餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

アウトオブチベット

2024-01-13 00:05:06 | アート・文化

9/15分です。
「特別展 化石ハンター展」に行って来ました。
ふと今年は夏のお楽しみ恐竜展に行っていないなと思いました。さて自然史博物館にするかATCホールにするか。来る化石の量で言えば自然史ですが、自然史の常設展の化石は今年見ているのでATCへ。それにATCの方が恐竜ロボットが来たりしていて楽しいのよね。とATCへ。あれ、ATCホールではなくATCギャラリーだ。巨大ロボットを入れるには高さが足りないんじゃ?。入場料高っ。まじめな展覧会でした(いやいつもがふざけているわけでは)。ロイ・チャップマン・アンドリュースの中央アジア探検100周年記念で。アンドリュースは押しかけ剥製師見習いとしてアメリカ自然史博物館に入ります。鯨を担当して日本にも来ていました。そして化石哺乳類専門のヘンリー・F・オズボーンと出会い「哺乳類の起源、人類の起源がアジアにある」と言う説を確かめるためゴビ砂漠へ。卵の化石やバクトロサウルスの化石を見つけたりします。そしてのちの化石ハンターたちへの礎となります。
面白かったのはアンドリュース本人は発掘が下手でよくハンマーで化石を割ってしまっていたとか。副隊長からハンマーを持って近づくなと言われていました。アメリカ自然史博物館に破損した化石やちゃんと処理のされていない化石が届くとアンドリュースの頭文字をとってRCAと呼ばれていたそうです。
「アウト・オブ・チベット」も面白かったです。チベット高原で寒冷地仕様に適応した生物がヨーロッパや北極圏に進出したと。言葉だけ聞いたことがあります。ふしぎ発見でしていたのかな。内容は知らなかったのでつけて寝ていたのかな。
レプリカでなく実際の化石が多く来ていましたし、チベットの参考に国立科学博物館の剥製も多数来ていました。おおっ、高くてもしかたないよね。チベットケサイ復元もかわいかったです。
成田康子「高校図書館デイズ 生徒と司書の本をめぐる語らい」読了。
北海道・札幌市南高校の図書館。本を介して司書の先生に自分のことを語った13篇の物語です。長い間本を読んできたと思ったけど、読書家と名乗るのはおこがましいと思いました。みんなきちんと本と向き合っているよ。絵を描くために芸術と向き合ったり、寺山修司を片っ端から読んだり、SFと世界史の関係を語ったり。そんな難しい本読めないよと思う本に挑んでいたりします。その挑戦がまぶしい。今では楽そうな本しか読んでいませんもの。


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