ゆめこが虫を撮る

虫が恐怖でしかなかった私が今や〈虫の虜〉に!
神奈川県立「座間谷戸山公園」に生息する野草や虫、野鳥を紹介いたします。

● カラスノエンドウ(烏野豌豆) ・ マメ科

2020-05-10 | 〈野草〉
〈カラスノエンドウ〉  別名 ヤハズエンドウ

花期:3~6月  分布:本州、四国、九州、沖縄

名の由来はスズメノエンドウに比べて大きいからカラス、
そして果肉も熟すと黒くなるからカラスに例えたとか。

別名のヤハズエンドウのヤハズとは
小葉の先端がへこんでいるから矢筈(矢を弦にかける部分)という。

カラスノエンドウはソラマメの仲間で、地中海の沿岸地方では食用としている。
昔の日本でも若芽も食用、実はすぐに固くなり黒くなるので緑の内に急いで食べたようです。

カラスノエンドウの托葉には、花外蜜腺があり、その蜜でアリを引き寄せ、
この葉を食草とする虫の幼虫を捕食してもらう戦略がある。

エンドウの仲間はカラスノエンドウ、カスマグサ、スズメノエンドウ、
葉が細くてその先端は矢筈状に凹まないで尖る、ホソバヤハズエンドウ、などがある。
花が白いのは白花矢筈エンドウ。

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☆ 黒いところが蜜腺




☆ 緑色は果実、黒いのは実がはじけた後の鞘




☆ シロバナヤハズエンドウ







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