マチンガのノート

読書、映画の感想など  

「キラーエリート」 2011年 米 ジェイソン・ステイサム他

2013-11-10 02:04:19 | 日記
舞台は1980年、イギリスがアラブに石油権益を求めて
いろいろ手を突っ込んで、アラブ人にそれを恨まれて、
ロバート・デ・ニーロ扮する工作員を人質にして、ジェイソン・ステイサム扮する
工作員を雇って、オマーンの族長の息子を殺した
英国SASの兵士を3人殺すことを請け負わせる。
英軍が、英国政府、企業の権益に反する「ゲリラ」ということで
殺害した事に対する、恨みによる報復が目的。
格闘シーンなどは、いかに近くにあるものを使って、
相手を破壊するか、という演出なので、リアリティがある。
2011年製作ということで、劇中では標的は英軍兵士だが、
米国主導のイラク戦争、アフガン介入の後と言う事で、
これからは、この映画の中のように報復対象になるのは、
主にアメリカ人になるだろうということで、製作されたのだろう。
劇中で使われるのは、ベレッタなどの自動拳銃だったが、
あの当時でも、ダブルアクション・オートが、軍、セキュリティ関係者に
使われていたのだろうか?
ブローニング・ハイパワーは、シングルアクション・オートだが、撃鉄を起こした状態で
セフティをかけられるので、セキュリティ関係者には
今でも使っている人が結構いるそうだ。
歴史的に、欧米はアラブ世界に様々な工作をしてきて、
さらに、湾岸戦争、イラク戦争などがり、民間人もかなり殺されているので、
アラブ世界による、欧米に対する恨みは、かなり蓄積されているのだろう。