まずは自分を愛すること

１年最後の締めくくりとして気になっている話題で締めたい。日本国内の自殺率が上がっている。自殺と自己肯定感とが関係していて、自己肯定感が低いと、自分のことを大切にしていない・自分を愛していないということになる。

自分のことを愛していない人を、他人が愛するのは難しい。もしも、相手からは大切にされないと思っているなら、そして、ここ最近若い女性の自殺者が大幅に増えていることを思うと、まずは自分を愛し、自己肯定感を上げることだ。そのためには、

自分のいいところを見つける：自己肯定感の低い人は、自分に厳しく、ネガティブになりがち。私にはこれもない、あれもない、とマイナスな面にフォーカスしている。マイナスではなく、プラスな面に目を向ける、自分を褒める。

進歩が感じられることをする：日々、進歩が感じられることを何かしてみる。毎日ちょっとずつでも進歩していると感じられる何かに取り組む。進歩を明確に感じるために、新しいことを始めるのが手っ取り早い。

自分のことを、大切な親友だとみなす：自分のことを「自分の最愛の親友で、いつでも味方でいたいと思っている存在」と思えば、自然と自己肯定感は上がる。

小さいころの願いを叶えてあげる：小さいころに禁止されていたことを自分に許可する。小さいころに、自分が聞きたかった言葉を、自分にかける。愛された記憶がないのなら、ひとりでよくがんばったね、愛しているよ、と自分に言ってみる。最初は照れ臭いかもしれませんが、徐々に、自分のことを愛せる自分に近づいていけるはずだ。

一瞬で自己肯定感を上げるのは不可能だが、自分を大切に扱い、自己肯定感を上げるための行動をする必要がある。自己肯定感は日々の訓練が必要なのだ。だから、誰にでも始められるし、誰でも一定の成果が出る。

いつも言っている様に、自分を自分で愛せないなら、誰があなたを愛してくれるの？と思う。まずは自分が自分のベストフレンドにならなければ。自分を大切にしてこそ、他人も大切に思えるはずだ。自分の人生を自分が引き受けているのだから、責任持って自分を愛さなければ自己肯定感は生まれない。

そして、命をいただいてこの世に存在する限り、それぞれに果たす役割があるはずだ。だから自ら命を絶ってはならないのだと思う。良いお年をお迎えください。