la mia dolce vita

おべんきょう・ワイン・パン・お菓子・旅・・・などなど

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

コルドン・ブルー修了式

2010-09-29 17:24:12 | diario (にっき)
先日行われたコルドン・ブルーの修了式。

ホテルのバンケットを会場にディプロマと修了証の授与式が行われた。

この日はシェフもアシスタントも事務局の人も勢ぞろいで、この晴れの日のために着飾った生徒たちに拍手を送る。

料理やお菓子もホテルらしく美しく並べられていて、つい「習性」からか写真を撮りまくってしまう。

欲を言えば、以前のように校内の狭い会場に全生徒を詰め込んで行っていた時の方が、料理もお菓子もシェフの手作りだったし、もう少しアットホームな雰囲気で良かったような気も…。

そうは言いながらも、会場を回ってオードブルからデザートまでしっかりいただき、チーズ講座の講師やシェフと半年間の思い出を語り合う。

以前、受けていたパンや料理のコースよりはずっと「楽しかった」チーズ講座。せっかく修了したのだから、これからどこかでその知識を伝えていきたいと思っているところである。

この記事をはてなブックマークに追加

「エル・プルポ」つながりの「エル・ブエイ」へ

2010-09-25 23:23:42 | ristorante (おいしいとこ)

いつも「お世話」になっているマリスケリア「エル・プルポ」に弟分ができた。

ビルの改修のためになくなったお気に入りのバーがそのあと何になるのかと思っていると、銀座のイベリコ豚専門店「エル・セルド」と神楽坂のマリスケリア「エル・プルポ」の姉妹店で牛肉炭火焼の料理をメインにした「アサドール・エル・ブエイ」が出来ると聞いて、オープン早々お祝いに駆けつけた。

早い時間に行ったので何とか予約なしで入れてもらえたものの、ほとんど予約で一杯というこの店。牛肉を中心とした料理に「エル・プルポ」の魚介料理も加えて、スペインのカヴァやワインと一緒に味わうことのできるスペインバル。

画像は和牛のロース肉を40日間熟成させた赤身肉の炭火焼き。マスタード、岩塩、こしょうなどお好みの味で楽しむことができる。

合わせるカヴァはコドーニュの「ピノ・ノワール・ブリュット」。辛口のロゼスパークリングで、カジョス(マドリッド風トリッパの煮込み)などトマトベースの料理に良く合うけれど、炭火でじっくり焼いたこのステーキにもなかなかの相性。黒ぶどうで造ったパワフルなスパークリングを飲みながら、じっくりと和牛の美味しさを楽しめる。

開店祝いのつもりで寄ったので、元祖の「エル・プルポ」にもちょっとご挨拶。ここではスペインワインと名物の「海の幸の盛り合わせ」をいただき、大満足のスペインバル巡り。

お腹と財布にはちょっとキツイところだけれど、これからも両方とも応援していきたいスペインバルである。

この記事をはてなブックマークに追加

サン・テステフのキラ星ワインを聘珍樓で

2010-09-21 19:18:26 | vino (わいん)

今回の横浜でもう一つの楽しみだったのが、聘珍樓でのワインメーカーズ・ディナー。

ボルドー・サンテステフのシャトー・コス・デストゥルネルのワインを聘珍樓の中華料理に合わせる今回の企画。

フラッグシップであるコス・デストゥルネル以外、コスのワインは飲んだことがなかったし、シャトーからジャン・ギィヨーム プラッツ氏も訪れてシャトーとワインの説明をしていただけるとのことだったので、案内をいただいてすぐに申込みをしておいた。

当日、会場に入るとゲストごとにテーブルセッティングがされ、それぞれのワイン用に違ったグラスがセットされていて、これならコスのそれぞれのワインを美味しく飲めそうと嬉しくなる。

はじめのウェルカム・シャンパーニュはキャティア・ブリュット。黒ぶどう(ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ)が80%、白ぶどう(シャルドネ)が20%という比率で造られたこのシャンパーニュ。ブリオッシュのようなローストの香りと華やかな花の香りがあり、ボリューム感のある味わいも魅力的。

次がコス白のセカンドワイン、グレ・ブラン2006。これも非常に華やかな香りで圧倒されるようなボリュームの白ワイン。白い花やトロピカルフルーツの雰囲気で、ぜひじっくりとワインだけでも飲んでみたい逸品。

そのあとが4種類の赤で、順番にイル・ド・グレ2006、コスのセカンドでサン・テステフ2004、グレ・ルージュ2005と最後がコス・デストゥルネル2006。やはり出していただいた順番に濃厚さが増してくるこの4種類の赤。さすがにコス・デゥトゥルネルは圧倒的な存在感だけれど、それ以外の赤も単独で飲んでみるとそれぞれに特徴があり、ボルドーならではの華やかさと力強さが感じられる。

これらのワインに今回合わせた料理は、活石鯛の広東式刺身にはじまり、ヤイトハタと蝉蝦の海鮮、仔豚の丸焼きに赤ワインで煮込んだ牛肉の炒飯。聘珍樓のシェフが材料から吟味したという自慢の料理で、普段食べている中華料理とは格段の差がある。

本当はマリアージュなどもきちんと味わっておきたかったのだけれど、どのワインも美味しくいただいてしまって料理との相性までしっかり覚えていないので・・・、ぜひまた機会があればいただいてみたいコスのワインと中華料理の組み合わせである。

この記事をはてなブックマークに追加

ドガの「エトワール」を観る

2010-09-20 21:00:46 | arte (あーと)

18日(土)から横浜美術館で始まった「ドガ展」を観てきた。

ドガといえば、バレリーナを題材にした絵を多く残している画家だけれど、中でも一番良く知られた「エトワール」が、今回日本に初めて来ると聞いたので、それだけは見逃せないと初日にさっそく足を運んだ。

開館前にもかかわらず会場前には既に100人以上の人が並んでおり、日本でのドガの人気の高さがわかる。

開館時間になり中に入ると、館内はパリのオルセー美術館にそっくりな造りで、何だかパリにドガの絵を観に来たような錯覚に陥る。

その2階部分を使って行われている今回の「ドガ展」。いくつかの展示室にテーマごとに並べられた絵画や彫刻作品の中には、印象派風の風景画や、親交のあったマネ夫妻を描いた作品など「こんな作品もあったのか」と思うような興味深い作品もたくさんあり、改めてドガの多彩な才能を見ることができる。

しかし、やはり圧巻は今回の目玉ともいえる「エトワール」。一枚だけ離れたところに展示されているこの絵画は、中心に描かれた踊り子の姿だけがスポットライトを浴びているように白く発光し、後方に描かれた人物との対比など、実に見事としか言いようのない美しい描き方で、何度見ても見飽きることがない。

そしてこの「ドガ展」だけではなく、実は常設展示の作品も素晴らしい。1階の展示室ではサルバドール・ダリやジョアン・ミロの素晴らしい絵画や彫刻作品なども観ることができるので、ぜひそちらも見逃さないようにしていただきたい。

それからこの横浜美術館、作品を観たあとはミュージアム・ショップも必見。美術関連の書籍やグッズなど買いたくなるものがたくさんあって楽しい。そのショップにあった「美術館の格付け」なる書籍によると、この横浜美術館は見事5つ星を獲得しているようなので、もし行かれる機会があれば、ぜひじっくり時間をかけて隅から隅まで楽しんでいただきたいと思う。

この記事をはてなブックマークに追加

チーズ講座(チーズの盛り付け)

2010-09-17 17:06:10 | diario (にっき)
チーズ講座も今回が最後のクラス。

これまではもっぱらチーズを食べることに注力してきたのに対して、今回はチーズをどう盛り付けるかの講義と実習。

講義では、五感(視覚/聴覚/触覚/臭覚/味覚)にどのように訴えるのかを考えることを学び、例えば小型のチーズを前に、大型のチーズを後ろに並べて立体的に盛り付ける方法や、チーズのタイプ別に盛り付けの際に気をつけることなど教えてもらう。

具体的には、白カビチーズは中身が柔らかいので大理石製のストッパーで中身の部分をおさえておく、青カビチーズは水分(ホエー=乳清)がにじみ出てこないようにキッチンペーパーなどで表面を拭く、柔らかいウォッシュチーズは容器ごと盛り付ける、ハードチーズで表面が光ったりぬめりが出たりしている場合は、ナイフをつかって表面を少しこそげ落としておく、などなど。

そしてもちろん、カットした状態でディスプレイする際にはゲストが食べやすい大きさにカットする、またブロックチーズ(固まりのまま)でディスプレイする場合には、中身までゲストから見えるように、チーズの切り口は正面に向ける、なども大切なポイントである。

ディスプレイはグループでの共同制作だったので画像は控えさせていただき、アップしたのは今日のチーズ&ワインのラインナップ。

まず右上からフレッシュチーズのフロマージュブラン。ヨーグルトのようにかなり柔らかいけれども、やはりコクはあって食べるとミルクの香りが口いっぱいに広がる。朝食にジャムなどを添えて食べてみたい。

その下が白かびチーズのブリー。今回のものはローヌ・アルプで造られたもので、通常のブリと比べるとかなり濃厚なブリー。甘みも感じられてちょっと不二家のミルキーを思わせるような味わい。バターのような感じもあるので、レーズンなどと合わせてパンにつけて食べてみてはいかがだろうか。

それから青カビチーズの一つ目がフルムダンベール。酸味が少なくこちらも非常にクリーミー。これもクルミなどの入った黒いパンに載せてぜひ食べてみたい。

真下にあるのが、もう一つの青カビチーズ、ブルー・デュ・ヴェルコール・サスナージュ。こちらはかなりおだやかで少し複雑な味わいなので、ワインだけではなく日本酒などとも合わせてみたいチーズ。

左側の一番下がウォッシュチーズのマロワール。むっちりした組織のチーズで、塩味とアミノ酸のバランスがとれた旨口タイプ。このまま食べても十分においしいけれど、少し焼いてとろりとさせると更に美味しくなるとのこと。

その上がシェーヴルチーズのサントモール・ド・トゥーレーヌ。真ん中に藁を1本通し、表面には木炭の粉をまぶして造るこの山羊乳のチーズ。中身はびっちりと詰まった組織で口に入れるとむせるような食感があり、けれども山羊チーズ特有の香りはほとんどなく穏やかな味わいなので、シェーヴルチーズが苦手な方にもおすすめしたい。

最後の左上のハードチーズがグリュイエール・ド・サヴォワ。コクは強い感じだけれど味わいはおだやか。ミルクやナッツの香りが口の中に広がり、少しもそっとした食感がある。スティック状にカットしてスナックやおつまみにつまむのに最適のチーズ。

そして今日合わせたワインは、白が2000 ルイ・ラトゥール/ペルナン・ベルジュレス。黄色味の強い色合いで、柑橘系の香りとともに、レモンの皮のような苦味が少し感じられ、そのためシェーヴルチーズなどによく合うフレッシュな白。

赤は2002 ニコラ・ポテル/サヴィニー・レ・ボーヌ。ヴィンテージのせいか、既にかなりオレンジがかった色合いで熟成香も感じられる。それだけにこなれた落ち着いた味わいで、やはり濃厚なチーズ、今回のラインナップではブリーやフルムダンベールと相性が良かった。

さて、チーズ講座も今回ですべて終了。といっても、チーズもワインもここで終わり、ということはないので、これからも「食べて、飲んで」の修行の毎日が続く…のだろう。また珍しいチーズ、おいしい食べ方などを見つけたらここで紹介して行きたいと思う。

この記事をはてなブックマークに追加

銀座でホテルのランチを

2010-09-15 17:14:55 | ristorante (おいしいとこ)

週末のランチをホテル西洋銀座のフレンチ「レペトワ」でいただく。

実はこのレストランに行くのは今回が初めてなので、どんなお店なのかと思って行ってみると、いわゆる昔ながらの高級ホテルの雰囲気で、入り口で予約の旨を伝えるとまずは豪華なサロンに通され、テーブルの準備が出来るとそこから案内される、というクラシカルなサービス。

ランチはかなりリーズナブルな値段になっているので、これで満足できる内容なのかどうか最初は不安だったのだけれど、さすがはホテル西洋銀座のレストラン。画像にあるモザイク仕立てのテリーヌなど目にも美しい前菜から丁寧に調理されたメインまで、魅力的なプレートが次々と出てくる。

そして嬉しいのはデザートがワゴンサービスでいただけること。本当はもっとたくさん味を見たかったのだけれど、食べ切れなくては申し訳ないので我慢して今回は4-5種類のみにしておく。特に女性のお客様に人気のこのサービス。ぜひもう一度、リベンジで食べに行きたい。

ちなみに、どうしても食べたくて追加で注文したチーズプレートもワゴンサービス。こちらも多くの種類のチーズを少しずつ味わうことができて幸せな気分になれる外せない一皿である。

この記事をはてなブックマークに追加

木彫りの乙女たち

2010-09-14 23:23:41 | arte (あーと)

友永詔三の世界-木彫りの乙女たち」を観にニューオータニ美術館へ。

かなり前に、NHKの「プリンプリン物語」で人形をデザイン・制作した造形作家といっても、わかる人がどれぐらいいるかわからないけれど、今回の展覧会のポスターを見て、どうしても作品を観に行きたくなった。

会場に入るとそこは正に友永ワールド。一本の木から切り出された手足の長いすらりとした立ち姿の人形たちが並んでいる。

また真っ直ぐな立ち姿のものだけではなく、不自然なほど身体を反らしたり、腰を曲げた曲線が彩る像も美しく、一つ一つの像の前で足が止まる。

当日は会場でのギャラリーイベントも行われ、作家本人のトークとインドネシアの民族楽器・ガムランの演奏も披露される。

この展覧会、10月はじめまで行われているようなので、機会のある方にはぜひ会場を訪れて、この作家の造り出す美しい世界に触れていただきたいと思う。

この記事をはてなブックマークに追加

グレート・ヴィンテージのグラン・クリュに囲まれて

2010-09-13 17:12:03 | vino (わいん)

恒例のピノノワールクラス・最終回。

今回のラインナップは、グレート・ヴィンテージといわれる2005年でそろえた5種類のグラン・クリュ。

はじめ全くのブラインドでテイスティングを行ったので、どこの村か、造り手は誰か、と言われてもまったくわからなかったのだけれど、さすがは最終回に出てくるワインだけあって、どれも輝きがあり複雑な味わいで、ゆっくりと開いていくのを楽しみたいものばかり。

まずはじめに飲んだのが、モンジャール・ミュニュレのグラン・エシェゾー。甘い香りとふくよかな果実味が感じられる、大らかで陽気な1本。開きも早くすぐに楽しめるワイン。

次がドメーヌ・ルイ・ラトゥールのコルトン/シャトー・コルトン・グランセ。これだけがニュイではなくボーヌのワインで、酸が少なく柔らかい造りのワイン。ドライフルーツのような少し枯れた香りの印象があり、アルコールと酸のバランスが良い。

そしてドメーヌ・デ・ランブレーのクロ・デ・ランブレー。モレ・サン・ドニ村の中で最も重いワインを造るといわれるランブレー。少し開きまでに時間はかかるものの、少しずつ黒い果実や鉄などのしっかりした香りと味わいが感じられるようになってきて、更なる広がりとポテンシャルを感じさせる1本。

そのあとがシャトー・ド・ラ・トゥールのクロ・ヴージョ・ヴィエイユ・ヴィーニュ。開きは遅く、濃く肉厚な特徴だけが少し突出しているけれど、チョコレートや黒い果実などの味わいも少しずつ感じられてきて、これからもっと開いて力強い肉厚なワインになりそうな楽しみなワイン。

そして最後がアルマン・ルソーのシャルム・シャンベルタン。これも最高の状態で飲むにはデカンタをした方が良さそうだけれど、さすがにアルマン・ルソーのワイン。果実と酸のバランスが良く、チョコやなめし皮、また白砂糖などの甘い香り、そしてしっかりした骨格も感じられるエレガントで複雑さのあるワイン。何かの記念の時などに開けてみたいちょっと特別な1本。

こんなワインを5種類も飲んで、とても贅沢な気分の今回のピノ・ノワールクラス。せっかくこれだけのラインナップを飲む機会があったのだから、出来るだけその味わいや雰囲気を忘れないようにして、出来れば自分でも好みのものを少しずつ買って楽しんでみたいと思う。

この記事をはてなブックマークに追加

チーズ講座(日本のチーズ)

2010-09-08 17:04:31 | formaggio (ちーず)

チーズ講座も残すところあと2回。

今回のテーマは日本のチーズということで、日本におけるチーズ造りの歴史についての講義と、日本で造られているさまざまなチーズのテイスティング。

日本の歴史にはじめてチーズが登場するのは、西暦700年に著された『右官史記』に出てくる、朝廷に献上されたという「蘇(そ)」。はっきりした製法は残っていないけれど、牛乳を煮詰めて造ったのではないかとされ、乳糖が抜けていない分、少し甘みの感じられるこのタイプの「チーズ」は、その後一般に広まることはなく廃れてしまったものの、現在「飛鳥の蘇」や「甘乳蘇」などの商標名でその製法(と思われるもの)が再現されている。

日本ではじめて一般に普及したチーズは、戦後、栄養供給のために学校給食などに取り入れられたプロセスチーズ。またナチュラルチーズが広まるきっかけとなったのは1964年の東京オリンピック。

その後ナチュラルチーズの消費は拡大していき、現在はプロセスチーズよりもナチュラルチーズの消費の方が多いとのこと。

日本におけるチーズ造りといえば、やはり北海道を抜きにしては考えられない。

明治時代に酪農を中心とした近代農業が導入され、本格的なチーズ造りの始まりとなった。

現在では、大量生産を行う大手企業から独自のチーズを造る小規模生産者まで、北海道のみならず日本各地でチーズ生産者がしのぎを削っている。

このところの景気不振や円高による輸入チーズの価格下落など数々の不安材料はあるものの、生産者の意欲と努力により、さまざまなオリジナリティー豊かな「日本チーズ」が今も造り出されている。

テイスティングも、チーズ・ワインともに日本のものをセレクト。

右上からリコッタ・チーズの「プティ・ニュアージュ」。水分がかなり多めで少し黄色味がかったフレッシュタイプ。口に入れるとモロモロっと崩れる食感でミルクの風味とホエー(乳清)から造られているため甘みが感じられる。ジャムやマーマレードをかけておやつにしたり、風邪や食欲のない時の栄養補給に良さそうな優しい味わいのチーズ。

その下が白カビタイプの「笹ゆき」。少し硬めの白い外皮と濃い黄色の中身が特徴的。中身はしっかりした厚みのある食感ながら味わいや旨味はあまり強くないので、肉やメインディッシュに添えてガルニチュール代わりにいただくのも良さそう。

そして右下がシェーヴルチーズの「フロマージュ・ド・みらさか・シェーヴル」。柔らかい外皮で中身は真っ白。外皮との間の部分はとろとろで流れ出している。味わいはクリーミーさをシェーヴル独特の香りのバランスが良く、フランスで造られているシェーヴルにかなり近い。クリーミーな食感なので、パンなどにのせていただくと美味しいと思う。

左下はハードタイプの「鶴居ゴールド」。しなやかで弾力のあるむっちりした組織のチーズでかなり濃い黄色をしている。ナッツ類のコクやアミノ酸などの旨味がとても良く出ていているので、加工や調理するよりも、そのままスティックやスライスにしておやつやおつまみにするのがベスト。

その上がウォッシュタイプの「風露」。ウォッシュとしては香りはおだやかながら、外皮のオレンジも鮮やかで、中身も黄色くむっちりして脂肪分が浮き出した濃厚な外観のチーズ。口に入れると外皮にはシャリシャリした独特の食感があり、中身はミルキーで塩分はおだやか。マロワールやマンステールなどフランスのおだやかなウォッシュに味わいが似ている。料理などと一緒に少し溶けた感じを味わうのが良さそうなウォッシュチーズ。

左上はアトリエ・ド・フロマージュのブルーチーズ。脂肪分が浮いた白い組織にしっかりと薄緑色の青かびが入っていて口あたりもとてもなめらか。少し独特の味わいがあるもののおだやかなブルーなので、バゲットなどサンドイッチに仕立てるとパンや他の食材の味とのバランスが良く食べることができそう。


これらのチーズに合わせたのが、やはり日本のワイン2種類。

白は高畠ワイナリーの「2002 嘉 シャルドネ樽熟成」。かなりしっかりと樽を効かせたシャルドネで、きりっとした酸に木の皮のような香りもあって、日本料理にも良く合いそうなシャルドネ。

赤はシャトー酒折ワイナリーの「2007 マスカット・ベイリーA」。きれいなガーネット色の若々しい赤で、タンニンは軽めながら、カシスやすぐりのような果実の香りがしっかり効いた口あたりの良い赤で、少し冷やすといくらでも飲めてしまいそうな軽めの美味しい赤。

今回、チーズとの相性が一番良かったのは、白カビチーズの「笹ゆき」と「マスカット・ベイリーA」の組み合わせ。両方ともおだやかな味わいで、合わせるとバランスの良さが引き立つベストマッチ。季節的には春や秋などおだやかな気候の時期に楽しんでみたい。

日本のチーズもこうして集めてみると、かなりのレベルに達した美味しいチーズも多いので、機会があれば宣伝してMade in Japanのチーズの名前を広めていきたいと思う。

この記事をはてなブックマークに追加

チーズ講座(チーズを引き立てるパン)

2010-09-04 22:06:27 | formaggio (ちーず)

今回のチーズ講座は、チーズとパンを使った料理(=サンドイッチ)のデモンストレーション。それぞれのチーズに合わせたパンと副材料を使ってさまざまなサンドイッチを紹介してもらう。

まず上の皿にあるバゲットを使ったカスクルート2種類。

切り目を入れたバゲットにバターを塗り、スライスしたハムとカマンベール、セミドライアプリコットとくるみを入れたカマンベールのカスクルート。アプリコットの甘みと酸味、そしてくるみの食感によって飽きのこない味わいとなっている。

もう1種類がフルム・ダンベールのカスクルート。これも切り目を入れたバゲットにバターを塗り、スライスしたハム、フルム・ダンベール、そしてブルーベリージャムをはさむ。ロックフォールよりも食べやすいブルーチーズであるフルム・ダンベールのミルキーさとブルーベリージャムの甘みと酸味のバランスがとても良い。

そして同じ皿にあるタルティーヌ(スライスしたパンに食材を載せて食べるもの)2種類。
どちらも具材を載せたあと、オーブンに入れて軽く表面を焼いてある。

1つ目がスライスしたパン・ド・カンパーニュにバターを塗り、カマンベールとスライスしたりんご、ハム、ラズベリージャム、くるみを載せたもの。カマンベールの旨みとりんごの酸味、くるみのロースティーな味わいがよく合う。

2つ目もパン・ド・カンパーニュにバターを塗り、フルム・ダンベールとハム、はちみつと
くるみ、バナナを載せる。このバナナとブルーチーズの組み合わせはかなり絶妙!

右側の皿がラズベリーとチーズを合わせた2種類。

左側はシェーブルチーズのサント・モール・ド・トゥーレーヌをスライスしたものと生ハム、ハチミツをライ麦パンのスライスに載せて軽くオーブンで焼き、最後にはちみつとブラックペッパーをかけ、ミントの葉を飾ったもの。

右側は丸いブリオッシュに切れ目をいれ、バターを塗ったところにマスカルポーネと生クリームを混ぜたもの、生ハム、セミドライフルーツ、ルッコラをはさんである。ルッコラの香りとマスカルポーネのクリーミーさが良く合っている。

左側の皿には2枚のパンにはさんだサンドイッチが2種類。

上にあるのが、軽くトーストしたパンをトーストしバターを塗ったものに、スライスしたパプリカチキン、細切りしたパプリカ、輪切りのブラックオリーブ、セミドライトマトとレタスを載せ、シーザースドレッシングと細かくおろしたパルミジャーノ・レッジャーノをかけて上からもう一枚のトーストしたパンを載せたもの。セミドライトマトの食感とパルミジャーノの香り、さっぱりしたパプリカチキンのバランスが良い。

下はトーストしたライ麦パンのスライスにバターを塗り、パストラミ、市販のザワークラウト、ケチャップとヨーグルト、タバスコを混ぜたドレッシング、エメンタールとグリュイエールチーズとピクルスを載せてもう1枚のトーストしたパンを載せたもの。パストラミの濃厚な味わいとさっぱりしたレタス、チーズの組み合わせが心地よい。

そして今回合わせたのがドゥラモットのシャンパーニュ。さすがにサロンを造るメゾンだけあってクリアできれいな酸味が心地よい。

今回は本当にたくさんのサンドイッチを紹介してもらい、こんな食材の組み合わせがあるのか、と驚いたものもたくさんあった。

せっかくなのでお気に入りのチーズがあったら、オードブルとして食べるだけではなく、こんな風にパンと組み合わせて、更に美味しいメニューを楽しんでみたいと思う。

この記事をはてなブックマークに追加

ルフレーヴの輝き

2010-09-01 00:35:51 | vino (わいん)

8月最後のピノクラスは特別編で、ルフレーヴの白ワイン5種類のテイスティング。

アンヌ=クロード・ルフレーヴをオーナーとするドメーヌ・ルフレーヴと言えば、ブルゴーニュでも1、2を争う白ワインを造るドメーヌとして有名だけれど、アンヌ=マリーの従兄弟にあたるオリヴィエもネゴシアンとして活躍しており、今回はそんな2つを比べるのも楽しみ。

ブラインドで飲んでみて驚いたのが、村は違うとはいえ、同じブルゴーニュ白ワインを5種類飲んでそれぞれに特徴があり、皆違った魅力を持っていること。そしてどのワインもクリアで飲み疲れしないクラシックな造りで、さすがはルフレーヴという造りのワインばかり。

それぞれのワインについてのコメントは下記の通り。

シャサーニュ・モンラッシェ/1er/アベイ・ド・モルジョ2006(これのみオリヴィエ・ルフレーヴ)
クリアでありながら、肉厚でナッツやロースト香が感じられ甘みや塩味、苦味など複雑な味わい。

ピュリニィ・モンラッシェ/1er/クラヴォワイヨン2007
果実味や蜜の味わいとはつらつとした酸があり口当たりも良い。

マコン・ヴェルゼ2008
フレッシュな香りと味わい。甘い香りは少ないが素直な味わい。

ムルソー/1er/スール・ド・ダーヌ2007
甘い香りとまったりした酸。パワフルで厚みがあり、果実やロースト、シェリー香も感じられる。

バタール・モンラッシェ2007
バランスが最も良くバターやナッツの香りがある。余韻が長く厚みのある力強い1本。


さすがはルフレーヴ。どれもクリアで崇高な味わいのワインで、暑い日の夜にいただくには最高のワイン。

人気があって値段がかなり高めになってしまうのは残念だけれど、もし懐具合が許すならたまにはこんなきれいなワインを優雅に楽しんでみたいものである。


この記事をはてなブックマークに追加