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ボイボイ日記・ダバオリターンズ

南国フィリピン南部の街ダバオで
はっぴぃな定年ライフを満喫する為の生活情報発信

ダバオで「カイピリーニャ」

2014年06月17日 | 海外ロングステイ

W杯ブラジル大会が開幕して、連日グループリーグの熱戦が行われています。
その昔10年間ブラジルのサンパウロとリオ・デ・ジャネイロで暮らしたことのある私にとって、ブラジルは「第二の故郷」と言っても過言でない程ブラジルフリークを自負しています。
ブラジルとダバオの時差は13時間あることから、各試合の開始時間が深夜0時、早朝3時、朝6時あたりに集中しています。
テレビでは録画映像も見ることが出来ますが、やはりLIVE映像の緊張感と迫力には叶わないことと、昔からの早寝早起きが功を奏して早朝にキックオフされる試合も無理なく観戦出来ています。
15日の日曜日の日本 VS コートジボアール戦をテレビ観戦・応援していたのですが、残念な結果でした。
後半中ごろにコートジボアールがエースのドログバを投入してから展開がガラリと変わってしまい日本勢は手も足も出ない状況でした。
グループCの日本は初戦を落としてしまってかなり厳しい状況ですが、望みが消えてしまった訳ではないので20日のギリシャ戦では頑張って欲しいものです。
グループAでは今回のW杯で最多6度目の優勝を目指すブラジルが実力で他チームをリードしていて、1位で突破を決める可能性は高いと思います。
ブラジルはエースのネイマールら主力のコンディションが上々で、ここまで目立った故障者もいません。
W杯初出場の選手が多く、経験の浅さが指摘されているようですが、2002年大会を制した名将、スコラリ監督の手腕でカバーしてくれる筈と信じています。
さて、今日の話題はサッカーのテレビ観戦中にぴったりの飲み物、とっておきのトロピカル・カクテルの紹介です。


ブラジルと言えば何と言ってもカシャッサ(Cachaça)が酒の主役です。
カシャッサはサトウキビを原料として作られるブラジル原産の蒸留酒で、ピンガ(Pinga)とも呼ばれています。
カシャッサは現在世界で第2番目に多く消費される蒸留酒なのです。
私にとっては大変懐かしいカシャッサをダバオのスーパーで見付けた時の喜びは計り知れないものがありました。
ブラジルからの直輸入されたカシャッサ「51」が市内のRobinsonスーパーの酒売り場で常時販売されています。(写真下、Robinsonスーパーの酒類売り場)


Cachaça 51(カシャッサ 51)はブラジルのトップセールスブランドのカシャッサで、その誕生の年1951年から命名され、サンパウロ州のPirassununga(ピラスヌンガ)という街に生産工場があります。
今回はダバオで味わう南国トロピカルテイスト100パーセントのカシャッサを使った飛切り美味しいカクテル「カイピリーニャ」の紹介です。

<カイピリーニャの作り方>
材料(2杯分)
ライム 1個(生ライムはSM,Robinsonなどのスーパーで販売されています)
カシャッサ 100ml
砂糖 大さじ 1-2杯
アイス 適宜
1.ライムは皮をよく洗い縦に二つに割った後、種の部分を取り除いたあと1cm幅にカットします。
2.グラスにカットしたライムを入れ、そこに砂糖を加えて、すりこ木でつぶして果汁と砂糖をよく混ぜ合わす。
3.カシャッサを入れ、氷を加えて良く混ぜれば出来上がりです。

ブラジルではこのカイピリーニャの他にもカシャッサで作るカクテルがBatida(バチーダ)と呼ばれていて色々あります。
Batida de limaoはレモン・ジュースと砂糖とカシャッサカクテルで味はCaipirinhaと同じで、Batida de Coco(バチーダ・デ・コッコ)はココナッツ・ミルクとのカクテル。
Batida de Maracuja(バチーダ・デ・マラクジャ)はパッション・フルーツ・ジュースとのカクテルで、ダバオのスーパーでもパッションフルーツの濃縮ジュースが入手出来るので簡単に作れます。
他に変わったところでBatida de Amendoim(アメンドイン)「ピーナッツとのカクテル」。
これはちょっと説明を要するが、ピーナッツと砂糖と少量のカシャッサをミキサーに充分にかけ、クリーム状にしたあとカシャッサと氷を2~3個加えてもう一度ミキサーを回して完成です。

最後になりますが、紹介したトロピカル・カクテル「カイピリーニャ」はカシャッサを使って作るのが基本ですが、応用としてカシャッサの代わりに「ジン」、「ウオッカ」、「ホワイト・ラム」で作ることが出来、特にホワイト・ラムを使って作ったカクテルはブラジルでもポピュラーになっていて、「カイピリッシマ」(Caipiríssima)と呼ばれています。

<動画:カイピリーニャの作り方・ポrトガル語>
   


開幕、W杯2014ブラジル大会

2014年06月13日 | 海外ロングステイ

待ちに待ったW杯ブラジル大会がフィリピン時間の今日未明に開幕しました。
開幕戦を飾ったのはブラジル―クロアチア戦で、キックオフはフィリピン時間の今朝5時にンパウロ球場で行われ、ブラジルが3-1で逆転勝ちして好スタートを切りました。
地元観衆の大声援を受けたブラジルは緊張からか動きが少し堅く、11分にDFマルセロのオウンゴールで失点。
しかし、その後は徐々にリズムをつかんで、29分にエースのFWネイマールが左足ミドルシュートを決めて追いつきました。
後半に入ってからは互いに譲らぬ展開が続きましたが、71分にネイマールがPKを決めてブラジルが勝ち越し点を上げ、試合終了間際にはMFオスカルがミドルシュートを鮮やかに決めて、見事な逆転勝利をおさめました。
   

ダバオ(フィリピン)在住の邦人の方々はNHKワールドプレミアムでは残念ながら映像権の問題から試合の中継映像は見ることが出来ません。
しかしCATVのSkycableの<Silver>プランを契約されている方は「301」の<Balls Channel>で英語版のLIVE中継が視聴出来ます。
以下に主だった放映スケジュールを載せておきます。
セレクトした試合は管理人が独断と偏見で選んだ試合で、他にも沢山の実況中継があります

Skycable 301チャンネル<Balls>
放映スケジュール(抜粋) ※試合開始時間はダバオ(フィリピン)時間。

6月13日(金)03:00 開会式
<予選リーグ開始>
6月13日(金)05:00 ブラジル対クロアチア

6月14日(土)01:00 メキシコ対カメルーン
            03:00 スペイン対オランダ

6月15日(日)06:00 イギリス対イタリア
           09:00 日本対コートジボアール

6月16日(月)06:00 アルゼンチン対ボスニア・ヘルツェゴビナ

6月17日(火)00:00 ドイツ対ポルトガル

6月18日(水)03:00 ブラジル対メキシコ
           06:00 ロシア対韓国

6月19日(木)03:00 スペイン対チリ
      
6月20日(金)06:00 日本対ギリシャ

6月24日(火)04:00 カメルーン対ブラジル

6月25日(水)04:00 日本対コロンビア

<6月29日(日)決勝トーナメント開始>

7月13日(日)04:00 3位決定戦

7月14日(月)03:00 決勝戦


サッカーワールドカップの思い出

2014年06月10日 | 海外ロングステイ

ワールドカップ・サッカー2010年の南アフリカ大会から4年が過ぎ、2014年ブラジル大会がいよいよ明後日から始まります。
2014年6月12日から7月13日にかけてブラジルで開催されるFIFAワールドカップは、20回目となる記念大会で、開催国ブラジルは20大会連続20回出場する唯一の国です。
ブラジルでの開催は、決勝戦が『マラカナンの悲劇』と呼ばれた1950年の大会以来、実に64年ぶりとなります。
マラカナンの悲劇とは1950年7月16日にリオデジャネイロのエスタジオ・ド・マラカナンで行われたFIFAワールドカップ・ブラジル大会の決勝リーグ第3戦で、ブラジル対ウルグアイの試合でブラジルが1-2のまさかの逆点負けで優勝を逃してしまった試合のことです。
余りのショックで、スタンドの観客の多くが泣きじゃくり、中にはショックで亡くなってしまった人も出てしまったそうです。
今年の決勝戦は7月13日、現地時間の午後4時にこのマラカナン球場(エスタジオ・ド・マラカナン)<ポルトガル語: Estádio do Maracanã>でキックオフされます。


ブラジル・リオデジャネイロにある世界最大規模のサッカー専用スタジアムであるマラカナン球場は以前は20万人もの収容人員を誇っていましたが、1992年ブラジル全国選手権決勝に発生したスタンド落下事故を機に大幅に削減されて現在は、全席椅子席で約80,000人となっていますが、45,600人収容の東京ドームと比べてその巨大な球場の規模が想像がつくでしょう。
果たして来る7月13日にマラカナンのピッチに立つのは何処の国の代表になるのか大変興味があります。
ワールドカップの歴代優勝国ナンバーワンのブラジルは5回の優勝経験があり、第二位はイタリアの4回ですが、敢えて個人的な予想を書かせて貰えば、記念すべき第20回のワールドカップではブラジルとアルゼンチンの南米対決になって、優勝トロフィーを手にするのはズバリ「ブラジル」だと思っています。(1969年から1979年まで10年間暮らした第二の故郷、ブラジルへの愛着です・・・)

<1970年W杯メキシコ大会の思い出>
今からちょうど44年前の1970年のブラジルの新年は軽快なマーチのリズムに乗った「賛歌」で幕が開きました。
この賛歌「Pra Frente Brasil」(前進、ブラジル)は1970年6月に開催された第9回サッカーワールドカップ、メキシコ大会に向けてのセレソン・ブラジレイラ(ブラジル・ナショナルチーム)への「応援賛歌」です。
連日ラジオやテレビから流れるこの応援賛歌は44年経った今でも鮮明に耳に残っています。
ブラジルに赴任して2年目を迎えた私は当時サンパウロ市内に住んでいました。


1970年のW杯のブラジル代表選手はサッカーの王様の別名を持つペレーの4回目の代表入り、そして彼のW杯最後の出場となった記念すべき大会でした。
決勝戦のブラジルvsイタリア戦が行われたのはメキシコシティのアステカスタジアムで、1970年6月21日の日曜日、現地時間の12時(ブラジル時間の午後2時)のキックオフでした。
ブラジルのスタメンは:GK:フェリックス、DF:ブリット、ピアザ、カルロス・アルベルト、エベラルド、MF:クロドアルド、ジェルソン、リベリーノ、FW:ジャイルジーニョ、トスタン、ペレ。
その日のサンパウロ市内は決勝戦の始まった時間には「静寂」そのものに変わり、車の姿も全く無く不思議な世界に入ってしまった印象でした。
全てのブラジル人がその時間には「テレビ」の前でイタリア戦の観戦にくぎ付けになっていたと言っても過言ではありません。
そして最初のペレーのゴールが決まった瞬間に街中に祝いの花火が炸裂し街中に響き亘って、まるでサラウンドスピーカーの中心に居るような「音」の洪水に驚かされました。
そして4-1でブラジルのW杯、三度目の優勝が決まった瞬間にサンパウロ市内の中心を走るパウリスタ大通りが「カルナバル」に早変わりして、勝利に熱狂するブラジル人で溢れ、サンバを踊り、紙テープが舞い、ドラムのパーカッションのリズムが深夜まで街中に響き亘ったのでした。

            <1970年W杯メキシコ大会:決勝戦 ブラジル vs イタリア戦ハイライト>
       
     

パウリスタ大通りの直ぐ近くに当時住んでいた私は同僚と一緒に家を飛び出して、勝利の祝いの行進の中に入って♪Pra Frente Brasil♪を歌いながらフレンドリーなブラジル人たちと一緒に「美酒」を呷ってセレソン・ブラジレイラの勝利を祝ったのでした。
そして、その夜に大統領発表があって、翌日の6月22日(月)が急きょ国民の「祝日」と決まり、予定していた「業務」が出来ずに困ったことを憶えています。
ブラジルでは国民の祝日に働けるのは病院など極く限られた事業所のみと法律で決められているからです。

Pra Frente Brasil (Copa De 1970) Hinos de Futebol

Noventa milhões em ação
Pra frente Brasil
Do meu coração

Todos juntos vamos
Pra frente Brasil
Salve a Seleção

De repente é aquela corrente pra frente
Parece que todo o Brasil deu a mão
Todos ligados na mesma emoção
Tudo é um só coração!

Todos juntos vamos
Pra frente Brasil, Brasil
Salve a Seleção

進め ブラジル(1970年、サッカー賛歌)

9,000万人が応援している
進め ブラジル
それは私の心

全員で一致団結しよう
進め ブラジル
ナショナルチームに栄光を

さあ、ブラジル全体が手を繋いで
前進しよう
感動を共有しながら
心を一つに

さあ、みんな集まって
進め、ブラジル、ブラジル
ナショナルチームに栄光を

<映像:Pra Frente BRASIL>