この本に書かれている、心理実験として発達障害の被験者に、
「内容がニュートラルなもの」と
「聴き手の感情を刺激すると思われるもの」
の2種類の話を聴いてもらい、
いかに「聴き手の感情を刺激すると思われるもの」が、他方に比べて
大きく変形されて捉えられているか、という所についてだが、
「甘えたくても甘えられない」(小林隆児著)
で観察されている、養育者が居ずに一人でいると心細そうにするが、
養育者が関わろうとすると距離をとる、と言う所と共通点が見られる。
つまり、一人で居ると寂しく心細いが、養育者が関わろうとして近づき、
感情を刺激されると距離をとる、という所である。
養育者といて、自らの感覚、感情を受け入れられて、近くに居続けられる、
という信頼関係、愛着関係が未成立なため、心理実験では感情を刺激される話の内容を
変形させて聞いて、刺激を避ける、母子臨床では養育者が近づくと距離をとり刺激をさける、
という両者の著書の共通点が見えてくる。
小林隆児氏が「原初的知覚」「相貌的知覚様式」と表現する、
未分化な感覚世界に居るため、内外未分化で、外からの感覚に
圧倒されるような体験世界が、その様な行動の基になっているのだろう。
「内容がニュートラルなもの」と
「聴き手の感情を刺激すると思われるもの」
の2種類の話を聴いてもらい、
いかに「聴き手の感情を刺激すると思われるもの」が、他方に比べて
大きく変形されて捉えられているか、という所についてだが、
「甘えたくても甘えられない」(小林隆児著)
で観察されている、養育者が居ずに一人でいると心細そうにするが、
養育者が関わろうとすると距離をとる、と言う所と共通点が見られる。
つまり、一人で居ると寂しく心細いが、養育者が関わろうとして近づき、
感情を刺激されると距離をとる、という所である。
養育者といて、自らの感覚、感情を受け入れられて、近くに居続けられる、
という信頼関係、愛着関係が未成立なため、心理実験では感情を刺激される話の内容を
変形させて聞いて、刺激を避ける、母子臨床では養育者が近づくと距離をとり刺激をさける、
という両者の著書の共通点が見えてくる。
小林隆児氏が「原初的知覚」「相貌的知覚様式」と表現する、
未分化な感覚世界に居るため、内外未分化で、外からの感覚に
圧倒されるような体験世界が、その様な行動の基になっているのだろう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます