数学の才能がとてもあった姉の遺した姪を育てる男性の話です。
【あらすじ】
フランク(クリス・エヴァンス)は姉の遺した7歳の姪のメアリー(マッケナ・グレイス)を、ボートの
エンジン修理をしながら育てていますが、メアリーは小学校に行っても算数が出来すぎるなどで浮いてしまいます。
それでもフランクは周囲と上手くやって学校に行くことを勧めますが、教員たちもフランクにメアリーは
才能がある子供の行く学校に行かせることを勧めるのでした。
さらに祖母のエブリン(リンゼイ・ダンカン)も、そういった学校にメアリーを行かせようとして、
様々な手段を取るのでした。
【感想】
フランク役のクリス・エヴァンスさんですが、不気味なゲイの殺し屋役をしたり、農家の青年の役をしたりと
何かと演技の幅が広いようです。
祖母役のリンゼイ・ダンカンさんは、いかにもリッチな堅物の役がはまっていました。
物語の中で、祖父は金融関係の仕事を辞め牧場をしているということになっていましたが、
自分の学問を結婚と出産のため中断し、資産はあっても夫に去られた女性が、何らかのかたちで
自分の名前を遺したいと思うことは結構あるのでしょうか?
色々と考えさせられる内容の映画でしたが、風景描写や周囲の人たちの描き方で、暖かな映画に
なっていました。
『gifted/ギフテッド』予告編