DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ラミレス、引き分けで王座を死守(IBFクルーザー級)

2015年10月13日 23時17分55秒 | 世界ボクシング
今月2日、アルゼンチンで行われた試合結果です。
IBFクルーザー級戦:
王者ビクトル ラミレス(亜)引き分け1対1(115-113、114-114、113-115)挑戦者オビル マッケンジー(英)

*本来なら当初同王座を保持していたヨアン パブロ エルナンデス(キューバ)に挑戦する予定だったラミレス。しかしその挑戦試合は何度も延期に。その間ラミレスは暫定王座を獲得し、エルナンデスが正規王座を剥奪されたために今回のマッケンジーとの一戦に、正規王者として臨むことになりました。

なのIBF内での王座統一戦を予定していましたが、エルナンデスが再三試合を延期したため同団体はエルナンデスの王座を剥奪。ラミレスが正規、唯一のIBFクルーザー級王者に認定されました。このマッケンジー戦がラミレスにとって初防衛戦となりました。

代役的立場のマッケンジーですが、どうしてどうして。その戦績の紐をといてみれば中々の実力者という事が判明。25勝(13KO)12敗(3KO負け)と平凡なレコードながらもその敗戦の多くはキャリア前半に喫したもの。これまでに英連邦ライトヘビー級王座を2度、同団体のクルーザー級、英国、WBAインター・クルーザー級を順次獲得し今回の世界初挑戦までたどり着いています。

王者ラミレスもどちらかというとたたき上げの選手で、1度はWBO王座(暫定>>>正規に昇格)を獲得、転落するもIBFの地域王座を獲得。その王座の防衛回数を伸ばしながら今回の防衛戦に臨んでいます。

試合の方は一進一退の攻防ながらも凡戦に終始。王者が際どく防衛回数を1としています。今回の一戦は何となくクルーザー級がどんな階級であるかを反映していたような感じがします。
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