DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ベデルビエフ、再び世界王者を沈める(ライトヘビー級)

2015年04月07日 00時12分12秒 | 世界ボクシング
先週末4日土曜日、カナダで行われた試合結果です。
IBF北米ライトヘビー級戦:
王者アルツロ べデルビエフ(露)KO4回2分22秒 挑戦者/元WBA王者ガブリエル カンピージョ(スペイン)

*この興行のメインは下記のWBC世界戦でしたが、個人的な注目はこのロシア人。昨年9月に行った元IBF王者タボリス クラウド(米)戦での衝撃的な勝利により、世界戦線に乗り出してきたベデルビエフ。今回のカンピージョ戦で、その実力の高さを改めて証明しています。

最近目に付く「右対左」対決。この一戦もベデルビエフが右構えで、カンピージョが左構えでした。試合が動いたのが初回50秒過ぎ。ロシア人の右でぐらついたスペイン人が、その後の連打でダウンを喫しています。3回、左右上下の連打でカンピージョを追い詰めていったベデルビエフ。そのパンチから繰り出される「ドスン、ドスン」という音が映像を通して聞こえてきました。

4回、再び右からの連打でダウンを追加したベデルビエフ。レフェリーはそこで即試合をストップしています。

改めてその強打を見せ付けたベデルビエフ。攻撃のテンポはやや遅いのですが、連打時にはパンチの回転力が上がります。また、サウスポーに対し左ジャブ、左ボディーをビシバシと当てる技術の高さも披露。上体が立ち気味なのが気になりますが、常に体の位置を変え、防御への意識の高さも示すことに成功。

戦績を8戦全勝全KOに伸ばしたベデルビエフ。同国人で現在3団体の王座を保持するセルゲイ コバレフへの挑戦を熱望していています。また来月に次戦を行う可能性があるそうです。


WBCライトヘビー級戦:
アドニス ステベンソン(カナダ)判定3対0(116-111、116-110、115-110)挑戦者サキオ ビカ(豪)

*試合自体には快勝するも、ビカの乱戦に巻き込まれた観のステベンソン。保持する王座の5度目の防衛に成功はしましたが、コバレフには1戦ごとに差をつけられている印象を受けます。
コメント
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