真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

人生が透けて見える

2012年10月09日 | Weblog
母が入院して15日で早3ヶ月になる。夏があっという間に過ぎ去った感じだ。それにしても、今年は猛暑だった。夢中で過ごして2ヶ月だったけど、この一月ばかりは少し心の余裕ができた様にも思う。

先週土曜日に、車椅子に乗って入院以来初めて病院の外に出て見た。シャバの空気は如何?と聞くと、外界に久しぶりに触れて、外の空気が美味しいといった。夜中に救急搬送されてきたので、自分が何処に居るかがまだ良く理解していないようだ。

今日は、ベッドの脇に長い間腰をかけて、座っていることが出来た。体重がかかるとまだ左膝は相当痛むらしく、リハビリには長い時間罹るかもしれないが、それでも遅々としてでも、進んでいるので慌てないことだと思っている。

病室内は殆どがご老人なので、似たりよったりの年齢なのだが、長い間病院にいると、それぞれの家庭が透けて見える。その人がどのように生きてきて、どのような家庭環境にあるのかもだんだんと分かって来てしまう。

人それぞれなんだなと思うと共に、兄弟姉妹、義理の姉妹、嫁姑の関係などが見えてくるのだ。そう親しくも無いのに、突然身内の悪口を聞かされたりするので、時々吃驚する。

それでも病人は家族の人を心待ちにしているのだ。あるお婆さんは、暫く家族の人が面会に来なかったら、ストレスで食事が出来なくなり病気が悪化してしまった。また週末は家族の人たちがお見舞いにくるので、どなたも訪問者がこないお婆さんは、寂しくて仕方が無いのだろうと思う。

誰もが忙しく、自分のことで精一杯なんだと思うけど、少し可哀想にも思う。他方、私もストレスで、身体に良く無いチップスや柿の種を毎日一袋食べ続け、止められない。今人間ドッグに入ったら、結果は滅茶苦茶なのは分かっているので、当分チェックは出来ない。私のストレスも重症だと思う。

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