花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ゆく年くる年

2018年12月31日 | 学校
大晦日は毎年恒例の話題。
この地域では「年越し」を「年取り」といいます。
実は名前だけでなく食事もかわっています。
一般に大晦日の夜の食事は、年越しそばに代表されるように
特別ご馳走を食べる習慣はありません。
そのかわりにお正月は、おせち料理で盛大に祝うのが普通です。
これは公家や商人の文化らしく、青森の南部地方は違っていました
まったく逆なのです。尾頭付きのお魚などのお膳を囲んで盛大にお祝いするのは大晦日の夜。
逆にお正月はお餅こそ食べますが、大晦日の残りをいただくという風習がありました。
なぜなら青森県南地方ではかつて太陽が沈むとその日は終わりという考えがありました。
この考え方からすると大晦日の夜、みんな揃って食事をする頃は既に1月1日になっていて
新しい歳神様はもう家に来ていると考えたのです。
神様をお迎えする最初の食事を盛大に祝いたい。
そんなことで大晦日の夜は豪華な食事となりました。
かつてよく授業でこの風習がどれぐらい伝承されているか
高校生に聞き取り調査を行っていました。
面白いことに20年ぐらい前は約8割が大晦日を祝うタイプでしたが
10年ほど前に約5割となり、今では2〜3割しか伝承されていません。
大晦日は普通の食事で夜に年越しそばを食べるというのがほとんど。
お祝いするにしてもなぜか焼肉とかオードブルが並ぶようです。
ところが数年前からもっと驚く人たちが出てきました。
お正月もお祝いしないというのです。
なんと青森県ですらお餅やお節料理を食べることを知らない
子供たちの時代になってきているのです。
農村の近代化、核家族化など理由はいろいろありますが
農を教えてきたものにとってこれは複雑な思いです。
さて今年も今日1日となりました。
チームは青少年水大賞の日本代表になったことから
あえて春から今年はチーム最後の年と大々的に掲げることで
メンバーのモチベーションを高めてきました。
世界準グランプリの快挙はたくさんの関係者のサポートはもちろん、
これに応えてくれた名農生の心意気です。
時代は変わってもこんな名農の精神は引き継ぎたいものです。
今年もお世話になりました。
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最優秀でフィニッシュ!

2018年12月31日 | 研究
チームフローラフォトニクスが結成時から
応募しているコンンクールがあります。
それは読売新聞社主催の「日本学生科学賞」。
今でこそ、いろいろなコンクールがあり
年間に何度もチャレンジできるようになりましたが
以前は数えるしかありませんでした。
その中で科学賞は1957年に創設された日本で最も歴史のある大会。
したがってチームも毎年のように腕試しさせていただきました。
戦績は昨年までの9年間で不思議なことに10回の青森県最優秀。
なぜならこの大会は数部門に分かれていて
ある年、生物と地学の両部門で最優秀を受賞したことがあるからです。
嬉しいことに今年も生物部門で最優秀をいただき
Jr.とともに表彰式に参加してきました。
10年間続けた応募もこれにて終了。
ファイナルフローラのメンバーは最後も最優秀で飾ってくれました。
しかしながらチームの大先輩である
名農気象斑には最後まで追いつくことはできませんでした。
というのも気象斑は1968年の8回大会で日本一を受賞し
皇居で天皇陛下から賞状をいただく栄誉にあずかっているのです。
経験重視からデータ重視という新しい農業に移行し始めた時代。
気象庁と同じ検定済の観測機器を駆使して得る局地データと
365日休まず観測を続ける気象斑はまさに輝いていました。
アナログ観測からデジタル観測に変わった今、
名農気象斑は役目を終え解散しましたが
今でも校長室の入り口には古い日本一の賞状が飾られています。
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冬休みの宿題だったのに

2018年12月31日 | 研究
冬休みに入ってもう1週間以上経とうとしています。
北国青森は冬休みが長く、3学期の始業式は1月15日。
年末年始の休業を加えると3週間を超えます。
そこでチームはメンバーに始業式に提出する宿題を課しました。
自分が取り組んだ研究概要をまとめた報告書の提出です。
実は農業クラブが毎年機関誌を製作するのですが
そこに3年生の全研究の概要が紹介されるです。
農業クラブの締め切りは1月下旬ですが、
早くやるにこしたことはありません。
そこで12月上旬の期末考査が終わった時から
校内プロジェクト発表の練習と並行して
パソコンで各自製作するよう指示を出していたのです。
するとどうでしょう。
冬休み前に一度提出してもらったら
すでに4名が完成しているではありませんか。
3年生の冬休みは多くの生徒が自動車学校に通うので
みんな忙しく、ぱっぱと片付けてしまったようです。
仕事の早いフローラです。
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王手

2018年12月30日 | 学校
校長室の壁に設置している掲示板はコンクールの記録用。
2018年4月から名農生が獲得したコンクールの受賞記録が
賞状のような形式ではり出されています。
よく見るともう残り1枚となりました。
いつもなら翌年の3月下旬にちょうど全部埋まるのですが
今年は年内のうちにこんなにも埋まってしまいました。
これはチームフローラ以外の班の大活躍が理由。
ドローンという最新技術を操った研究で
全国の大会で日本一を次から次へと受賞しているのです。
彼らの強みは幾つかあります。
まず地元南部町は自他共に認めるフルーツの里。
そして高齢化という地域が抱えている課題。
この地域ならではニーズに応えているからです。
さらに単なるアイデアではなく東北の企業と連携し
実際に栽培実験を数年間行い、
科学的なデータをとってるところもポイント。
学会で高く評価されることからも信頼の高いデータといえます。
これをベースに生みだされるビジネスプランは
新規性、実現性、採算性などどれをとっても秀悦。
チームに刺激されて動き出した研究チームが
今、チームにかわって全国で大暴れしています。
いよいよ掲示板はあと1枚。
王手となりました。
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とんでもないご褒美

2018年12月29日 | 研究
2学期の終業式前日に開催された校内プロジェクト発表会。
審査の結果は翌日に発表されました。
するとチームの女子がⅢ類の部門最優秀。
さらにⅡ類に出場したキノコチームが
全部門トータルの最優秀を受賞しました。
これにはみんな大喜びです。
10年間の活動を締めくり有終の美を飾ることができました。
それは嬉しいのですが、副賞を見てびっくり。
なんとキノコチームは牛肉5kg、
柿チームは豚肉3kgと書いてあるではありませんか。
噂だと後日、現物支給。ユニークな副賞を考えたものです。
しかしチームフローラフォトニクスは
2年生がいないので現在5名しかいません。
みんなで検討しなければなりませんが
1月の課題研究で環境システム科の仲間や
お世話になった先生方を招いて
祝賀パーティーを開く必要がありそうです。
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