うちの母親は戦前からの商社の韓国支店長の娘で、大きな屋敷に住んでいて、
姉には教員が来て教えていたとのことだ。
父親とお見合いで結婚したが、父方の祖父はアルコール依存で、暴れたりする人で、
ウチの父親はその長男で、小さい頃からベッタリとアレコレさせられていたらしく、
祖父の言いなりに何かをする以外の部分が無く、常識も知らず何をしだすのか
予測不能な人だった。祖母も祖父が怖く、父親を守れなかったため、
父親は誰かに守られる経験がなかったことで、自分や常識を持つことが出来なかったのだろう。
さらに祖父に防衛大学に行かされ、そこは教官に服従するのが当然なところなので、
普通の大学生のように自分で考えるというのも育たなかったのだろう。
母親は途中からその祖父と同居することになったので、常識的な考えも通用せず、
何を言っても通じないため、常識的なところが崩れていったのだろう。
そのためこちらに向け、よくわからないことで暴力を振るうようになったのだろう。
韓国にいるときに、父親の部下などの関係者が下の立場の社員や使用人や韓国人に
映画「兵隊やくざ」で描かれていたような激しい往復ビンタなどを振るっていたのを見ていたので、
こちらに何かで怒りを感じると、同じようにしたのだろう。
暴力の世代間連鎖というものを考えさせる一例である。