花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

秋を追いかけて!

2019年09月30日 | 研究
実験が終了したメンバーが増えてきたので
ハンターズの温室で栽培している植物もどんどん減ってきました。
残りはクワイとダイコン、ニンジン、そしてカノコソウ。
まもなくダイコンとカノコソウも収穫なのでだいぶ寂しくなりそうです。
そんな温室になんと新たな植物が持ち込まれました。
持ち込んだのはバブルボーイズたち。
それもおそらくこれはメヒシバ 、つまり畑地雑草です。
昨年から泡農薬の研究してきたバブルボーイズ。
今まで殺菌剤での効果を確認してきましたが
まだ試していないものがありました。
それが除草剤。飛散しない泡農薬が本領発揮する分野です。
秋なのでもう実験を終わってもいいのですが
このまま試さないで終わるのは彼らにとっても不完全燃焼。
そこで最後の勝負を行うことにしたのです。
とはいっても秋は駆け足で進んでいます。
除草剤なのでなんとか10日もあれば反応が出るはず。
明日から10月、神無月。
行く秋を追いかけながら最後の実験に挑むバブルボーイズです。
コメント

やばいよ やばいよ !

2019年09月30日 | 研究
お恥ずかしいのですが、これがハンターズの本拠地である
馴化温室の今の様子。散らかり放題です。
掃除しなければと思うのですが
次々とスケジュールに追われ、手つかずの状態が続いています。
あらためて眺めるとさすがにこれはひどい!
ハンターズが出場する学会のポスター発表会も終了し
活動も落ち着いてきたので大掃除を計画することにしました。
ところがうまくいかないもので、今日から中間考査。
考査が終わると2年生のハンターズはすぐにインターンシップ。
職場体験のためしばらく登校しません。
結局、来週の10月8日まで課題研究はお休みになりそうです。
その後は緑化活動や役員改選などの行事が目白押し。
気がつくともう名農祭となり、また1週間ほど課題研究がなくなります。
しかし今回はそんな言い訳をせずに
何としてもチャンスを見つけ大掃除を決行する予定。
それにしても忙しい名農生です。
コメント

ちいさい秋みつけた ?

2019年09月29日 | 学校
秋分がすぎ朝夕の気温もグンと下がってきました。
まだもみじの紅葉には早いようですが
あちこちで秋の気配を感じます。
例えば名久井岳。空気が澄んでいるためスッキリ見えます。
もちろん空は天高く秋の雲に変わりました。
また南部町の稲穂も黄金色になってきました。
よく見るとハンターズの温室脇のブルーベリーの葉も
少し赤くなっています。
さらに南部町を車で走れば、特産の食用菊が満開。
黄色の絨毯が広がっています。
このように南部町では
小さな秋をたくさん見つけることができます。
さて「ちいさな秋みつけた」は1955年にできた童謡。
なんと日本レコード大賞の童謡賞を受賞しています。
その後、NHKのみんなの歌でも紹介されたことから
秋を歌う定番の童謡となりました。
この歌の作詞はサトーハチロー先生。
ご存知、名久井農業高校の校歌の作詞も手がけた
詩人であり童謡作家です。
皆さんはこの歌をきくとどんな思い出がよみがえりますか。
コメント

みんな同じ!!

2019年09月29日 | 
ここに2つの生卵があります。
誰も気づくのがこの黄身の色。
片や白っぽく、片や濃い橙色です。
とはいっても片方が腐っているのではありません。
卵の黄身はニワトリが食べた餌に大きく影響を受けます。
トウモロコシを食べると橙色。
これぞ黄身という色になります。
ところが最近増えているのはこの白い黄身。
こちらはお米も食べているのです。
よく橙色の黄身の方が栄養値が高いという人がいますが
そんな大きな違いはありません。
ただ美味しそうかどうかは個人の感覚なので
なんともいえませんが。
また殻の赤い卵の方が良いという人がいますがこちらも好み。
ニワトリの品種が違うのでどうしようもありません。
赤い卵も白い卵も卵は卵。大差ないのです。
皆さんの冷蔵庫に入っている卵は何色ですか?
コメント

津軽平野

2019年09月28日 | 
先日、またまた機会があったので
八甲田山を越えて津軽地方に行ってきました。
そこで見た景色がこれ。一面に広がる黄金色の稲穂です。
そして遠くに見える山が津軽富士とも呼ばれる岩木山。
本当にきれいな姿です。
いつもこの景色を見ると感じるのが空の広さ。
名久井農業高校のある南部町は低い山に囲まれているため
地平線を見ることはありません。
つまり山があるため極端にいうと津軽よりも空が狭いのです。
吉幾三さんや太宰治さんが津軽平野を題材にするのもわかるような気がします。
さてみなさんは青森県ならどの町でもたくさんお米がとれると思っていませんか。
実は地域によってかなりの差があります。
平成26年のデータですが、名農のある南部町の10a当たり収量は583kg。
だいたい太平洋側の南部地方はこれぐらいの収量です。
しかし津軽地方はそんなもんじゃありません。
津軽市で644kg、五所川原市では636kg。
南部地方に比べて約60kg、つまり1俵も多いのです。
では低温多湿の偏東風である
ヤマセが常に吹き込む下北地方はどうでしょうか。
なんと下北半島のてっぺんにあるマグロで有名な大間町は
わずか453kgしかとれません。もちろんこの差は気候の違い。
同じ手間をかけてコメ作りしてもこんなにも収量に違いがあるんですね。
収量の差は収入の差。気候の違いとはいえなんとも無情なものです。
台風崩れの温帯低気圧が去った津軽は今稲刈りの真っ最中。
今年も美味しいお米がとれそうです。
ところで吉幾三さんの津軽弁ラップが話題です。
みなさんは歌詞の意味がわかりますか?
同じ県民でも南部地方の私たちにはかなり難解です。
コメント