餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

月が綺麗ですね以上

2024-05-13 23:50:36 | 本と雑誌

皆藤黒助「ことのはロジック」読了。
天才書道少年と呼ばれながら書くべき言葉を見失い書道をやめた黒森肇は、高校で転校してきた金髪碧眼のアキに一目惚れ。アキの趣味は素敵な日本語の収集。腐れ縁の羽流が日本語をいっぱい教えてくれる人がいるよと肇を紹介。なんだかんだで一緒に書道部に入ることに。回し手紙の伝言ミスや使われない幽霊文字の漢字の名前の読み方とかいろんな文字にまつわる問題に遭遇。その度漢字の知識で肇が解いていくことになります。そのうち肇はアキの日本語に違和感が。
漢字の知識や文字の聞き間違い、外国人が言いにくい日本語など。普段使っていて気づかない知識が色々出ていて楽しいです。手話や暗号まで出ていておおっ。言葉の応用範囲って広いです。肇はアキに思いを伝えられるかもちょっとは気になります(ちょっと?)。


どこをどう見れば?

2024-05-13 00:20:29 | アート・文化

「キース・へリング展」と「スーラージュと森田子龍」に行って来ました。
「キース-」キース・へリングの各時代の作品がそろっていました。先の見えない未来や病気、色々な困難があるにもかかわらず絵はとても賑やかです。生き生きとしています。ピラミッドにUFOが来ているのがムーっぽくて面白い。子供は輝き犬は吠え人は踊っています。最後に原宿で若者がブレイクダンスをしている周りで絵を描いている姿がフィルムに残っていました。楽しそうなのが良かったです。
「スーラージュ-」書家の森田と抽象画家のスーラジュの交流、作品の影響を追う展覧会でした。不思議と森田の書よりスーラジュの書の方がしっくりきます。スーラジュの方は字ではないので初めから読もうとしないからかな。筆の軌跡を残すものから塗りつぶす抽象画になって真っ黒なのに蕎麦でみるとインクが綺麗にストライプになっているのが綺麗でした。森田さんの書は読もうとして読めんとなるので。でも何となく綺麗です。