黒を着てる女性が多いわ

無事にバンコクに夕方到着して、何時ものように何時もの所でアンが待っていてくれて、何時ものように帰宅途中で何時ものタイレストランでお決まりのクラブフライドライスとヤンウンセンを食べた。この様にしてタイに戻ってきたと感じる。

機内で黒の上下を着ている女性はタイの方で、日本人で黒を着ている人はいなかった。私はたまたまシンガポールでロザリンに勧められオーチャード通りでVネックの黒のシャツを買ったのでそれを着ていた。

タイの女性の黒服をよく見てみると黒のスパッツかタイツを履いていて、その上に黒のブラウスなどを着ているのだ。なんだか舞台上の黒子みたいに感じた。

入国は大混雑で長い行列が出来ていたが、プライオリティーラインに入ってあまり待たずに入国できた。管理局のオフィサーは怖い感じの人だったけど、王様をリスペクトしているので黒を着て来たと言うと満面の笑顔になった。

列に並んでいる時も、荷物が出てくるのを待っている時も、タイ人が話しかけてきたので、黒いシャツを王様のためにと着ていると言うと笑顔でthank youと言うのだ。

TV番組は100日間は総ての局で王様の死を悼む儀式が放映されており、アンが言うには、国民はこの番組を見ているのだと言った。厳かに行われている儀式を見ていると、朝5時から一般の方も参拝に行けるらしく、私も行っみたいたいと言うと長い行列で1日がかりだと言った。

アンはこういうことには積極的では無いようだ。でも王様が亡くなってからの100日間の儀式について色々説明してくれたタイが仏教国なのがよく分かる。

私に黒を着てくるように言ったのに、空港に迎えに来ていたアンのブラウスは黒ではなく、アンにはこういうところがあるな〜と思う。観光客の私が黒着てるのにアンはなんで黒じゃ無いの？って言うとニヤって笑ってた。

お互いが20代で知り合ってすでに39年、時の経過は速い。夜のバンコクは快適です。