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YouTube: ふくろうず「ごめんね」
2012年12月号「教職員互助会」はこちら。
退職手当(要するに退職金のことです)のお話というのはまことに微妙で、射程内に入っている方々には切実でも、お若い方々には
「んな遠い話はどうでもいいや。遠くの100万より目先の1万だぜ」
とお考えのことと思います。わたしもそうでした。でも1万でも100万でもなく、400万円となると話はでかい。しかも、ちょっと先のことかと思っていたらこの3月からかもしれない!ということで緊急に特集します。
この話には、年金がからんできます。いずれまた特集しますが、平成27年10月にわたしたち公務員も厚生年金制度に加入することになります。その時点で“3階部分”と呼ばれる職域加算がなくなるという悲しい事態になるのですが、この機会に退職給付制度を見直そうという動きになり、参考とされたのが人事院がおこなった退職給付調査。
この調査によると、民間のサラリーマン(退職金+企業年金)にくらべて公務員(退職手当+職域加算)が403万円ほど上回っているというのです。
そこで、国家公務員については去年の11月に退職手当(いっしょに年金も)を削減する法案がとおってしまい、この時点で“いつ地方に波及するか”が焦点になっていました。
まさか、こんなに早く提案されるとは。県から提案されたのは12月25日。いやなクリスマスプレゼントもあったものです。
提案内容をおおざっぱにまとめるとこうです。
・平成24年度末退職者 → 140万円減
・平成25年度末退職者 → 280万円減
・平成26年度末以降退職者 → 400万円減
……あのなあ、と言いたくなるぐらい拙速だし、下げ方がいかにも荒くて粗雑。労働組合との交渉がまとまり次第、あらためて報告します。いやーしゃれになんない。
本日の一曲は、なんかスピッツの再来を思わせるふくろうず「ごめんね」
2013年2月号~「未明の決着」につづく。