花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

カラフル家電?

2015年05月31日 | 環境システム科
カラフルといっても外観ではありません。
ここは施設園芸実験室。
最新の実験装置が導入された新しい施設です。
ご覧下さい、きれいな色だと思いませんか?
これは冷蔵庫のように見えますが、
実は植物栽培用の恒温器。
一定の温度を保つことが出来る装置です。
さらに庫内のLEDの波長も自在に変えることができるので
植物と光の関係を探るには最適です。
手前から白、赤、青、赤と青というふうに
設定してみました。
実験の準備もまもなく完了。
最初に装置を試すのはチームの3年生になりそうです!
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もやしもん?

2015年05月31日 | 環境システム科
これは環境システム科の3年生が育てたもの。
何だと思われますか?
なんとハクサイだというのです。
播種したのはいいけれど、
日陰にほったらかしにしたらしく
すっかり「もやし」になってしまいました。
そういえば昔、「もやしもん」という漫画がありました。
東京農大のある研究室を舞台にしたもので
テレビアニメにもなりました。
弱いものの代名詞であるもやしですが
本当は素晴らしい能力を秘めた存在であることを
作者は伝えたかったといいます。
しかしながらこのもやしはいったいうどうなるのでしょう?
持ち主たちは水耕栽培で育てると意気込んでいますので
後でまたどうなったのか紹介したいと思います。
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なめとんのか!

2015年05月31日 | 学校
チームの温室脇の花ですが、何だかわかりますか?
『知らん!」という方、正解です。
「シラン」という日本や中国などに分布する地生ランで
野生種は準絶滅危惧種になっています。
もちろんこれは野生ではなく苗を植えて増やしたもの。
バイオテクノロジーでは無菌播種の格好の材料として
利用されるため、チームが本拠地として使っている
馴化温室脇で栽培されているのだと思われます。
ところでシランを漢字で書くと「紫蘭」。
紫色の花をさかせるからです。
しかしよく見ると白い蕾もみえませんか。
これは同じシランでも白い花を咲かせる「シロバナシラン」。
でも紫の花だからシランというはず。
このネーミング、おかしくないですか?


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これも商品になるんだ!

2015年05月30日 | 学校
先週、岩手県の山田町支援活動に参加した際
途中で止まった道の駅で発見した農産物。
なんと雑草のスギナではありませんか。
それも結構なお値段がついています。
いったいどのように利用するのか調べてみると
スギナをお茶にして飲むようです!
生活習慣病や花粉症に効果があるらしく
インターネットにはたくさん紹介ページがありました。
口に入れるものなので当然無農薬だと思うのですが、
いろいろなものが商品になるのだと
あらためて感心させられました。
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ホースの秘密

2015年05月30日 | 研究
チームが使っている順化温室にはメンバーによって
たくさんの植物が栽培されています。
この時期の日課は水やり。
忘れてしまうとすぐぐったりするからです。
3年生ともなるとよくわかっていて
よく放課後に乾燥具合をチェックしに来ています。
ところが約1週間前のこと、大騒ぎをしていました。
というのはどうやらホースが劣化し、途中に穴が開いたらしく
水やりしようと蛇口をひねったらそこから勢いよく
水が飛び出しずぶ濡れになったというのです。
これでは困るので新しいホースを購入しました。
このホーズの売りはしなやかだけど折れにくいこと。
今までホースはすぐに折れて水が止まり困っていたからです。
さて最近のホースは中にひもが交差するように編まれています。
これには理由があります。
水圧によってホースは膨らみますが、
円周方向と縦方向にかかる力は違います。
細長い風船を膨らませようとすると途中が先に膨らんでしまうように
円周方向にかかる力の方が大きいのです。
したがってホースにも同じようなことが起こってしまいます。
それを防ぐために右巻きと左巻きのひもで補強しているのですが
その交差角度はホースの縦軸に対して45度ではなく、54度44分。
この絶妙な角度で縦と円周方向にかかる力が同じくなるように
調整しているというから驚きです。
しかしこの角度のひもはミミズなどの円柱形の生物もすべてもっています。
なぜなら静水骨格といって体内に骨がなく液体でできてるため
ホースと同じような圧力がかかるからです!
途中で破裂したら生きていけませんからね。
それではミミズのひもは何だかわかりますか?
それがコラーゲンというお馴染みのタンパク質でできた繊維。
生物から学ぶことがたくさんあります。
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