ゆめこが虫を撮る

虫が恐怖でしかなかった私が今や〈虫の虜〉に!
神奈川県立「座間谷戸山公園」に生息する野草や虫、野鳥を紹介いたします。

● アオツヅラフジ  ・  ツヅラフジ科

2017-11-17 | 〈ツル性植物〉
〈 青葛藤 〉 雌雄異株のつる性

別名 カミエビ  
名の由来 カミエビのカミはカム(醸)すなわち酒を醸すことで、エビは葡萄の古名のエビヅルの事。
カミエビは酒を醸すことの出来る葡萄を意味し
アオツヅラフジの液果を酒を醸す材料に使ったものと思われるとのこと。

有毒であるが利尿作用が強く民間療法にも広く使われていたようです。











☆ 種はこのようにアンモナイトに似ている。果実が取れなければ芽が出ないという。
  では、有毒なこの実を誰(?鳥)が食し、運んでくれるのやら?





● ヤマガラがエゴの実を・・・。

2017-11-16 | 〈野鳥〉
今年はエゴの実がたくさん残っていた。
山には木の実がまだ豊富なのかと思っていましたがようやく里に下りて来てこの実を食べています。

実を足で押さえながら忙しく突き、右見て、左見て! ハイ、、また食べる!

すぐ下、1メートルの所に人が寄っても平気なのです。 
ビービーとうるさいけれどフレンドリーなヤマガラです!
















● 雪虫 〈トドノネオオワタムシ〉  ・  カメムシ目 アブラムシ科

2017-11-15 |     アブラムシ
体長 約5ミリ  10~11月  

私の故郷は北海道です。寒くなって来て雪虫が飛ぶのを見て冬の到来を感じます。
それは夏にホタルを観るのと重なります。

ここでは省かせていただきますが、難しいいきさつがあり、ロウ物質で出来た翅が生えて飛ぶアブラムシは
幼い頃から雪の妖精的な存在でした!

北海道を離れてこちらに来た時には、もう雪虫は見られないと思っていましたが
いないと思い込んでいたからこそ見えなかった・・・それが、ある時見えた!
その時の感動は今も忘れません。

そして今年もやって来た雪虫。皆さんはガッカリするかも知れない画像でごめんなさい!
これからフワッとなるのか、それとも・・・。
思い出せない、忘れてしまった 別名??ばんば やまんば?
妖精とはかけ離れたイメージになってしまいました。
  






● シママルトビムシ トビムシ目・マルトビムシ科

2017-11-14 | 〈虫〉その他
ミズアオイ科のキレイなこの花はコナギ。
こんなに美しいのに水田の雑草としての厄介者だというのです。

花の直径は1.5~2センチと小さく、田んぼの畔からかなり低い水面にあるのでとても苦労して撮りました。
そしてパソコンで見たら、この小さな花の中にチョコンと今までに見たこともない虫が写っていたのです。

調べました結果
トビムシ目 体長1.5ミリで、一年を通して土の中で生活しているが時々、花粉を食べに花に来るそうです。

コナギをしっかり撮りたくてピント合わせに苦労したからこそ1.5ミリの、この小さな虫が撮れたのです。










● この豆柿はどんな味?

2017-11-13 | 〈花木、樹木〉
マイフイールドの柿、今年は豊作です。
そろそろ食べごろだと思うのですが未だ、熟れていない実が多いからか鳥さんたちには不人気?

アカゲラ、メジロ、ヒヨドリ・・・まだ来ない!

二年ほど前に集団で来園された方々が落ちている実を食べたことがありましたが
その時には皆さん口々に美味しいと言われていたのですが
先日、仲間のご夫妻が食べてみたら・・・まずかったとのこと!
もう少ししてから私も食べてみようかと思っています。





☆ 画像の真ん中にルリタテハが、このチョウにはきっと美味しいのでしょう!


☆ 9月の画像 

● ヒゲナガサシガメ親子 ・ カメムシ目 サシガメ科

2017-11-12 |     サシガメ
体長 14~15ミリ  出現期5~10月  分布 本州、四国、九州

ヒゲが長い、長いのが特徴。
今まで幼虫がほとんどでしたが今春は成虫にも会えました。
冬の間は手摺で良く見られます。
親子と言っても個体は別です。

☆ 成虫


☆ 幼虫








☆ 若齢幼虫? この大きさが若齢幼虫なのかは不明ですが長い口吻らしきが見えているのでもしかしたら?本日撮影です。
   体長は約2ミリ。カメムシの若齢幼虫は空気玉なのか泡玉なのか、丸い玉を付けているとか?





● ヒロヘリアオイラガ ・ チョウ目 ガ

2017-11-08 |     ガ
〈 広縁青毒刺蛾 〉 

分布は中国南部、インド、ジャワ島などだったのが1960年代以降に帰化したそうです。

頭に可愛い髪飾りを付けた女の子・・・漫画の主人公になってもいいような可愛い幼虫ですが
棘でおおわれているので触ると危険です。

フイールドでの仲間、昭ちゃんの子供の頃の体験談
イラガの幼虫「棘虫」イラムシの毒々しさと来たら、これはもう極め付き・・・中略・・・
身体に出ている毒針に触れようものなら、それこそ電気に打たれたように、ビリビリと鋭い痛みが走り、暫くはその痛みに悩まされました。
・・と楽しいお話でした。

☆ この子達はナツメの木の下にいました。






☆ 繭・・・雀の小便田子(スズメノショウベンタゴ)



● 水色の蛾 4種 ・ チョウ目 ガ

2017-11-07 |     ガ
涼やかな水色の蛾です。
ただ、並べて見ていただくだけですがこの中で何年経っても名が分からない種がいます。


☆ 不明種 ↓



☆ ヒロバヒメアオシャク ↓



☆ ウスキヒメアオシャク ↓ 



☆ ヘリグロヒメアオシャク ↓

● シンジュサン ・ チョウ目 ヤママユガ科

2017-11-06 |     ガ
〈 神樹蚕 〉

虫が姿を見せなくなった、今月末には殆どいなくなってしまいます。
次世代に命をつないだ種、越冬する種。

10月12日、細い木の幹に美しい蛾と見られる幼虫が5匹。
調べてみると「シンジュサン」、そして木はカラスザンショウだった。
成虫と共にまだ見たことがなかったので成虫が見たいと、様子を見ることにしたけれどその後雨の日が続き
次に行った時には、木の葉っぱが食べつくされていて、近辺を探すと1、3メートルほど離れた木に
3匹の幼虫がカラスザンショウに移動していた。

様々な草や木が茂っているのにどうやってここまで移動したのかと感心!
何とか今度こそ、この木に留まって欲しいと切願・・・。
その後、数回行って見たけれど既に1匹だけになってしまいました。
葉っぱはあと少々、ここで蛹になってくれればいいのですが・・・。
成虫が見たい!






● ケブカカスミカメ ・ カメムシ目 カスミカメムシ科

2017-11-05 |     カスミカメムシ
体長 約5ミリ 出現期3~10月  分布 本州以南 

赤みがかった茶褐色で前進が長い毛で覆われている
シダ類や松などで生活しているという。
原画で見ると確かに長い毛が密生しています。
そろそろ越冬期、成虫で越冬するとのことです。








● ゴンズイは役に立たない ・ 樹木

2017-11-03 | 〈花木、樹木〉
〈 権萃 〉 果期 9~12月  分布 本州、四国、九州、沖縄

遠くにあるため花を見ることが出来ないけれど、花は地味らしい。
名の由来は魚のゴンズイは、食べられなくて役に立たないという・・・
そして、材質がもろくて役に立たないこの木に付いた名はゴンズイ










● 今季初、オシドリ飛来

2017-11-02 | 〈野鳥〉
例年より少し早い飛来!

前日に一羽、そして二日目に3羽・・・合わせて4羽が登場!
しかし、残念ながら3日目には三羽とも行ってしまいました。

以前なかった木が出現していた!台風の恩恵か?
この木に登ったり降りたりしていました。