豪邸の一角を活用した茶房、名前は平城庵。
場所は住所でいうと奈良市佐紀中町、
平城京の北のバス道からさらに一本北の細い道に面している。
前にいても通り過ぎてしまうような華美のかけらもない入り口。
いつごろの建物かは聞かなかったが、
柱はご覧のように黒くすすけており、
いつまでも居たくなるような和みの空間。
周囲の古墳めぐりで疲れたなら、
ここで一服するのはいかがでしょう。
冷たい飲み物とケーキ、
美味しいのに安い。
豪邸の一角を活用した茶房、名前は平城庵。
場所は住所でいうと奈良市佐紀中町、
平城京の北のバス道からさらに一本北の細い道に面している。
前にいても通り過ぎてしまうような華美のかけらもない入り口。
いつごろの建物かは聞かなかったが、
柱はご覧のように黒くすすけており、
いつまでも居たくなるような和みの空間。
周囲の古墳めぐりで疲れたなら、
ここで一服するのはいかがでしょう。
冷たい飲み物とケーキ、
美味しいのに安い。
今夜は中秋の名月。
とにもかくにも観月讃仏会の開かれる西ノ京・唐招提寺に足を運んだ。
鑑真が祀られた御影堂では献茶が行われた。
しばらくすると、東方向の樹間からくっきりと輝く大きな月が姿を見せた。
訪れた人たちは思わずため息。
今夜は、特別に金堂の扉も開けられ、三尊が浮かび上がった。
開山堂では鑑真のお身代わり像を拝観させてもらった。
私はこんなにうまく撮れない。60円で購入した絵葉書です。
きょうは薄明かりで東山画伯の障壁画を見せてもらったが、
10月5日からは、鑑真和上坐像の特別公開にあわせて
障壁画もあわせて特別公開されるそうです。
先日の記事で店の名前を落としていました。
誠に申し訳ありません。
店の名は「PIGRICH(ピグリッチ)」
電話は072-696-1999。
2年前の開業で、かなりはやっているようです。
とにかく入りやすい雰囲気で、
店内のしつらえはすべて手作りのようです。
席に座るとなぜかふるさとに戻ってきたようで、
つい長居したくなります。
お店の女性も垢抜けした感じでした。
こーピーの濃さも好みに合っていました。
昨日から続いた雨はようやく止んだ。
それにしてもずい分な降りようだった。
特別警報が出て、あちこち水浸しだ。
きょうは早速散歩に出かけた。
秋めいた涼しい風が吹いていた。
ふと目に付いたのが、真っ赤な彼岸花。
重森千の近刊『日本の十大庭園』より。
彼が指摘するように手続きがやや面倒だが、
桂離宮は何度でも行きたくなる見応えのある庭だ。
行く毎に新しい発見がある。
四季折々の風情を目に焼き付けたい。
≪重森千の私選7景≫
◇「桂垣」の景
生きた竹を折り曲げ、その小枝や葉で作った独創的な垣根
◇「御幸道」の景
小石を緻密に敷き詰めた“霰こぼし”の苑道、
中央部に少し起りを持たせているのが特徴。アーチ上の土橋も見もの。
◇州浜から「天橋立」を通し「松琴亭」を望む景
美しく「州浜」の向こうに愛らしい「岬燈篭」、
2つの島を配して「天橋立」を描写している。
その先には鄙びた草案風の数奇屋建築「松琴亭」がある。
◇対岸から「笑意軒」を望む景
「園林堂」の前の橋を渡ると、切石の護岸の上に「笑意軒」が見える。
池の曲線と、護岸・庵の直線の対比が斬新な印象を生み出している。
◇雁行する書院の景
書院群は時代の異なる3棟で構成されている。
雁の一群が飛ぶ雁行になぞらえた配置で、敷地に起伏を持たせるなど、
自然に溶け込む工夫が見られる。
◇「住吉の松」から「松琴亭」を望む景
岬の先端に植えられた小ぶりの「住吉の松」、
そこに至る道は両側を垣根で覆われており、
その先に広がる美景は僅かな隙間からしか見えない。
“全景は隠す”という桂離宮の美意識を象徴している。
◇「真の飛び石」の景
直線に切られたさまざまな石が延段ふうにすきまなく巧みに組み合わされている。
遠近感をもたらす四個の切石にも感心させられる。
息子からメールが届いた。神宮球場から発信。
“ヤクルトのバレンティン選手が、56号ホームランを放つ”
王選手らの記録を抜いて、ほぼ半世紀ぶりに記録を塗り替えたという。
きょうは休みだったのだろう。
それにしてもうまく記録達成の瞬間に立ち会うことができたものだ。
急いでサンテレビの中継を見た。
幸い57号をリアルタイムで目撃させてもらった。
パワーも凄いけど、技ありの一発だった。
京都・宮津の旧三上家住宅を訪ねた。同姓で身近に感じたから。
栞によると、但馬を支配していた山名氏に仕えていたが、内紛で丹後に逃れ、
元結の製造販売、酒造、廻船、糸問屋などで財を成したそうだ。
豪商の暮らしを伝えるこの邸は、今は宮津市が譲り受け公開している。
主屋など8棟は国の重要文化財に指定され、
座敷に面した庭は京都府の指定名勝になっている。
私はこの邸に不思議な縁を感じた。
同姓であることはすでに述べたが、それ以外に
私が6年間勤務した但馬から逃れてきたという点。
但馬で「三上」といえばすぐに思いつくのが、
平家の里といわれる香住(今の香美町)の土生地区、
ここは殆どが三上姓のようで、
私もよく「土生の出か」と聞かれたものだ。
さらにもうひとつ共通点があった。
この邸を仕切っていた三上家の当主は
いま私とおなじ神戸にお住まいのようだ。
もしお会いできるならきっと話も弾むと思う。
気になるニュース。
宮崎駿監督の「風立ちぬ」、興行収入が100億円を突破した。
NHKニュースによると、公開から8週連続で観客動員トップ、
私は三田市のワーナーマイカルに行ったが、
1回目は満員で断念、2回目にようやく入れた。
「近年になくよく入っているな」というのが実感。
客層も「崖の上のポニョ」と違って年代はかなり高い。
「引退発表でさらに観客数が伸びている」とコメントしているが、
これは計算済みとしか考えられない。
私はつい「やったな」とつぶやいてしまった。
本人抜きで引退発表した上、やや日をあけて本人が登場。
新聞・テレビはこのニュースを大々的に扱った。
これをアナウンス効果と言うが、
出来るなら観客の推移をグラフで示してほしい。
映画というのは見る側が主体となった“観賞”という言葉より
興行側のからの“動員”という表現のほうがピッタリくる。
メディアの見出しも観客数とは言わず、
“興行収入”、“観客動員”を使っている。
神戸の灘校で50年にわたって教鞭をとった橋本武さん101歳が亡くなった。
小説『銀の匙』を3年間かけて徹底的に読みこむ。
国語の力を伸ばしたと大いなる評価を受けたが、
そこにたどり着くまでが大変だったはずだ。
十分に実績を積んだからこそできたのだと思う。
名門灘という校風も良い方向に作用したのではないだろうか。
私も国語の授業は枠にはめるものではないと思う。
難題かもしれないが、“本の楽しさ・面白さ”を子どもたちに教え込み、
短くてもいい自発的に本を読む習慣を身につけさせてほしい。
興味のある一冊を見つけるとそこから新たな世界が広がることは間違いない。