子供のころ、真冬に父親に言われて、ベランダの手すりに命綱をつけて、
杉の木に登って剪定していた。
親族に「業者に剪定してもらうくらいの金もないなら、一戸建てに住むな」
という、常識的な事を云う人もいなかったのだろう。
その後こちらがしなくなったら、父親は藤棚に登って剪定していた。
転落したときに怪我をして介護するのは、周囲の人という事も
思いつかなかったのだろう。
父親は学校時代に、関心のないことを暗記させられるという事しかなかったので、
自分で考えるという事が成り立っていなかったのだろう。