事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

八重の桜~第一話「ならぬものはならぬ」

2013-01-06 | テレビ番組

Kashinimg01 さあ新しい大河ドラマがはじまった。「龍馬伝」を毎週毎週特集していたのはもう三年前になるのか。あれはいい経験だった。どれだけ短い時間でテキストをまとめられるかの修行でもありましたし(笑)

「八重の桜」は、どうも題材が地味めじゃない?と思って見るつもりはなかったのに(この二年間は大河から遠ざかってましたし)、ダイニングでボーッとながめていたらびっくり。面白いじゃないですか。

だいたい八重の少女時代を演ずる子役の達者さは尋常じゃないし、「平清盛」の低視聴率によほどこりたのか、NHKはイケメンそろえまくり。

「これは……だれ?」

「カーネーションに出た人」

「これは?」

「セカンド・バージンの人」

妻にいちいち解説してもらっております。前途多難。というか自室のテレビはまだ地デジに対応できていないという次第なので、どれだけ突っ走れるかわからないけれど、いけるだけいきましょう。福島をどうしても舞台にしたかった意図に、東北人としても応えなくては。

にしてもねえ、主役の親たちの役で風吹ジュンと秋吉久美子が共演とは(遠い目)。今回うれしかったのは奥田瑛二の佐久間象山がはまりまくりだったことと、中村梅之助が久しぶりに大河に登場したことかな。「花神」の大村益次郎役はよかったなあ……あ、話が進まん。

新島襄については、妻の生地である函館に旅行したとき、アメリカに渡航した記念碑まで拝見しているのでシンパシーもある(ちょっと無理筋ですか)。なるべく、日曜8時はダイニングにいるようにします。

第二話「やむにやまれぬ心」につづく

コメント (3)
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「回廊封鎖」 佐々木譲著 集英社

2013-01-06 | ミステリ

51ojmwwv2ol_sx230_ サラ金被害者がチームを組んで、その業者に復讐する。まことにシンプルなつくり。被害者が加害者に転ずるわけだけれど、彼らはそのために死んでもかまわないと思っている。

しかし連載の途中で、それだと自爆テロを敢行しておしまいだと気づいたのか、リーダーはチームの生き残りに懸命になる。どうもこのあたりがしっくりこない。

彼らを追いつめる刑事たちの描写はさすが警察小説の名手だが、肝心の暗殺場面でのひねりが足りない。どうも、中途半端なのでした。

意図したものはわかる。サラ金被害の悲惨さを前半で描き、後半は虚飾の最たるものである国際映画祭の裏側を徹底的に。この対比をめざしたのだろうから、なおさらラストのあっけなさが惜しい。佐々木譲でも、たまにはこんなこともあるか。

回廊封鎖 回廊封鎖
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2012-08-03
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