マチンガのノート

読書、映画の感想など  

スカイライン 奪還 :監督リアム・オドネル 主演:フランク・グリロ

2019-02-24 23:31:55 | 日記

「スカイライン 征服」の続編。

前作では、マンションの一室に閉じ込められた視点で、物語は進み、最後は主人公たちは

宇宙船に吸い込まれ、主人公は脳みそを取られ、エイリアンの作った生物の脳みそに使われて、

主人公は自分が人間だったことを憶えているという終わり方だった。

今回は、同じような始まり方で、刑事(フランク・グリロ)とその息子トレントと、

周囲の人で地下鉄を通って脱出しようとするが、同じように吸い込まれる。

しかしながら刑事は脳みそを吸い取られることを逃れて、前回の脳みそをエイリアンの作った生物に

使われている人の協力で、宇宙船を破壊し、ラオスに墜落する。

なんでラオス?というと、「ザ・レイド Raid」というインドネシア映画に出ていた、

イコ・ウワイスさんを使いたかったからだろう。

宇宙船の中で青い光線を見た女性が出産した人間の赤ちゃんを連れて、

オードリー(ボヤナ・ノコビッチ)と友にラオスの反政府勢力と合流する。

そして、その赤ちゃんの血液から、宇宙船の出す青い光線を変異させるワクチン?を

作って、それを宇宙船の光源に注射すれば相手の光線を無効化させれられるのでは?

という事で、反撃を計画する。

そして何やかやで、エイリアンの作った生物達や作ったエイリアンと戦う。

そこからはイコ・ウワイスさん中心の、独特の格闘シーンが展開される。

相手の生物もなぜか手に付いたナイフで格闘する。

大きな刀でズバッと切るのではなく、小型ナイフで連続して刺しまくる戦闘法の武術である。

映画会社が製作のメインではなく、特殊効果の会社がメインで作ったとのことで、

ストーリーよりもアクションが中心。

シラットという武術という事だが、ナイフで刺しまくるものなので、試合とかは無理な

感じの武術である。

 

エイリアンの乗った巨大ロボットと戦う巨大ロボットに乗るのは、脳みそを生物に使われている、

刑事の息子のトレント。赤い目の方のロボットに乗っています。

B級SFアクションとして作った、面白い一作。

 ゆるくて馬鹿な映画が好きな人にはお勧め。

 


フューチャー・ウォー:ロバート・H・ラティフ/著

2019-02-18 14:16:44 | 日記

 

今日まで、様々な軍事技術が考案され、実用化されているが、

実際にそれらのものが使われると、どのような影響を戦争や兵士、

社会や民間人に与えるのかは前もっては判りにくい。

核技術の開発が、米ソの巨大な軍拡競争に繋がったという歴史があり、

さらに米軍は湾岸戦争ではハイテク爆弾などでイラク軍に圧勝し、イラク戦争では

ふたたび簡単に勝利して、イラクを占領できたが、その後の方が大変だった。

簡単な携帯電話を使ったIED(即席爆弾)による攻撃ですらそうなのだから、

ハイテク化、電子化、ネットワーク化されたものが、どのような影響があり、

その責任を誰が取るのか、また、取りうるのか、という考察がメインとして書かれている。

また、売り込みをするほうも、長所を強調して売り込むが、その後の事に関しては、

予想できるとは限らない。

さらに、志願兵で米軍が構成される様になり、政治家も国民も軍隊や軍人の事に

関心が無く、知識や理解力もないとの事である。

軍事技術に関する書籍かと思って読んだが、倫理や責任に関する考察が多かった。

映画「大いなる陰謀」(ロバート・レッドフォード監督2007年)を思い出した。

「フューチャー・ウォー」ロバート・H・ラティフ 訳:平賀秀明 解説:小泉悠 新潮社


万引き家族:是枝裕和

2019-02-17 21:43:49 | 日記

よそから連れてきた子供と暮らしているという展開だったが、

昔なら、近所の親が無茶苦茶ならば、地域の有力者が引き取ったり、

お寺が引き取っていたり、していたのだろうか?

と思った。

チンピラ風の口調でも、リリー・フランキーがすると

柄が悪く感じなかった。