4月から始まる本格的な節水栽培の予備試験として
こんな面白い実験をしてみました。
植物はマメ科インゲン、本葉はどちらも2枚。
しかしふたつの違いは萎れ具合です。
特に左はもう葉がしなしなになっています。
これは根を水に浸して育てた苗。つまり水耕で育てたもの。
水をぐんぐん吸って育ったので、葉もやや大きくなっています。
この苗をミストで高湿度にした容器に植え付けました。
ただ植え付ける際は水がなく、ミストも発生していません。
右の元気な苗はミストで育てた苗。
つまり湿気中根を出しているインゲンです。
これは植え付けてから50分後。水のない容器でも
湿気から水分を吸収するので萎れることはありません。
これが湿気中根パワー。水をあまり与えない節水栽培でも
元気に育つのは湿気中根、酸素と高湿度環境を保つミスト装置、
そして密閉容器のおかげ。3者の絶妙なコンビネーションの賜物です。