以前に「ウインターズ・ボーン」などに主演した、ジェニファー・ローレンスさんの主演作で、
アフガンからの帰還兵を演じています。製作は「ムーンライト」などのA24です。
ブライアン・タイリー・ヘンリーさんといえば、「ブレット・トレイン」で機関車トーマスについて
熱く語る殺し屋役で出ていました。
原題の「Causeway」は「土手道」などの意味です。
【あらすじ】
アフガンに派兵されたリンジー(ジェニファー・ローレンス)は、敵の待ち伏せ攻撃で頭部などを負傷し、
帰国後しばらくはほとんど動くことも出来無いのでした。
その後、様々な薬を服用しながら、少しずつ日常的なことはできるように回復してきて、
実家に帰り、プール掃除の仕事を始めます。彼女は軍に復帰することを望んでいて、
ランニングなども始めるのでした。
そして故障した家の車の修理のことで知り合った自動車修理工のジェームズ(ブライアン・タイリー・ヘンリー)
と様々なことを話す関係になるのでした。
出典:Apple TV+
【感想】
リンジーが負傷した際のことなどは、本人が語るのみで映像では出てきません。
ジェームズも以前の車の事故で障害を負っていますが、彼もその際のことについては
口が重くなるので、二人の関係が深まるにつれて色々と分かってくる展開でした。
この映画の場合、リンジーの性的嗜好が同性に向く設定なので、独特の難しいことになります。
物語が進むにつれ、リンジーに関することなどが少しずつ明らかになってくる映画です。
一部、字幕が不自然でしたが、「トラウマ」がもともと外傷を意味する単語で
その後、「PTSD」が心的外傷後ストレス障害として知られるようになったので、
訳者には、トラウマ=心的外傷を意味するものと言う思い込みがあったのでしょうか?
プールや車が様々なものの比喩として使われている映画でした。
これまでのA24の映画が好きな人にオススメの映画です。
Causeway — Official Trailer | Apple TV+