マチンガのノート

読書、映画の感想など  

分離と愛着について

2023-02-22 00:57:26 | 日記

知的に障害のある子供は母親と距離と境界を作れるようになると周囲への適応が良くなると

臨床系の人が書いていたが、自閉症スペクトラムの場合でもそうなのだろう。

素因や成育歴により養育者との愛着関係が出来ていないので安心感を持てず、距離や境界を作っていけないとの

見方も出来るが、距離や境界があるからこそ対象を認識し、愛着が生じてくるのだろう。

そのあたりのことを河合俊雄さんなどが「結合と分離の結合」との表現で言っているのだろう。

さらに、自他の分離が出来ていないと、SSTなどで教えられる事も適切に使うことが出来無さそうである。

自閉症圏の療育で様々なところでの構造化が勧められているのもそうすることにより、周囲の理解が容易になることで、

距離をとり、境界を作っていくのに役立つからなのだろう。


NHK 映像の世紀 バタフライエフェクト 「ブルース・リー」

2023-02-06 22:56:22 | 日記

映画が公開された当時のいろいろな国の子供が影響を受けていたようです。

こちらにとってインパクトが大きかったのは「戦争のはらわた」('77年公開、サム・ペキンパー監督)などでしょうか。

『戦争のはらわた』予告編

そのかなり後に公開されたN・ミハルコフ監督の「12人の怒れる男」('08)「戦火のナージャ」(’10)「遙かなる勝利へ」('11)

なども良かったです。

『12人の怒れる男』

『戦火のナージャ』予告編

『遥かなる勝利へ』予告編

 


ペットショップ無惨 池袋ウエストゲートパークXVIII  石田衣良 文藝春秋 感想

2023-02-02 00:23:06 | 日記

石田衣良さんの「池袋ウエストゲートパーク」シリーズ最新刊です。

ヤングケアラーのことや出会い系サイトでいいように使われている障害を持つ少女の話や、ペット業界における

愛玩犬のことなど、色々と素材として取り上げています。

毎回話題になっていることを小説として取り上げていますが、

鈴木大介さんなどの、現場を取材している人に話を聞いて書いているのだろうかと思わせる内容でした。

20年ほど前にテレビドラマ化されましたが、最近Netflixで人気とのことですので、

再度テレビドラマ化されることを期待しています。

 

「池袋ウエストゲートパーク」23年後もヒットの訳

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“伝説のドラマ”とされている作品がある。2000年にTBS系列で放送された『池袋ウエストゲートパーク』だ。これが今年になってNetflixで配信開始。再放送ドラマにもかかわらず...

東洋経済オンライン

 

 

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