マチンガのノート

読書、映画の感想など  

「提督の戦艦」 ロシア映画(2009)

2013-02-27 20:57:06 | 日記
「提督の戦艦」、2009年のロシア映画。
「海洋戦争アクション・ドラマ」とパッケージなどに表記されているが、
実際は、ロシア革命の映画。
日本の昔の学生運動、左翼の方々は「革命」とか言って、
街頭デモなどをしていたようだが、その内の何人位が、
このように内戦をして、国の体制を変えようと考えたのだろう?
浅間山荘のグループのように、仲間の誰かに難癖を着け、
一人ずつ殺すなどは出来ても、国民が二手に分かれて殺し合うなど、
想像すらしたことが無いだろう。
なんとなく欧米などに憧れて、騒いでいただけだろう。
「レッド・スナイパー」という、ロシアのテレビドラマの中で、
ソ連兵が「俺は貴族じゃないから、風呂なんて入らない」という
シーンがあった位だから、ロシアと日本では、貧しさの桁が違うのだろう。

「シベリア抑留ー未完の悲劇」 栗原俊雄著

2013-02-21 10:03:29 | 日記
日本の知識人は、ナチスの強制収容所の話、
ヴィクトール・フランクルとか、プリモ・レーヴィとかには
関心を持つのに、なぜ同じ国民のシベリア抑留には無関心なのだろう。
「シベリア抑留」栗原俊雄著などを読むと、戦後の知識人は
シベリア抑留の話などを読んでも、
「食べ物の話ばかりで、ソ連社会を見ていない」などと言うそうだ。
食べる物はあって当然、平等じゃ無いのがおかしい、
と言いたいのだろうか?
大阪の釜ヶ崎などへの支援なども、キリスト教関係者、
社会活動家などが行っているが、戦後知識人、左翼が
無関心だから、現在の社民党、共産党などは信用されず、
関心を持つ人も少ないのではないだろうか?

「水底フェスタ」 辻村深月著

2013-02-17 17:06:29 | 日記
「水底フェスタ」 辻村深月著を読んだ。
屋外コンサートが行われる地方の村の話だが、
それ位でもこのような確執、トラブルが起きるなら、
原発などは、どのくらい現地に対立や揉め事、恨みを
引き起こしているのだろうか、と思った。
カネで黙らせる、と言うが、黙らされた方は
内部ですごく揉めて、対立していがみ合うのだろうと思った。

桜宮高校の事

2013-02-11 17:15:26 | 日記
桜宮高校の事や、体罰の事はいろいろ言われているが
担当の教師などに、下手に言い返すなどをしたら、
部活に居づらくなるとか、スポーツ推薦での進学が
どうなるか分からないなどの、教師側に曖昧な権限があるので
生徒や父兄がいろいろ言いにくいのが、大きな問題なのではないだろうか?
部活担当の教師などの権限の明確化、各種推薦のプロセスの開示などが必要ではないだろうか。

「朱花の月」 河瀬直美監督

2013-02-10 22:29:52 | 日記
今回の映画は、「かたつもり」ぽい感じの映像。
相変わらず映像は綺麗。「朱花」と書いて「はねつ」と読む。
河瀬直美の軽トラックへの愛が感じられる。
「萌の朱雀」にせよ、この映画にせよ軽トラックが何かと出てくる。
河瀬映画で一番好きなのは、育ててくれた養母を撮った「かたつもり」。
養母を窓ガラス越しに撮ったり、頬に触れたり、愛情が伝わってくる。
近所の家庭菜園でいろいろ聞いているところが印象に残る。