悪意(東野圭吾)



電車通勤中は寝ているか,読書しているかだ。ゲームはやらない。ハマって抜け出せなくなるのが見えているので。
LINEもやらない。文字打つのが遅いので,それがストレスになる。

東野圭吾はハズレがないので,読みたいものが切れてしまったときに読んでいる。
今回は「悪意」

物語序盤で事件の犯人は捕まるが,その動機は?
そしてタイトルの「悪意」はだれが持っているのか?,誰に向けられたのか?
悪意が生んだ結果は?

事実と思われたことが虚構で,虚構と思われたことが事実と,物語は先の見えない展開が続く。
そして解明される真実。根底にある「悪意」


読み終わった後思い出したのが,上遠野浩平の「紫骸城事件」
第1章冒頭の文

この世を動かしているのは”悪意”だ。
何かを踏みにじってやろうとする思念,欺いて皆を出し抜いてやろうという意識・・・
それらがあれば人にできぬことはない


「善意」と「希望」が世の中を作っていると信じたいのだが,うーん・・・
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