花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

青天の霹靂

2024年03月04日 | 研究
先日、青森県にショッキングなニュースが流れました。
青森県初の特A米で有名な「青天の霹靂」がワンランクしたのAになってしまいました。
理由はおそらく昨年の猛暑。ニュースでも耐暑性の高い品種が上位にランクし
猛暑に弱いコシヒカリは地域によっては降格してしまったそうです。
ヤマセのため耐冷性を磨いた青森米が今度は耐暑性。歯車が狂ってきました。
さてFLORAのもとには、真逆の朗報が届きました。
それが昨年応募していたパワーポイント作品が、
なんと予選を突破し、上位37作品に残ったというお知らせです。
大会は中高生対象のSDGs系の取り組みやアイデアを紹介するもの。
FLORAは正式名称の環境研究班、そして愛称のHUNTERSの2つに分かれて
それぞれ声優を立てて紙芝居風の演出で作成しました。
内容は水草の液肥化研究と富栄養化池沼の濃縮化研究。
いずれも途上国をターゲットにしたものです。
昨年は節水研究の陰に隠れて、なかなかスポットライトが
当たりませんでしたが、今回は節水チームがピットイン。
ここぞとばかりFLORAダービーの先頭に躍り出ました。
先日ご紹介したサポーターアイデア同様、まさに青天の霹靂です。
しかし37チーム中、入賞するのは15チーム程度。結果は3月下旬だそうです。
なお青天の霹靂に代わり青森の新品種「はれわたり」が特Aになっています!
コメント

Jr.がJr.を育てる

2024年03月04日 | 研究
左の2名は2018年のJr.たち。
指導しているのは3年生のFLORAです。
彼らは自分たちの代でTEAM FLORA PHOTONICSを
閉じることにしていたので2年生を募集しませんでした。
だからJr.は3年生が直々に指導していたのです。
嬉しいことに、この年のFLORAは半分以上がJr.出身。
自分たちも教わったので、後輩にも問題なく指導できるのです。
こちらは先輩が後輩に栽培方法を伝授している様子です。
実はこの年、FLORAは水の国際大会に出場することになったので
自分たちの研究の一部測定をJr.にも体験してもらったのです。
とはいってもあくまで体験。今年度のJr.3人のように完全に任されて、
先輩とともに日本一を受賞するほど本格的ではありませんでした。
しかし夏に開催された観光甲子園でもFLORAはJr.を動員します。
なぜならFLORAは国際大会のため人数不足。
したがってこちらは体験ではなく、一人前の戦士としての召集です。
そのおかげで神戸で開催された発表会では上位入賞。
このように2018年のJr.は多方面でFLORAとともに活動をともにしました。
Jr.出身がJr.を代々育てていく。これもFLORAの流儀です。
コメント

逆算そして神頼み

2024年03月04日 | 研究
4月2日に植え付けする予定のFLORA HUNTERS。
そのためには植え付けに最適なサイズの苗を準備する必要があります。
予定では早く収穫できるレタス、インゲン、スイスチャードの3種類。
しかしすべて発芽適温や植え付けまでの生育日数は違うはずです。
FLORAの予想ではおよそ2週間から20日。
したがって目的の日から逆算して播種日を決めなければなりません。
これが意外と難しい。まるでゴルフのロングパット。
短すぎても強すぎてもいけません。
また今回はやり直しが効かない一発勝負。さらに緊張します。
そこで彼らは2月中旬に発芽試験と称し、
本番同様の環境で播種しています。
すると目が出てくるのはおそよ1週間。予想通りです。
問題なのはここから植え付けサイズまで成長するのに何日かかるか。
ここを見極めて本番の播種をしようと考えています。
さて、明日は青森県の高校入試。受検生は神頼みしたと思いますが、
HUNTERSも同じ。女神FLORAにうまくいくようお願いしています。
昨日も雪、春がなかなかきません。
コメント