W杯ブラジル大会が開幕して、連日グループリーグの熱戦が行われています。
その昔10年間ブラジルのサンパウロとリオ・デ・ジャネイロで暮らしたことのある私にとって、ブラジルは「第二の故郷」と言っても過言でない程ブラジルフリークを自負しています。
ブラジルとダバオの時差は13時間あることから、各試合の開始時間が深夜0時、早朝3時、朝6時あたりに集中しています。
テレビでは録画映像も見ることが出来ますが、やはりLIVE映像の緊張感と迫力には叶わないことと、昔からの早寝早起きが功を奏して早朝にキックオフされる試合も無理なく観戦出来ています。
15日の日曜日の日本 VS コートジボアール戦をテレビ観戦・応援していたのですが、残念な結果でした。
後半中ごろにコートジボアールがエースのドログバを投入してから展開がガラリと変わってしまい日本勢は手も足も出ない状況でした。
グループCの日本は初戦を落としてしまってかなり厳しい状況ですが、望みが消えてしまった訳ではないので20日のギリシャ戦では頑張って欲しいものです。
グループAでは今回のW杯で最多6度目の優勝を目指すブラジルが実力で他チームをリードしていて、1位で突破を決める可能性は高いと思います。
ブラジルはエースのネイマールら主力のコンディションが上々で、ここまで目立った故障者もいません。
W杯初出場の選手が多く、経験の浅さが指摘されているようですが、2002年大会を制した名将、スコラリ監督の手腕でカバーしてくれる筈と信じています。
さて、今日の話題はサッカーのテレビ観戦中にぴったりの飲み物、とっておきのトロピカル・カクテルの紹介です。
ブラジルと言えば何と言ってもカシャッサ(Cachaça)が酒の主役です。
カシャッサはサトウキビを原料として作られるブラジル原産の蒸留酒で、ピンガ(Pinga)とも呼ばれています。
カシャッサは現在世界で第2番目に多く消費される蒸留酒なのです。
私にとっては大変懐かしいカシャッサをダバオのスーパーで見付けた時の喜びは計り知れないものがありました。
ブラジルからの直輸入されたカシャッサ「51」が市内のRobinsonスーパーの酒売り場で常時販売されています。(写真下、Robinsonスーパーの酒類売り場)
Cachaça 51(カシャッサ 51)はブラジルのトップセールスブランドのカシャッサで、その誕生の年1951年から命名され、サンパウロ州のPirassununga(ピラスヌンガ)という街に生産工場があります。
今回はダバオで味わう南国トロピカルテイスト100パーセントのカシャッサを使った飛切り美味しいカクテル「カイピリーニャ」の紹介です。
<カイピリーニャの作り方>
材料(2杯分)
ライム 1個(生ライムはSM,Robinsonなどのスーパーで販売されています)
カシャッサ 100ml
砂糖 大さじ 1-2杯
アイス 適宜
1.ライムは皮をよく洗い縦に二つに割った後、種の部分を取り除いたあと1cm幅にカットします。
2.グラスにカットしたライムを入れ、そこに砂糖を加えて、すりこ木でつぶして果汁と砂糖をよく混ぜ合わす。
3.カシャッサを入れ、氷を加えて良く混ぜれば出来上がりです。
ブラジルではこのカイピリーニャの他にもカシャッサで作るカクテルがBatida(バチーダ)と呼ばれていて色々あります。
Batida de limaoはレモン・ジュースと砂糖とカシャッサカクテルで味はCaipirinhaと同じで、Batida de Coco(バチーダ・デ・コッコ)はココナッツ・ミルクとのカクテル。
Batida de Maracuja(バチーダ・デ・マラクジャ)はパッション・フルーツ・ジュースとのカクテルで、ダバオのスーパーでもパッションフルーツの濃縮ジュースが入手出来るので簡単に作れます。
他に変わったところでBatida de Amendoim(アメンドイン)「ピーナッツとのカクテル」。
これはちょっと説明を要するが、ピーナッツと砂糖と少量のカシャッサをミキサーに充分にかけ、クリーム状にしたあとカシャッサと氷を2~3個加えてもう一度ミキサーを回して完成です。
最後になりますが、紹介したトロピカル・カクテル「カイピリーニャ」はカシャッサを使って作るのが基本ですが、応用としてカシャッサの代わりに「ジン」、「ウオッカ」、「ホワイト・ラム」で作ることが出来、特にホワイト・ラムを使って作ったカクテルはブラジルでもポピュラーになっていて、「カイピリッシマ」(Caipiríssima)と呼ばれています。
<動画:カイピリーニャの作り方・ポrトガル語>