マチンガのノート

読書、映画の感想など  

ボダ子 / 赤松利市 新潮社: 感想

2019-12-30 23:58:22 | 日記

作中、主人公の境界性人格障害の娘が被災地で傾聴ボランティアをやるというふうに展開していたが、

周囲との境界が曖昧な人が、支援活動の様なことをするなら、仕事としてしっかり枠組みを作り、

関わらないと、余計に自他ともに混乱して、いろいろ大変だろうと思った。

熟練した臨床心理士によると、境界性人格障害のひとは、セルフモニタリング能力が低く、

自分の言ったことを覚えていないことがあるので、後から何を言ったりしたことでどのようなことになったかが

周囲にも本人にも解りにくく、因果関係が不明になるので、周囲は余計に困ることになるとの事である。

小説の中で、そのような展開になっていたが、やはりそのような人を被災地などで

著者はかなり見たのだろう。

さらに、いろいろ社会で適応できない人が、被災地での有償ボランティアとして出てくるが、

実際にそのような人も混じっていることも多かったのだろう。

被災して様々なトラウマを抱えた人は心身ともに不安定なので、そのような人に

利用されたり食い物にされているのも著者は見たことが、この小説を書くのに活かされていそうである。

産経新聞の記事


マキタ コードレス・ハンディクリーナーCL108FD 、バッテリ、充電器別売り レビュー

2019-12-28 15:29:12 | 日記

これまで使っていたヤマダ電機オリジナルのハンディクリーナーが壊れたので、

こちらを購入しました。

以前のヤマダ電機のものは何となく購入し、部屋の何かを動かしたり、引っ張り出した時に、

ほこりが出るとサッと吸い込んで簡単に掃除ができて、とても便利だったため、

次もハンディタイプでコードレスの物をいろいろ検討しましたが、やはりマキタの物が評価が高く、

建築業の人も現場でおが屑が出るとこれで掃除したりしているとの事でこちらに決定。

地下鉄の掃除の方もマキタのコードレス掃除機を使っていたので、それも参考になりました。

届いたので使ってみたが、ヤマダ電機のものよりずっと軽く、扱いやすいうえに、

良く吸い取ってくれます。

トリガースイッチのものだと、届きにくいところに手を伸ばして使うときに使いにくい

とのことで、普通のスイッチになっているそうです。

フローリングなら、たいていの物は吸い込んでくれるので、こまめに掃除したい方には

向いていそうです。

デザインは地味ですが、価格と性能を考えると十分な性能でしょう。

10.8Vのバッテリを取り外して、充電器で充電するタイプですが、

バッテリは他の工具とも互換性があるそうです。

純正のバッテリは容量が1.5Ahですが、純正ではないバッテリなら容量が

3.0Ahの物もありました。


エンド・オブ・ステイツ:監督リック・ローマン・ウォー 主演ジェラルド・バトラー ニック・ノルティ

2019-12-24 22:55:59 | 日記

2019年の米国ののアクション映画だが、予算をかけて、あまりひねらずに作られている。

今回の悪役は民間軍事会社と、悪い政治家。

米軍を強化するためとして民間の請負業者をもっと使おうとする悪い政治家と、

それに対する善人の大統領、そしてシークレット・サービスのジェラルド・バトラーという構図。

ハイテク装備を持つ請負会社が悪役となっているのは、以前の悪役がテロ集団などだった頃との、

時代の変化を感じさせる。

イラクで乱射事件を起こしたブラック・ウォーター社の社員が米国で有罪判決を受けたこともあり、

軍事的なことを民間会社が請け負うことに疑問や反感を持つ人も多いのだろう。

AFPの記事

それにしても、モーガン・フリーマンは、いろいろな映画で大統領役として出ている。

ニック・ノルティがジェラルド・バトラーの父親で、退役兵という設定で途中から出てきて、

活躍するところが面白かった。

全編にわたって銃撃戦などの殺し合いだが、重くならないように作られていた。

軽く見るのにはいい映画だった。

映画「エンド・オブ・ステイツ」予告編(出演:ジェラルド・バトラー )


岬の兄妹:監督 片山慎三 出演 松浦祐也 和田光沙

2019-12-23 00:21:39 | 日記

地方都市に住む、片足に障害のある兄と、自閉症の妹の物語。

このような映画が評価されるようになったことに、時代の変化を感じた。

映画を見る側も、二極化しているのかもしれない。

軽いタレント映画を見ている人には合わなさそうな内容である。

総製作費300万円との事だが、それでも深い映画が撮れること示したことの意義は大きいと思う。

どちらかというと、韓国映画のようなテイストだった。

【映画 予告編】 岬の兄妹(コメント予告)