折ワイナリーの「2007 マスカット・ベイリーA」。きれいなガーネット色の若々しい赤で、タンニンは軽めながら、カシスやすぐりのような果実の香りがしっかり効いた口あたりの良い赤で、少し冷やすといくらでも飲めてしまいそうな軽めの美味しい赤。

今回、チーズとの相性が一番良かったのは、白カビチーズの「笹ゆき」と「マスカット・ベイリーA」の組み合わせ。両方ともおだやかな味わいで、合わせるとバランスの良さが引き立つベストマッチ。季節的には春や秋などおだやかな気候の時期に楽しんでみたい。

日本のチーズもこうして集めてみると、かなりのレベルに達した美味しいチーズも多いので、機会があれば宣伝してMade in Japanのチーズの名前を広めていきたいと思う。

この記事をはてなブックマークに追加