マチンガのノート

読書、映画の感想など  

嘘を愛する女:長澤まさみ、高橋一生

2018-07-25 22:29:07 | 日記
有能な会社員の女性が、震災をきっかけに知り合った相手と5年暮らした後、
その男性がくも膜下出血で意識不明となったため、運転免許証などで調べると、
言っていたことが全て嘘と解り、それでは相手は本当は誰かかを
調べる話なのだが、エネルギッシュにどんどん進みながらも、
いざという所でためらってしまったりする会社員役を長澤まさみが好演、
それに振り回されながらも、依頼者に愛想が尽きて車から追い出しても、
最後まで調べる探偵役の吉田鋼太郎が良かった。
ストーリー自体に目新しさはないが、出演者のエネルギー感で引っ張っていく
展開に引き込まれた。

ランペイジ 巨獣大乱闘 ドウェイン・ジョンソン:ネタばれあり

2018-07-21 00:53:32 | 日記
遺伝子編集が禁止された未来で、シカゴにある企業が宇宙ステーション上で
秘密に研究していたのだが、巨大化した動物が暴れだし、
宇宙ステーションは崩壊、脱出ポットは脱出した後に壊れて、
遺伝子サンプルが地上に落下する。
一方、米国の自然保護区では、元軍人で動物学者のデイビス・オコイエ(ドウェイン・ジョンソン)
は、アフリカで密猟者から保護した白いゴリラのジョージを世話していて、
手話を教え、仲良く冗談交じりにやり取りして暮らしている。
その地区にサンプルが落下して、ゴリラのジョージは感染し、巨大化する。
その他にもオオカミが感染し、巨大化したので開発していた企業は
傭兵を派遣し殺しにかかるが、逆に全滅する。
一方、開発していた企業は、低周波で巨獣をシカゴに引き寄せ、軍隊に殺させて、
DNAを回収して売り、儲けようとする。
しかしながら米軍の攻撃は巨獣を倒せず、シカゴで暴れまくり、街を破壊していく。
そのため人の残っている市街地ごと空爆で消し去ろうとするのだが、
デイビスと女性生物学者は解毒剤を手に入れるために、企業のビルに登ってゆく。
そして解毒剤を手に入れ、ジョージに飲ませ、ジョージが平静に戻ったところで、
ほかのオオカミとワニの巨獣を倒そうと共闘する。
デイビスとジョージにより、他の二頭の巨獣は倒されて、空爆は回避されるのだが、
ジョージは深手を負い、動かなくなる。
そこに協力者の女性生物学者と、協力していた政府の人間が着いて、
ジョージの死を悲しみながら話していると、ジョージの手が少し動く。
振り返ったデイビスは、ジョージに「いま目をつぶっただろ」というと、
ジョージは目を開けて、デイビスに中指を立ててニヤリと笑う。
女性生物学者は「こんな時に死んだふりをするなんて信じられない」
と呆れて、デイビスは「いま涙が出たのは、瓦礫の欠片が入ったからだからな!」
とむきになって言う。
日本映画のように、怪獣が単に暴れるのと違い、動物と心を通わせる動物学者が、
もとは仲の良かった巨獣と共闘して解決するというのが、新鮮だった。
巨獣対人間というよりも、悪い企業対善良な人間と動物という構図である。
ランペイジ 巨獣大乱闘:予告編