花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ダイコンとカブ

2013年04月30日 | 研究
これもチームの2年生の研究。
ダイコンの発芽です、
この隣の鉢ではカブが栽培されています。
さてダイコンの可食部は根ですが
カブはどこだと思いますか。
根のようにみえますが実は茎の部分なのです。
植物は光の色(波長)によって生長が変化します。
チームは光の研究を長年続けることで
青色光は茎を太くさせる特徴があることを
いろいろな植物で確かめてきました!
それではダイコンとカブに青や赤の光を照射したら
いったいどんな変化がおきるのでしょう。
チームの研究はいつもそんないたずらから始まります。
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文武両道

2013年04月30日 | 学校
この春から名農は生徒数が増えました。
環境システム科が新設されたからです。
農をベースに工を学ぶ新しい学習内容と
農と工を学んだ生徒たちが互いに得意分野で協力しながら
水耕栽培経営に挑戦するという学習スタイルは全国でも例がありません。
新学科は工業系が入ってくるので男子生徒の割合が増えました。
したがってご覧のとおり放課後のグラウンドには
陸上、サッカー、アーチェリーなどたくさんの1年生男子を見ることができます。
文武両道を目指して、いよいよ新生名農が動き出しました!

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バイカラー

2013年04月29日 | 学校
露地のクリスマスローズが満開ですが
毎回、目が止まってしまうのがこの花。
うすいグリーンとパープルの2色が
何ともいえない色合いを見せてくれます。
このように2色だけでできたものを
ファッション用語と同じでバイカラー(bi-color)といいます。
この花からも種子をとって増やしているのですが
同じような色合いのものは数株しか生まれていません。
いつもピンクやパープルの花になってしまうのです。
「同じ花がひとつとしてない」
これがクリスマスローズの魅力ですが
バイオテクノロジーによって同じものを作ることが
とうとうクリスマスローズでも成功しています。
「これと同じ花が欲しい」という人の欲求から
いつも新技術が生まれます!!
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黄花のクリスマスローズ

2013年04月29日 | 学校
こちらは露地のクリスマスローズ。
珍しい黄花です。
中心に昆虫の触角のように飛び出ていますがこれが雌しべ。
そのまわりにびっしりあるのが雄しべです。
まだ開花したばかりなので雄しべの位置が低いのですが
これから雄しべも雌しべぐらいまで伸びてきて
受粉がはじまります。
温室で管理したクリスマスローズは2月に開花しましたが
露地では2ヶ月以上も遅れます。
室内と露地、年に2度楽しめるのも魅力です!
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白いりんご誕生物語

2013年04月28日 | 研究
TEAM FLORA PHOTONICS の研究で最も知名度が高いのが白いりんご。
2009年に開発され、日本中に紹介されました。
2009年は白いりんごを使った新しい贈答品を提案。
白と赤で祝福など色で自分のメッセージを伝えるという
ビジュアルコミュニケーションのアイデアも評価されました。
当時は開発を担当した女子グループはアップルガールズと名乗っていました。
2010年は研究を引き継いだ後輩たちが品質を分析し、
白いりんごの魅力を科学的にあきらかにしました。
さらに白いまま保存するユニークな技術も開発しています。
2011年は作り方を地元のテレビで2週に渡り特集されました。
しかしその年は洪水のためすべてのりんごが流されてしまいました。
昨年の2012年は品質を上げるため高台に場所を移しました。
しかし記録的な残暑のためりんごは白くなりませんでした。
今年も再度挑戦しますが、予報でこの夏は
記録的な猛暑になるといわれています!
果たしてどうなるでしょうか。
そんな白いりんごの誕生のお話を「果実日本」という本に
書かせてもらいました。現在、販売されているので
興味のある方はぜひご覧下さい。
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