介護

昨日、芸能人の介護日記と称したＴＶ番組を見た。
終わってしまえば思い出に変わるのだろうけれど、
介護状態当時は、それこそ大変な思いをしていただろうと思う。
先の見えない介護。
何故自分が・・・。
それこそ、自分の気持ちとの戦いの日々でもあったはずだ。

私の実母は４２歳の時にリュウマチを発症し、毎日痛みとの戦いでもあったが、
それでも痛み止めを飲みながら、家事を続けていた。
その時に、痛みからか思い通りにいかない身体だからか、
実母も少しイラついている時期でもあった。
可哀想だとは思いながらも、私はどうすることも出来なかったけれど、
まぁ、出来るだけ手伝いはしてあげようとは思っていたのだが・・・。

実母の口調はだんだんきつくなってきて、
自分が手伝ってもらう立場なのに、私に命令口調で言ってくるようになった。
そして、あれをしてくれないとか、これをしてくれないとか、
文句を言うようにもなっていた。
実の娘なのだから当然といえば当然なのだが、
その時の私はそれが我慢出来ず、つい、きつい事を言ってしまっていたのだ。

部屋で実母が泣いているのを見て、すごく後悔した。
弱い立場の人間に対してだものね。
だから、謝った。
まぁ、それからも、小さく衝突しながらやっていたけれどね。

実母の場合は認知症でもないから、介護の必要があったわけでもない。
ただ、自分の身体が不自由になると、人間てイライラするし、他人に当たりたくもなる。
それをお互いに乗り切れれば、少し楽にはなるのだけれど、
その時が、一番辛いのだ。

見るのと舐めるのでは大違い。
これから介護をしなければならない立場の私だから、
少しでも多くの知識を頭に入れておこうと思っている。
でも、この私に出来るのだろうか・・・心配だなぁ～。