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勤務時間中に喫煙、教諭ら6人停職処分…大阪市
大阪市は9日、勤務時間中に喫煙したとして、東住吉区の市立小学校の男性教諭(28)ら6人をそれぞれ停職1か月の懲戒処分にしたと発表した。
発表では、男性教諭は昨年9~10月に約10回、授業と授業の合間の休み時間に空き教室でたばこを吸った。目撃した児童が別の教諭に報告して発覚。「誰にも見られないと思った」と弁明したという。市教委によると、授業の合間の休み時間は勤務時間にあたるため、喫煙を認めていない。
他の処分者は、特別支援学校の男性教諭(59)、北区の小学校の管理作業員(60)、西成区の小学校事務職員(58)、住之江区の中学校事務職員(26)、市契約管財局の男性技術職員(51)。
(2013年1月10日09時58分 読売新聞)
……かつて阿久根の問題を「わたし怒ってます」で採り上げたことがあった。奇矯なトリックスターの出現が、ひとつの自治体をどれだけゆがめてしまうかを特集。そして大阪にも似たような人物が現れたわけだが、大都市であるだけに緩衝するものも多いだろうし、常識もはたらくのではないかと……甘かったですね。
後追いの報道がまだなのでこの読売の報道だけで判断すると、なにが常軌を逸しているかといってその“量刑”。喫煙で停職一ヶ月である。この処分が恣意的でないと考える人はまずいまい。見せしめに決まっている。
そのことに喝采する層も確実に存在するだろうが、恣意的な処分が下されることでまわりにどう影響するかというと、結局はみんなその決まりを守らなくなるのである。当然ですよね。上からやってくるのはいちゃもんなんですから、職員はどう身を処すべきか本当のところがよくわからない。ひょっとしたら裏がある処分なのだとしても、これが前例になるのである。モラルハザードが進むことは容易に予想できる。
おまけに、うがった考えがすぎると言われそうだが、例の市立高の体罰事件の渦中にこの発表。これは偶然なんですか。
「市民のみなさん、わたしたちはいっしょうけんめい悪者を退治しています!どうかわたしたちを応援してください!(処分を下した対象は“わたしたち”のなかには入らない)」
というアピールにすぎないんじゃないのか。そして誰よりかわいそうなのは“センセイをちくった子ども”ではないか。以下次号。
本日は、あの人たちが特別出演するCMを。わたしの愛しいシトのために、喫煙はやめた方がいいですよ(お前が言うなってことよね)。