バーンズ、手堅く初防衛に成功（WBAスーパーライト級）

今月7日、英国で行われた試合結果です。
WBAスーパーライト級戦（唯一王座）：
王者リッキー　バーンズ（スコットランド）判定3対0（116-112x2、118-110）挑戦者キリル　レリ（ベラルーシ）

＊一時は3人の世界王者を有していたWBAの同級戦線。その王者たちがあれよあれよとチャンピオンベルトを放棄。そんな中、スーパーライト級に転向していたバーンズにお株が回ってきて、あっさりと王座獲得したのが去る5月。今回の指名挑戦者である対レリとの一戦が、バーンズにとって初防衛戦となりました。

スコア上ではバーンズの圧勝に映るこの一戦でしたが、試合内容自体はかなり競り合ったもの。さすがに「挑戦者が勝利だった」という声は聞こえませんが、118対110の大差でバーンズの勝利を指示したジャッジには首をかしげたくなります。

とにもかくにも3階級目の王座の初防衛に成功したスコットランド人。試合前から4階級制覇王のエイドリアン　ブローナー（米）との対戦を希望していたバーンズですが、この米国人が私生活が荒れまくっているだけに、その試合実現の可能性はかなり低いのではないでしょうか。ちなみの現在ブローナーは、同級でも一階級上のウェルターでもWBAの世界ランカーとしては名前が見られません。