マチンガのノート

読書、映画の感想など  

発達障害と主体の問題について

2024-06-30 22:47:40 | 日記

京大の臨床心理の方などで発達障害における主体の無さなどが取り上げられていますが、

何か行動したり会話したりする際の、起点となる主体というものが成り立っていないというのは、

普通に暮らして行動している人には、想像自体が困難なのでしょう。

何かのカウンセリングセンターなどなら、そこまで来て申し込み、定期的に通ってきているのですから、

主体や内面というものが成り立っていないということ自体、想定外なのだと思います。

もし街のクリニックなどなら、表面的な言動から不安や睡眠の乱れを見て取り、

何らかの薬を出すのみで、それほど本人の役に立つ対応はできないことが多いのかもしれません。

それらのことを考えるに、距離を取りつつ随伴する支援のようなものが合っているでしょう。

 

 

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発達障害と教育について

2024-06-26 09:24:00 | 日記

京大の臨床心理の人たちが何かと書いているように、発達障害のひとは主体が未成立だったり曖昧なので、

周囲が何かをさせようと関わると、本人が納得しないまま表面的に行い、本人の好みや考え、意欲と

関係のないところで何かをするということにつながる事が多そうです。

そうなると本人も気が乗らないまますることに成るので、続かなかったり本人の成長を阻害することに

なるのでしょう。

あくまで本人と周囲の境界というものを考えながら接することが基本として必要なのだと思います。

 

こころの未来選書 発達障害への心理療法的アプローチ

 

周囲がきつく接したり、熱血な感じで関わるとひたすら周囲の言いなりになるだけの人になることもあるようです。

その様な場合、周りのひとから見ると奇異な感じだったりするのと、本人が自己感覚より言われたことを優先することで、

周囲の人に気を遣わず行動し、さらに周囲と上手くいかなくなるようです。