DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

次はホーン?小原が王座奪取(WBOアジア・太平洋ウェルター級)

2017年08月21日 00時29分15秒 | 世界ボクシング
今月10日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
WBOアジア・太平洋ウェルター級王座決定戦:
小原 佳太(三迫)TKO2回2分34秒 ナロン ボーンチャン(タイ)

*昨年9月、敵地ロシアに乗り込み世界初挑戦を実現させた小原。しかしリング外に叩き出され動顛したままTKO負け。実力は世界に通じるものがあるものの、それをリング上で見せる間もなく敗戦を喫してしまいました。

今回がその屈辱から再起2戦目となる小原。本来のスーパーライト級から一階級上げ、新たな階級での地域王座決定戦に出場。序盤戦で勝利を収め、順当な再起路線を歩んでいます。同王座の各上王者と言うべきでしょうか、WBO王座の保持者は「時の人」ジェフ ホーン(豪)。年内にマニー パッキャオ(比)との再戦を予定しています。その一戦でホーンが勝利を収めた場合、その次の防衛戦の相手に小原が選ばれる可能性があるのではないでしょうか。


日本スーパーウェルター級戦:
王者井上 岳志(ワールドスポーツ)TKO8回1分52秒 挑戦者長濱 陸(白井・具志堅)

*4月に王座決定戦で同王座を獲得している井上。指名挑戦者長濱を終始圧勝。無難な防衛に成功しています。
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輸入ボクサー、世界挑戦へ(WBOフェザー級)

2017年08月20日 00時02分20秒 | 世界ボクシング
9月22日、米国・アリゾナ州で予定される試合です。
WBOフェザー級戦:
王者オスカル バルデス(メキシコ)対 挑戦者ジェネシス セリバニャ(比/カシミ)

*昨年7月に当時空位だった同王座を獲得し、一戦ごとに評価を上げているバルデス。それもその筈。王者のこれまでの戦績は22戦全勝でKO/TKO勝利が何と19。パーセントに換算してみると86にのぼります。今回、バルデスが3度目の防衛戦の相手に選んだのは一昨年後半から、日本のカシミジムを本拠地にしているセリバニャ。KO/TKO率は41パーセントと、王者の半分以下ですがこの比国人も中々の戦績の持ち主。ここまでの戦績は29戦全勝(12KO)で、これまでにWBOアジア・太平洋王座のバンタム級からフェザー級の3階級を制覇しており、他にもWBOインターコンチネンタルのスーパーバンタム級、WBCインターナショナルのスーパーバンタム級のシルバー王座をコレクトしてきました。

セリバニャに関しては、その頼もしい戦績以外については知識がないんですが、何となく世界獲得も期待できそうな選手のような気がします。王者、挑戦者ともに全勝レコードの持ち主。面白い試合が期待出来そうです。
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今週末の試合予定

2017年08月19日 00時25分15秒 | 世界ボクシング
2017年8月第3週末の試合予定です。

19日 土曜日
米国・ネブラスカ州
世界スーパーライト級王座統一戦:
WBC/WBO王者テレンス クロフォード(米)対 IBF/WBA/IBO王者ジュリアス インドンゴ(ナミビア)

*夏休み、だからでしょうか?大きな興行は上記の一試合のみです。しかしその一試合が注目度大というのが救いですね。
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今後の予定!?

2017年08月18日 02時31分46秒 | ボクシングネタ、その他雑談
本来なら下記のようになる予定でした。

先日15日に指名挑戦者ルイス ネリ(メキシコ)に勝利を収め、保持するWBCバンタム級王座の13連続防衛に成功した山中 慎介(帝拳)。年末にも14度目の防衛戦を予定していますが、対戦相手は誰になるのか。今日現在(2017年8月18日)のバンタム級王座保持者は下記のようになります。

WBA(スーパー):ザナ ザキヤノフ(カザフスタン/防衛回数1)
WBA(レギュラー):ジェームス マクドネル(英/5)
WBC:山中(13)
IBF:ライアン バーネット(英/0)
WBO:ゾラニ テテ(南ア/0)
OPBF(東洋太平洋):マーク ジョン ヤップ(比/六島/1)
日本:赤穂 亮(横浜光/1)

10月21日にザキヤノフとバーネットが王座統一戦を決行。この試合の勝者との対戦が実現する場合、早くても来春。マクドネルはWBAの第2の王者なので却下。テテは中々の曲者ですが、現在本拠地としている英国外に連れ出すのは少々骨を折りそう。ひょっとしたらWBOスーパーフライ級王者井上 尚弥(大橋)との究極の一戦が大晦日に行われるかもしれませんね!

こうなる筈でした。しかし現実はご存知の通り、山中はネリの軍門に下り王座から転落。

具志堅 用高の築いた13連続というものが、どれほど偉大なものか改めて知らされた結果になってしまいました。

現在のところ、WBAライトフライ級王者田口 良一(ワタナベ)が6連続防衛に成功中で、WBAフライ級王者井岡 一翔(井岡)と井上が5度の防衛とそれに続いています。具志堅の記録打破まで早くてもあと数年を要するんですね。
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次戦は10月(色々:08‐17‐17)

2017年08月17日 00時24分39秒 | 世界ボクシング
最近(2017年8月17日ごろ)のニュースです。

1)先月22日にプロ6勝目を飾った元スーパーライト級王者コンスタンチン チュー(露/豪)の実子ティム(豪)。当初、プロ7戦目を今週末土曜日19日に予定していましたが、どうやら次戦は10月28日までお預けのようです。

2)元世界王者の息子で、これまでにプロで6度実戦を戦っているのが、元WBCバンタム級王者辰吉 丈一郎の次男坊である寿以輝(大阪帝拳)。寿以輝は今年に入り7戦目を何度か計画していましたが、その度に自身の怪我のために延期。今のところ次戦をいつ行うかは全くの未定です。寿以輝のプロ・デビューは2015年の4月になり、6戦目は昨年10月になります。チュー2世のプロの初陣は昨年師走。そう、寿以輝のプランクの間にこれまで日本人が行ってきただけの実戦を積んでいます。正直、寿以輝はボクサーとしてあまり期待出来ない感じがします。

3)今月26日、WBAライトヘビー級第2の王座(レギュラー王座)のネイサン クレバリー(英)が米国・西海岸のリングに登場。前WBCスーパーミドル級王者で、減量苦のためにライトヘビー級に転向してきたバドゥ ジャック(スウェーデン)の挑戦を受けます。これまでに2度、米国での実戦を経験しているクレバリー。アメリカでの戦績は1勝(1KO)1敗となります。

4)WBAライトヘビー級戦と同じ興行にはIBFスーパーフェザー級王者ジェルボンテ デービス(米)も登場。当初、3度WBO同級王座を獲得してきたローマン マルティネス(プエルトリコ)との防衛戦を予定していましたが、フランシスコ フォンセカ(コスタリカ)に挑戦者が変更になっています。

5)昨年9月、敵地ポーランドに乗り込み、強豪クジストフ グロワッキー(ポーランド)に堂々の判定勝利を収めWBOクルーザー級王座を獲得しているアレくサンデル ウシク(ウクライナ)。その後行った2度の防衛戦は、いずれも米国のリングで勝利を収めています。ウシクは来月9日、またまた敵地であるドイツに遠征し、かつて同王座の13連続防衛に成功しているマルコ フック(独)の挑戦を受けます。

フックはグロワッキーに米国のリングで敗れ、ポーランド人はこのウクライナ人に完敗。フックは4月にマイリス ブリエディス(ラトビア)に大差判定で敗れ、WBCクルーザー級王座の獲得に失敗しています。まあウシク有利には変わりはないでしょう。

6)ウシクの対抗王者であるジェニエール ドルティコス(キューバ)が来月23日、米国・テキサス州のリングでドミトリー クドリアショフ(露)の挑戦を受けます。ドルティコスにとりこの試合が昨年5月に王座を獲得して以来の試合となります。この間、キューバ人は戦わずして暫定王者からレギュラー王座に昇格しています。
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山中、具志堅に並べず(WBCバンタム級)

2017年08月16日 00時30分50秒 | 世界ボクシング
現地時間の数時間前(15日・火曜日)、島津アリーナ京都で行われた試合結果です。
WBCバンタム級戦:
挑戦者ルイス ネリ(メキシコ)TKO4回2分29秒 王者山中 慎介(帝拳) 

*試合後、山中陣営のストップのタイミングについて色々と論議されていますが、山中が13連続防衛に失敗し、2011年11月に獲得した王座から転落した事実を変えることは出来ません。

普段以上に攻撃的姿勢が強かった前王者。右ジャブは力強く、フットワークもスムーズ。3回後半から出し始めた左ストレートのボディー打ちも効果的に見えました。

また最強挑戦者と謳われたネリも、戦前の噂通り連打に迫力があり、評判通りの選手でした。今回の一戦、山中陣営を責める前に、ネリの勝利を褒めるべきでしょう。

しかしやはり残念ですね、山中が王座から転落した事実が現実として存在するのは。
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赤穂、逆転TKO防衛に成功(日本バンタム級)

2017年08月15日 00時16分06秒 | 日本ボクシング
今月5日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本バンタム級戦:
王者赤穂 亮(横浜光)TKO9回1分13秒 挑戦者齊藤 裕太(花形)

*今年の3月、当時空位だった日本王座決定戦に出場し判定勝利。これまでにスーパーフライ級で世界挑戦を経験したり(バンタム級でも)、OPBF(東洋太平洋)王座を獲得してきた赤穂。バンタム級のベルトは、WBOインターナショナル王座以来のものとなります。

試合前、この試合で「日本王座卒業」を宣言していた王者ですが、それを撤回せざる得ない試合内容での初防衛戦となってしまいました。

前半戦の出来自体は悪くなかった赤穂ですが、3回には齋藤のパンチでグラリ。5回には低打のため減点1を科されたあげくダウンまで奪われてしまいました。しかしこれまで2度の世界戦で苦い経験をしてきたためでしょうか、6回からは立て直しに入り、最終的には9回に挑戦者をストップすることに成功しています。

今後日本王座をどうするかは別として、3度目の世界挑戦には???ではという試合を演じてしまった赤穂。そういえば赤穂の一週間前にOPBF王座を防衛したマーク ジョン ヤップ(比/六島)も、大逆転の末に勝利を収めていましたね。
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ロマチェンコ、予想通りの圧勝(WBOスーパーフェザー級)

2017年08月14日 00時58分40秒 | 世界ボクシング
今月5日、米国・カリフォルニア州で行われ試合結果です。
WBOスーパーフェザー級戦:
王者ワシル ロマチェンコ(ウクライナ)TKO7回終了 挑戦者ミゲル マリアガ(コロンビア)

*現役最強の選手の一人として挙げられるロマチェンコ。今回の防衛戦の試合前のかけ率は100対1でリード。リードしているというか、ミスマッチという声が多く上がっていました。それもその筈。挑戦者は4月に、一階級下のWBO王者オスカル バルデス(メキシコ)に挑戦し、大差判定負けを喫したばかり。そのバルデスは、ロマチェンコより実力がかなり劣ると言われているのですから。

案の定、試合はウクライナ人のワンサイド・マッチに。4回にバッティングで負傷を負ったのが王者の誤算と言えば誤算でしょう。3回、7回にダウンを奪ったロマチェンコは、そのままマリアガを棄権に追い込むことに成功。保持する王座の3度目の防衛に成功するとともに、プロ10戦目という区切りの試合を当然の如く白星で飾っています。

今回、超格下のマリアガに挑戦者が決定するまで、何人かのチャレンジャー/対戦候補が挙がりましたが、結局はそれらの選手との対戦はまとまらず。早い話が誰も(他団体の世界王者も含め)ロマチェンコとは対戦したくないんですよね。次戦でも対戦者選びには苦労するであろうロマチェンコですが、年内にもう一試合行って貰いたいものです。
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勇退、ファン マヌエル マルケス

2017年08月13日 12時55分40秒 | 世界ボクシング
フェザー級からスーパーライト級の4階級で、合計7つの世界王座を獲得したファン マヌエル マルケス(メキシコ)。2014年5月の試合を最後に実戦から遠ざかっていました。この3年間、何度も何度もリングへの復帰が噂されていましたが、結局は実現せず。先日現役からの引退を発表しています。


(真の戦士にベルトはいらない!)

確かの技術を持つと同時に、激戦王としても知られたマルケス。母国メキシコはもちろん、日本にも大勢のファンがいました。あるボクサーが引退を発表すると、批判的なコメントを残すボクシング・ファンがいます。例えばマルケス同様に引退を発表したばかりの元ヘビー級王者ウラジミール クリチコ(ウクライナ)。その実力、そして実績はは十分認知されていながらも、「試合がつまらなかった」という声がチラホラ聞こえます。しかしこのマルケスに関してはそれは非常に少ない傾向があるようです。

まあ何といってもマニー パッキャオ(比)をKOしたんですから、当然といえば当然かもしれませんね。マルケスとパッキャオは4度も対戦しています。

第一戦:2004年5月8日。IBFとWBAのフェザー級王者マルケスにパッキャオが挑戦。比国人が初回に3度のダウンを奪うも、マルケスが追い上げ引き分けに持ち込む。

第二戦:2008年3月15日。WBCスーパーフェザー級王者マルケスにパッキャオが挑戦。パッキャオが2対1の判定で王座奪取に成功。

第三戦:2011年11月12日。WBOウェルター級王者パッキャオにマルケスが挑戦。パッキャオが2対0の判定勝利で王座の防衛に成功。

第四戦:2012年12月8日。この試合には王座は賭けられず、無冠戦で対戦。マルケスが6回KO勝利。

第一戦は、「マルケス、よく頑張った!」。第二、第三戦は、「マルケスの勝ちだろう!」。そして最終戦は「さすがマルケス」、という声がいまだに多く聞かれます。


(健闘を称えあうマルケスとパッキャオ)

米国のリング誌が不定期的に行っている「Best I faced」というコーナーがあります。これまで自分が対戦した相手で誰が一番強かったか、というインタビュー形式のものです。最近のものに、フェザー級とスーパーフェザー級で世界王座を獲得しているオーランド ソリド(メキシコ)が登場。ソリドは2014年9月にマルケスと対戦し、大差判定負けを喫しています。激闘王として知られるソリドは、マルケス以外にも暫定王座を含め4階級を制覇したロバート ゲレロ(米)、プエルトリコの強打者ファン マヌエル ロペス、キューバの実力者ユリオキス ガンボア、現在の世界ボクシングの先端を走るWBOスーパーフェザー級王者のワシル ロマチェンコ(ウクライナ)やWBCライト級王者マイキー ガルシア(米)と対戦してきました。そんな中でソリドは、「マルケスが総合的に一番優れたボクサー」だったと評しています。そのソリドのコメントが、マルケスの実力をよく表していると強く感じます。

マルケスの通算戦績は56勝(40KO)7敗1引き分け。素晴らしい戦績だということは当然でしょうが、そんな中でKO/TKO負けはなし。ダウンは何度もしてきましたが、打たれ強さもマルケスのボクシングを支えてきた大きな要因でしょうね。

私(Corleone)はこのマルケスの大ファンの一人でした。長い間ご苦労様でした!
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今週末の試合予定

2017年08月12日 00時06分31秒 | 世界ボクシング
2017年8月第2週末の試合予定です。

15日 火曜日
島津アリーナ京都
WBCバンタム級戦:
王者山中 慎介(帝拳)対 挑戦者ルイス ネリ(メキシコ)



*山中が普段通りに戦って、普通に勝利を収めるのではないでしょうか。
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