NHKBSプレミアムで、毎週木曜日夜9：00から『世界一美しい瞬間（とき）』という番組があります。
毎週、ホントに美しい風景が見られて、ため息をつきながら観ております。
数年前にシチリア島に旅をしました。美しい島でした。
実は、この島の一番美しい風景も放映されました。
オリーブの花で島中が真っ白になる時です。
毎回 この番組の冒頭、女性が真っ白な長～いマフラーをなびかせて走る映像があります。
前置きが長くなりましたが、実はこれを見て、思い立った作品がこれです。
家にあった細い市販糸を経糸にし、これは段染めになっています。
緯糸は極細、これも市販品ですが、緯糸を極細にすることで、経糸の段染めを活かすことができます。
上の写真は裾の部分を大写しにしています。両裾を鋭角に織っています。
つまり、こう織ることで、裾が軽くなり、風になびきやすくなるんではないか、と思いまして。
長いので、風になびくと、さぞや美しいでしょう。
マフラーは年々長くなるようで、お客さまにも、それを要求されます。
ジャケットの裾から長く出て、何か出てるんじゃないかと、見る者を心配させるような、
そんな長さです。
私は、街に出ると、そんなファッションの研究もしなければなりません。
