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特定秘密保護法案に反対し、ツワネ原則に則して秘密保全法制の在り方を全面的に再検討することを求める会長声明(日弁連 2013年(平成25年)11月15日) が出ていることを知りました。
Tshwane この声明に書かれている「ツワネ原則」 (The Tshwane Principles finalized in Tshwane, South Africa issued on 12 June 2013) を私は知りませんでしたが検索して調べた要旨は、なんだ当り前のことじゃないか。少なくとも私が時々書いている情報公開という言葉の意味するところは、こういう考え方がベースにあります。
しかしこういう原則をとても嫌う人々も多いのが現実でしょう。そういう地域から選出された議員が多数を占める政党・国会で秘密保護法が通っていくのは仕方ない、それぞれの地域民の姿(有権者のレベル)そのものを示しているのだと思います。

STOP!「秘密保護法」大集会 実行委員会サイトに、11月5日の海渡雄一弁護士の報告要項-「 秘密保護法案の危険な内容と「国家安全保障と情報への権利に関する国際原則(ツワネ原則)」と比較した問題点 」がテキストベースで掲載されています。
The Global Principles on National Security and the Right to Information (The Tshwane Principles)(このページから全文のPDFファイル 176 KB がダウンロードできる)
私がチェックできる範囲ですが、15項目要点を広報するPDFファイル2ページは 2013.09.17、全文テキストPDFファイル68ページは 2013.10.18 の公開と思えます。この日付からは日本国の特定秘密保護法案に対する国際社会からの警告ではないかと感じました。
◇ 日本弁護士連合会 秘密保護法に反対(秘密保全法制対策本部)

◇ 2010年10月10日のJanJan記事で、「不正を暴く権利」はどこまで認められるか? ~クジラ肉裁判より~、この 『クジラ肉裁判と国際人権法』 の講演会での海渡雄一弁護士の講演が記録されています。

◇ 国連人権理事会の特別報告者が強い懸念を表明-Japan: “Special Secrets Bill threatens transparency” ? UN independent experts GENEVA (22 November 2013)
United Nations Human Rights フェイスブックの記事
(Anand Grover 氏は福島原発による被曝問題の調査に来て日本政府に勧告した方ですが、日本政府は反論しました。その結果が2020年東京オリンピックでもあるわけです。そして、今回の特定秘密保護法につながり、今後は共謀罪を制定し、独裁政権へと進みます。日本の歴史の歯車は80年ほど逆回転を始めています。2020年東京オリンピックは1940年の二の舞になると予感しないのがおかしいです)

Japanese Parliament must reject new secrets bill (ARTICLE 19 | 12 Nov 2013)


特定秘密保護法案を斬るシンポジウムがあります

日時 2013年11月30日(土) 14:00~16:30
会場 甲府市総合市民会館 2階研修室
発言者
 東条正人さん(山梨県弁護士会会長)
 椎名慎太郎さん(山梨学院大名誉教授・行政法)
 秋山紀勝さん(元朝日新聞記者・日本ペンクラブ会員)
主催 核問題を考える4人懇談会
入場自由 無料 ちょっと資料代

前記事でリンクしておいた山梨県選出国会議員の皆さんのホームページ、ブログ、Facebook、Twitter を開いていますが、小野次郎 公式ブログ『ジローのおしゃべりサロン』 での発信に気付きました。
小野次郎さんは 2010年7月の参院選比例選出、いわば全国区です。山梨地域から出られた国会議員のご意見を広く全国の皆様にネットでご確認いただきたいと思いまして画像を部分引用、ソースは記事をご確認ください。

山梨日日新聞記事
 

山梨県に関係ある国会議員諸氏のサイトを確認してみたのですが、特定秘密保護法に関する記述は、みんなの党小野次郎さんのサイトでしか見つかりませんでした。週明け11月26日には衆議院委員会、本会議でこの法案を通すとかニュースも見ましたが、国際社会が警告を発していると思えるニッポンの行く末を考えたら、党議縛りなどクソ食らえだとする国会議員が多数を占めることを祈るばかりです。



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