ピーナツバター食中毒

新聞で「米でピーナツバター食中毒　８人死亡」という見出しを見つけた。アメリカでピーナツバターによる食中毒が広がっており、500人以上が被害を受け、８人が死亡する騒ぎが起きているという記事を読んだ。サルモネラ菌の汚染を知りながら出荷を続けていたことが28日に分かり、今、アメリカ市民を恐れさせているのだ。

アメリカ人の好物と言えば、ピーナツバターサンドイッチだ。特に子供のランチには、ピーナツバターサンドイッチが人気で、毎日毎日食べる。だからか、アメリカ食品医薬品の調べでは、今年初めから、全米43州とカナダで502人がピーナツバターを含む食品を食べて食中毒になり８人が死亡したのだそうだが、多くが子どもだという。

汚染源のピーナツバターを出荷していたのは、南部ジョージア州の工場で、サルモネラ菌で汚染されたピーナツバターは、多くの食品工場で原材料として使われていたらしい。クッキー、キャンディー、アイスクリームなどの食品に含まれているらしく、スターバックスでは、汚染された恐れのある食品を店頭から撤去した。

日本でも昨年散々食品偽装が問題になり、やっとこの手のニュースは下火になってきたところだが、今度はアメリカですか、という感じを受ける。訴訟社会のアメリカでこのようなことが起きるなんて思わなかった。マクドナルドのコーヒーで火傷したからといって、訴える国なのだ。しばらく様子を見守りたい。