花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

環境研究班消滅

2024年03月31日 | 研究
じゃあ今度は悪い?話。年度末のFLORAに事件が起きました。
先日、環境システム科が今までの4つの研究班体制を見直し、
2年生から3班に再編成したというショッキングなニュースが届きました。
するとびっくり。なんと環境研究班が消滅してしまったではありませんか。
まったく知りませんでした。
これには明日から3年生になる環境班メンバーも大騒ぎ。
おそらくこの10年間を彩ってきた環境班のOBOGたちもびっくりだと思います。
さまざまな成果をあげ、いろいろな公的サイトで
環境班の名前で紹介されていますが、現在のメンバーが卒業するのと同時に
とうとう歩みを止めることになったようです。
でも安心してください。活動自体が廃止されたのではありません。
この図はFLORAのオリエンテーションで長年使ってきたものですが
2024年の2年生からは新設された「栽培環境班」の所属となり、
FLORAはこの中の1グループとして活動することになりました。
部屋はなくなり全員移籍。まるでどこかの相撲部屋のようです。
2009年草花班として誕生したFLORA。環境システム科が誕生する際に
新学科の研究活動を担ってほしいとの大人の事情で移籍と
環境班への改名を命じられましたが、今回も生徒減という大人の事情。
まさに波乱万丈。時代の波に翻弄されています。
しかし学科や研究班名が変わろうとも、
FLORAという花の女神の愛称がある限り、活動は変わりません。
草花班での6年間、環境班としての10年間を財産にして
栽培環境班FLORAとしての新たな一歩を明日から踏み出します。
今後ともご支援、よろしくお願いいたします。
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NANO Ventures

2024年03月31日 | 研究
2009年4月に園芸科学科草花班のひとつとして誕生したFLORA。
当時は草花班には3名の先生方がいたので3つのグループに分かれて活動していました。
そのひとつがTEAM FLORA PHOTONICSです。
まだ2年生だった彼らが最初に校内で発表したのは、進級間近の2010年3月でした。
先日、偶然にも彼らが発表に使った発表データを見つけました。
この画面をご覧ください。なんとFLORAは先生方から出資を募り研究を行い
そこで誕生した技術で生産した草花などの商品を販売し、
その売り上げから配当として株主に還元したいと提案しているのです。
研究発表というよりFLORAの企業PRではありませんか。
なぜなら初代FLORAが目指したのは高校発ベンチャーだったのです。
ベンチャーとは企業として新規の事業へ取り組むことをいいます。
まだ高い技術を持ち合わせていなかったため実現しませんでしたが、
先生方を味方につける発想が大いに話題となったものです。
この時の発表タイトルが「NANO Ventures」。
名農初のポスターセッション、白いリンゴの開発など
攻めのプロジェクト活動に取り組み始めていた
スタートアップ研究班のFLORAらしい発表でした。
そんな初代メンバーの1人が、農場職員としてこの春から名農に帰ってきました。
現在のFLORAとは15歳もの差がある兄貴。力を貸してください!
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2023年度の締めくくり

2024年03月31日 | 研究
正真正銘の年度末。FLORAには、いい話と悪い?話があります。
どちらから聞きたいですか?ではいい話からご紹介します。
これは昨日の東京。気温が24℃ぐらいまであがり
汗が出そうな中を歩いているのはFLORAの女子メンバー。
先輩後輩で制作したパワーポイントのショートムービーが
SDGs系の発表会の決勝に残り、最終決戦のために上京したのです。
場所は皇居。発表会場から歩いて5分なので
昼食後にちょっと歩いてみました。彼女たちの中学時代はコロナの真っ只中。
そのため青森の修学旅行の定番である東京には行かなかったそうで
もちろん皇居も初めて。興味深げに歩いていました。
さてこの後、2人は発表しましたが全8チーム中、3位。
審査員特別賞を受賞することができました。
賞は3つしかないのでこれは頑張りました。
審査員の先生方は難しい内容を、先輩後輩の2人の掛け合いで
とてもわかりやすく伝えたと高く評価してくださいました。
一か八かでチャレンジしたちょっと面白い演出が功を奏したようです。
2023年度最後の大会を入賞飾ることができました。
お疲れ様。これがいい話。次回はもっと上を目指したいものです。
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層の厚さが自慢です

2024年03月30日 | 研究
春休み、3月も終わろうかとする土肥実験室で
2名のFLORA女子メンバーが何やら発表練習しています。
実は同じ部活動の先輩後輩。後輩は1年生でJr.です。
研究生として1年前に仲間入りして節水研究に取り組みましたが、
同じ部の先輩の研究も手伝っていました。
そんな2人が応募したのがエコ系技術や活動の発表会。
すると決勝に残り、なんと今日東京で行われる発表会に招かれたのです。
そこで先日、練習をしたというわけです。
では発表を聞いている2人は誰でしょう。
こちらは水研究の日本代表になった節水研究メンバー。
4月開始の研究の準備を春休み返上で行っているのですが、
ちょっと手があいたので質問役をしてくれたのです。
節水チームは現在、国際大会のために大会参加を自制中。
するとチャンスとばかり、控えメンバーがモグラ叩きのように
次々と顔を出してきます。波状攻撃。これが現在のFLORAです。
一人一研究というスタイルのなせる技。
このようにFLORAは層の厚さが自慢なのです。
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天にものぼる心地

2024年03月30日 | 研究
1月頃に応募していた研究動画の結果がどんどん発表されています。
最初に発表となったのは男子2名が取り組んだ富栄養化池沼の液肥化研究。
あるSDGs系の大会でメッセージ賞を受賞したのです。思わぬご褒美に感激です。
すると今度はつい先日、別のSDGs系大会で決勝に残ったという
連絡が入りました。この時期の発表会はほとんどがオンライン。
この大会もオンラインで結果発表をするとのこと。
案内がすでに春休みだったので、該当する節水研究メンバーが
自宅で視聴したようです。賞は全部で5つ。
約30チームほどが決勝に残っているので、期待はしていません。
結果が下から発表されていきますが、案の定、みんなアプリ開発など
コンピュータやAI技術を生かしたものばかりです。
するとびっくり、最後のゴールド賞でFLORA HUNTERS AQUAの
名前がコールされたではありませんか。もうびっくりです。
こちらは表彰式の様子ですが、審査員長はなんと元宇宙飛行士の山崎さん。
宇宙開発にも貢献してほしいとFLORAの技術を高く評価してくださったのです。
宇宙だけに、まさに「天にも昇る心地」のFLORA。
さて残るは本日東京で行われるSDGs系発表会。代表2名が今朝、上京します。
なおいずれもまったく異なる研究。恐るべしFLORAです。
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