マチンガのノート

読書、映画の感想など  

優生主義は、若年層に広まっているのでは?

2016-11-29 00:28:41 | 日記
久しぶりに、地上波バラエティを見た。
TBSの「好きか嫌いか言う時間」というのを見たのだが、その中で、
「日本の上下関係が嫌い」という中に、20才位のダンサーの女性がいたが、
その女性がいうには、自分より年上でも劣っている人は多いから、
日本の上下関係が嫌いだとのこと。
自分の身近な価値観のみで他人をランク付けして、優劣を判断し、
価値の有る無しを決めるという所に、短絡的な優生主義を感じた。
経済的に恵まれない若年層のほうが、自分の身近な価値観のみで物事を判断して
他人や物事に価値があるかどうかを決める方向に行きやすいのではなのだろうか?
そのような若年層が増えれば、相模原の事件のような事が増えていくことが考えられる。
その事からも、若年層の対する様々な経済的支援、セーフティネットは拡充が必要だろう。
経済的に様々な所で行き詰まっている現代だからこそ、思想や教養が
見直されるべきだろう。

象徴と言語と空間

2016-11-16 20:56:01 | 日記
自閉症の人の書いた絵画などでは、近くも遠くも細かいところまで
描かれている事がよくあるが、外部からの刺激を全て同等に受取るため、
見えたものを全て描こうとしているのだろうか。
象徴と言語を獲得すると、それに続いて空間を認識するのだろうか。
時間というものが手に取ったり出来ないのと同様に、空間と言うものも
体験的に捉えるところが大きい。
象徴と言語によって、自己の身体や外界を捉えるようになって、
外部空間の認識が進み、遠近のメリハリを感じ取るようになり、
自分にとって重要な外部からの刺激とそうでは無いものを区別するようになり、
外界の光や音を整理することが出来るようになるのだろうか。
そのことで、不要な刺激を感じなくするようなフィルターのようなものを
身につけることによって、適応的な振る舞いが出来るのだろうか。